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発達障害ADHDタイプの子どもは要注意!!夏休みの関わり方で大きく変わる「落ち着きのない」子どもの未来

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いよいよ夏休み突入!あれもこれも…とイベントを計画するその前に知って欲しい!注意欠陥多動性障害(ADHD)タイプで「すぐ怒る!切れる!癇癪を起こす!」という状態が重なっているお子さんのための夏休みでの関わり方をお伝えします。
 

【目次】

 

1.夏休みのイベントを計画する前に知って欲しい!発達障害ADHDタイプの子どもの夏休みの過ごし方

 
 
みなさん、夏休みを「楽しく」過ごしていますか?
 
 
お出かけしたり、イベントに参加したり、おじいちゃんおばあちゃんに会いに行ったり…夏休みは他の長期休暇よりもたくさんのイベントを計画しやすい季節ですね。
 
 
だからこそ、ぜひ知っていただきたいのです。
 
 
お子さんの特性のタイプによって、遊びの計画の前に絶対にやっておかないといけないことがあるということを。
 
 
今回は、
・落ち着きのない子
・動き回る子
・楽しくなると周りが見えなくなる子
・お母さんの声かけが右から左〜と聞いていない子
 
これらの特徴に合わせて、「すぐ怒る!切れる!癇癪を起こす!」という状態が重なっているお子さんのための夏休みの過ごし方をお届けしたいと思います。
 
 
 
 

2.「すぐ怒る!切れる!癇癪を起こす!」は脳のSOS!?

 
 
・落ち着きがない
・動き回る
・楽しくなると周りが見えなくなる
・お母さんの声かけが右から左〜と聞いていない
 
 
この特性・特徴がグ〜っと強くなり、本人も周りもこのために「困る」という状態になると医学の診断がされる場合があります。
 
 
そう、注意欠陥多動性障害(ADHD)ですね。
 
 
ただし幼児期の場合、ADHDの最も弱いとされている脳機能の分野が、年齢的にどの子も未発達なのです。どこからどこまでがADHDで、どこまでは年齢的に幼いから起こっている、ということを見極めるのは非常に難しいです。
 
 
だからこそ、「まだ幼いから」「男の子だし」「小さいうちはみんなこんなもんでしょ」と、本人の困り感に気づくことが遅れやすいのです。
 
 
気づくことが遅れるとどうなるか?
 
 
触ってはダメだよ、と言ったそばからすぐ手が出る。
 
走ってはダメだよ、と言ったそばから駆け出す。
 
静かにしようね、と言ったそばから大声で騒ぎ出す…。
 
 
その結果、怒られる!!ということが重なり続けます。
 
 
このADHDタイプの子どもたちの辛いのは、お母さんだけでなく、もれなく、その場にいる大人全員に怒られる!ということ。
 
 
本人としては、悪気はないのです。でも、怒られる。
 
 
基本的にADHDタイプのお子さんはカラッとした明るい、人懐っこい性格のお子さんが多いです。その良さすら「ちっとも反省していない!」という風に捉えられがちで、さらに怒られる引き金になる…。
 
 
これでは八方塞がりですが、実際にこのスパイラルにはまっている、幼児期のADHDタイプのお子さんはとても多いのです。
 
 
そして、いつしか すぐキレる、すぐ怒る、すぐ泣き叫ぶ、すぐ癇癪を起こすという、情緒面の反応が出てきます。
 
 
冒頭に述べた「すぐ怒る!切れる!癇癪を起こす!」 という状態は、お子さんを叱り続けた結果の脳のSOSなのです。
 
 
 
 

 

3.発達障害ADHDタイプの子どもの癇癪・ぐずりを放っておいてはいけない理由とは?

 
 
子どもの癇癪・ぐずりを放っておいてはいけない理由とは?
 
 
どの発達タイプの子どもたちも、「癇癪・ぐずり」といった感情の爆発は、本人の脳からのSOSであることが多いのです。大きくなると「二次障害」という言葉で表現するほど、本人の成長に深刻な影響を与えるようになります。
 
 
なので、なるべく放って置かず、その子の理由に合わせた早めの対応が必要になることは共通しています。ですが、落ち着きがなく、やんちゃに見えるADHDタイプの子どもたちには、彼ら特有の「放っておいてはいけない理由」が存在します。
 
 

 

◆➀ワーキングメモリの弱さゆえに…

 
 
そもそも、なぜ、ADHDタイプの子どもたちが勝手気ままに動くように見えるのか?
 
 
それは、ADHDタイプの子どもたちが最も苦手な、ある脳の機能の弱さによるのです。
 
 
ワーキングメモリという言葉をご存知ですか?
 
 
聞いたこと、見たことを一旦頭の中にプールしておいて整理したり組み替えたりしながら考えるときに使う記憶の力です。
 
 
幼児期は、まだまだこのワーキングメモリの力は未熟で個人差が大きいです。
 
 
特に、普段から「落ち着きがない」「考えずに行動する」「言ってもすぐ忘れる」と言った様子が目立つADHDタイプの子どもたちは苦手であることが多いのです。
 
 
ADHDタイプの子どもたちは言葉への反応はとても素早く、それを行動に移すことも得意です。
 
 
ですから、好きなこと、得意なことへの集中力や取り掛かりの素早さは天下一品なはず。
 
 
だけれども、このワーキングメモリの弱さゆえ、人の話が断片的にしか入ってこない、という弱みを持っています。だから、自己流の行動になったり早とちりが生まれたりします。
 
 
じっくり聞く、じっくり見る、ということができないと、じっくり考えることはできないのです。
 
 
この「じっくり」注意を向ける力が育ってくるのが概ね年中〜小学校低学年くらい。
 
 
だから、幼稚園に入る年齢ぐらいだと、このADHDタイプの子どもの特性が目立っているというわけです。
 
 

 

◆➁「怒ること」との相性が最も悪いADHDタイプの子どもたち

 
 
そしてもう一つ辛いのが、ADHDタイプの子どもたちは「怒ること」との相性が最も悪い!ということ。
 
 
目立つし、やらかすし、怒られやすい特性を持っている割には、押さえつけられることで「どうせ僕なんて・・・。」と気持ちがくさりやすい。
 
 
繊細な心の持ち主が多いのです。
 
 
何度叱っても同じ行動を繰り返す。
 
 
余計に強く叱られる。
 
 
本人の中で対処しきれなくなったとき、イライラしたり、キレやすくなったり、ちょっとしたことで大泣きしたり、怒りながら泣きわめいたり…と言った感情の爆発が起こるのです。
 
 
もともと不安が強く情緒不安定なタイプに比べ、ADHDタイプの子どもたちが癇癪を起こし始めたときにはそれなりの負のスパイラルが積もった結果であることが多い。
 
 
これが、ADHDタイプの子どもたちの癇癪ぐずりを放っておいてはいけない理由です。
 
 
もしお母さんが、「うちの子、大丈夫かしら??」と思われたのなら、それはチャンスです!
 
 
ADHDかどうか?が大事なのではなく、同じような特性で怒られる体験が積もっていないかな?
 
 
本人のために今、何か行動を起こさないといけないのかもしれない!とお母さんが気づくことからお子さんに合わせた発達サポートが始まります!
 
 
 
 

4.夏休みは発達障害ADHDタイプの子どもの脳を発達させるチャンス!

 
 
夏休み、あなたのお子さんは何か楽しみにしているイベントや遊びの計画がありますか?
 
 
虫取りに行きたい!海に行きたい!釣りに行きたい!火をおこしてみたい!仮面ライダーショーに行く!!
 
 
もしもそんな好奇心旺盛な様子が見られたら是非それを、脳を発達させるチャンスに変えて欲しいのです。
 
 
一般的に、ADHDタイプの子どもたちは、言葉よりも先に行動の発達が先導することが多いです。うまく説明できないけれど、やらせてみると意外とできちゃう!ということが多いのでは?
 
 
このタイプの子どもたちは、自分が行動したことなら言葉で説明できる、と言う脳の発達の仕方をします。
 
 
反対に、「よく考えてごらん」といくら考えさせても、自分のやったことのないことは、うまく説明することが難しい。
 
 
人は考えるとき、心の中の言葉(内言と言います)を使って考えます。
 
 
だからこそ、本人がしっかりと使える言葉を内側に増やしてあげることが発達上とても大事になります。
 
 
ADHDタイプの子たちは経験してなんぼ!
 
 
だからこそ、お盆休みなど、大人もいつもよりも長くお休みが取れ、家族で普段と違う体験を計画しやすい夏休みは ADHDタイプの子どもたちを発達させるのに絶好のチャンスなのです!
 
 
 
 

5.「内言」が育つコミュニケーションの極意とは!?

 
 
心の中にたくさんの言葉を育てることにはもう一つ大きなメリットがあります。
 
 
やりたい!知りたい!見たい!触りたい!と言う衝動性を、今はダメだよ!と手綱を引く役割が心の言葉(内言)にはあるのです。
 
 
内言が育ってきた子どもたちは思いのままに動くのではなく少しずつ、少しずつ、自分の行動にブレーキをかけられるようになります。
 
 
その、内言が育つためにはお母さんや身近な大人とのコミュニケーションが重要な役割を担っていきます。
 
 
では、どんなコミュニケーションを心がけるとよりお子さんの中に心の言葉(内言)が蓄積されていくのか?
 
 
最も大切なコミュニケーションの極意…
 
 
それは、褒めっぱなしにすること!
 
 
人の記憶というのはとても曖昧なもので、最後に入ってきた情報以外は意外と覚えていない…ということがよく起こります。
 
 
これは「親近性効果」と呼ばれる記憶のメカニズムによるものです。ポジティブなことほど脳の奥の方の高次な処理をする場所まで情報が届き、よりその子の頭の中に残ります。
 
 
そして、ポジティブがじわ〜っと脳の奥に届いた状態で会話を終了してあげることが記憶の定着に最も大切になります。
 
 
ここで問題になってくるのが、褒めたそばから叱られるようなことをやらかす!!という彼らの特性。
 
 
ここをいかに、ポジティブな声かけで切り抜けられるか?が勝負所になります。
 
 
そのときだけ「頑張って」褒めよう!と思っても、お母さんの普段のコミュニケーションで叱ることが当たり前になっている状態だと、また元のコミュニケーションに戻ってしまう。
 
 
せっかく子どものためにいろんなイベントの計画を立て、今年こそ家族で楽しもうと期待を込めて計画しても、そのときだけ頑張って褒めようとしても、日常のコミュニケーションがネガティブなスパイラルのまま夏休みを迎えてしまうと、結局今年も怒鳴って終わり!
 
 
私の苦労はなんだったの!?という切ない夏の思い出に終わってしまいます。
 
 
心の言葉である内言が育つことで、子どもは徐々に自分の行動にブレーキをかけ、その場に適切な行動を取る事ができるように発達していきます。
 
 
でも、そのためには、そもそものコミュニケーションがポジティブに整っていること、が必須条件になるのです。
 
 
 
 

 

6.「先手必勝ポジ作戦」で子どもの成長を叶える夏に!

 
 
そこでひとまず、今すぐ使える魔法のテクニックを一つお母さんにお渡ししておきます。
 
 
それは、「先手必勝ポジ作戦」です。
 
 
子どもが動き始める前に、お母さんからポジティブな一言を繰り出す!
 
 
例えば
 
 
「おはよう!自分で起きられたね!」
 
「おはよう!今日も大好きだよ!」
 
「おはよう!(ハグハグ)」
 
 
本人にとって嬉しいな〜っと、じわーっと伝わる言葉ならなんでもOKです。
 
 
とにかく、朝お子さんが起きてきたら、お母さんからの先手必勝ポジ作戦!を繰り出して、一日をポジティブにスタートしてあげてください!
 
 
なんどもお伝えしている通り、ADHDタイプの子どもたちは他のタイプに比べて叱られる経験が何倍にも増えやすいです。
 
 
その結果、自信をなくしたり、自暴自棄になったり、感情のコントロールが難しくなったりいつもイライラしていたり…。といった状態が比較的低年齢のうちに現れてきます。
 
 
もともとカラッとした明るい性格だった「落ち着きのない子」がイライラと感情を爆発させ始めたら、それはイコール「二次障害」だと捉えてあげてもいいくらいです。
 
 
そのサインを見逃さず、この夏を今度こそ子どもの成長を叶える夏にする!
 
 
今から備えてコミュニケーションを整えてほしい理由はここにあるのです。
 
 
 
 
執筆者:石澤かずこ
(発達科学コミュニケーショントレーナー)
 
 
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