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発達障害(ADHD)グレーゾーンの息子は運動音痴ではなかった?~「習いごと」でお母さんがイライラしないコツ~

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発達障害グレーゾーンでADHD傾向のある息子は運動が苦手だと思っていましたが、実はそうでもなかったようで…。事例から読み解く、「習いごと」でお母さんがイライラしないためのポイントとは?
 

【目次】

 

1.発達障害グレーゾーンの子が中学生でぶつかる「新たな壁」

 
 
みなさんのお子さんはどんな習いごとをしていますか?体を動かすもの、芸術センスを磨くもの、学力を向上させるもの…今はいろんな習いごとがありますよね。
 
 
そこで、今日は子どもの習いごとのトレンドをご紹介します!
 
 
【今、習っている習い事】
1位:水泳
2位:英語・英会話
3位:ピアノ
4位:書道
5位:学習塾・幼児教室
 
以下、体操教室、サッカー、そろばんなどが続きます。
 
 
年齢帯別に見ると、就学前・低学年・高学年全ての年齢帯で1位は「水泳」、2位は「英語・英会話」。年齢が上がっていくと 学習系の習いごとが増える、運動系の習いごとの種目が各種目へ多様化していく、などの傾向があるようです。
 
(参照:『ケイコとマナブ』2017年子どもの習い事アンケート 未就学児の母309人 小学校低学年の母309人 小学校高学年の母309人を対象に調査)
 
 
現代の子どもは忙しいので複数の習いごとに通っているお子さんも多いかもしれませんね。
 
 
実は、個別相談でお母さんのお話を伺っていると、発達障害グレーゾーンの子どもたちは「習いごと」が親子のコミュニケーションのネックになっている場合が多いのです。
 
 
「もっと上手くなって欲しい!」
「ちゃんと練習してほしい」
「塾の宿題をしっかりやって欲しい」
 
 
こんなお母さんの想いにお子さんが上手く応えられないと、お母さんのイライラは募る一方ですよね?
 
 
もともとは「何か1つでも得意なことを見つけて欲しい!」そんな思いで始めたであろう習いごとですが…気がつけば親子の言い合いや、子どもの自信喪失の原因になってしまっている場合があるのですね。
 
 
特に発達障害で凸凹のあるお子さんの場合、すべてを要領よくこなすことができるとは限りません。それを指摘されたり、叱られたり、そんな状態が続くと自信を失ってしまうのです。
 
 
だからこそ!お母さんがお子さんの特性を理解した上で、自信を持たせる声かけをしてあげるとか、お子さんに合った習い事を選んであげるなど、自信を失わないようにすることがポイントになります。
 
 
 
 

2.ADHDグレーゾーンの息子を「運動音痴」だと思っていた幼少期

 
 
かくいう我が家も、習い事を巡るトラブルは幼少の頃から尽きませんでした…子どものどんな特性によってどんなトラブルが勃発したのか?運動系の習い事の得意・不得意について、発達の特性と照らし合わせて解説していきたいと思います。
 
 
私は小さい頃から運動が大好きでした。ですので、習いごとやクラブ活動も運動系ばかり選んでいました。そして、子どもが生まれると自分と同じように、子どもにも運動をたくさんしてほしいと期待するようになったのです。
 
 
でも…発達障害グレーゾーン(注意欠陥多動性障害・ADHD傾向)の我が家の息子は、幼少のころから運動が得意ではない様子。
 
 
漠然と「この子は運動が苦手なんだな」と感じたできごとがあります。それは保育園の帰り道にお友達と走っているときのこと。
 
 
お友達が走った経路をそのまま追いかけて走ったのですが、お友達は障害物もスイスイとクリアしていくのに対し、後を追いかけている息子は電柱にぶつかり、穴にハマり、転んでおでこにタンコブを作る始末…
 
 
年長から始めたサッカーもなかなか上達せず、小学校2年生の試合でピッチに立たせてもらったときもいきなり自陣に向かって攻めていくという失態(笑)
 
 
体育のマット運動では手足を同時に動かす技が苦手でおかしな動きをしていたのを覚えています。「ええーっ!」「なんでやねん!」というできごとが度々起こっていて、「これは、きっと運動音痴なんだな…」そう漠然と思っていました。
 
 
そして、ついつい「もうちょっと頑張れないの?」なんて、昔の自分と比較して子どもに喝を入れることもありました。
 
 
ところが、小学校高学年になると様子が少しずつ変わっていきました。陸上競技会で良い記録が出せたり、サッカー練習を中学生とやっても中学生が驚くくらい走るのが速い、という良さがちらほら見え隠れしました。
 
 
「おや?おや?この子は運動神経が悪いのではなかったのか?」こんな疑問が私の中に生じました。
 
 
 
 

3.実は運動が得意だった?!苦手の影に身を潜めていた我が子の身体能力

 
 
息子はグレーゾーンでADHDの不注意傾向が強いので、今思えば電柱にぶつかっていたのも、穴にはまっていたのも不注意傾向によるものだったんだな、と理解できます。
 
 
マット運動で手足を同時に使うのが苦手だったのは、同時に複数のことを処理するのが苦手、という特性が出ていたのだと思います。
 
 
そんな「苦手」の影に身を潜めていたのが「身体能力の高さ」だったのです!
 
 
それを知らなかった私は、ついできていないことにばかり注目してしまい「なんでできないの?」「もっと頑張りなさい」マイナスな声かけをしてしまっていました。
 
 
そしてそれは「この子は運動が苦手」という思い込みに繋がり、私は運動に関して息子を褒めることができない母親になっていました。
 
 
息子が、陸上が得意だと気づいてくれたのは小学校の担任の先生でした。サッカーで走るのが速いのはメリットだと言って褒めて頑張らせてくれたのはコーチでした。
 
 
発達障害の特性がある子どもはできること、できないことの凸凹が大きいので、運動ひとつをとっても親が求めるレベルに達していないこともあるかもしれません。
 
 
それでも、一括りで「運動」と捉えるのではなく、その中にある得意・苦手をしっかり見極めて得意に注目した声かけをできるようになると、子どものやる気・自信はグーンと伸びるはずなのです。
 
 
せっかく始めた運動や習いごとで、親子の喧嘩が増えるのは残念すぎませんか?なかなかうまくできないお子さんにイライラしてしまっているお母さんも、少し視点を変えるとお子さんの褒めポイントが一気に増えます。
 
 
ぜひ得意なところを見極めて、できていることに注目するようにしてみてくださいね!
 
 
 
 
執筆者:清水畑亜希子
(発達科学コミュニケーショントレーナー)
 
 
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