グレーゾーン コミュニケーション

2学期開始。発達障害・グレーゾーンの子どもが不登校でも引きこもりにならないために。引きこもり対策は、ズバリ家族の笑顔と理解と行動力でいろんな可能性を広げよう!~小学生編~

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お子さんが発達障害・グレーゾーンならなおさら心配は募るばかり・・・わが子が不登校になってしまった!「このまま引きこもりになってしまったらどうしよう」と焦って苦しんでいませんか?大丈夫です、引きこもり対策は意外と簡単です!
 

【目次】

1.発達障害・グレーゾーンの子は引きこもりになりやすい?
2.不登校と引きこもりってどう違うの?
3.~引きこもり対策には~家族が一番の味方!どんな形でも将来につながるように家族が率先して協力隊になりましょう
①不登校を認める~家族のマインドチェンジ~
②休息させる
③家族のコミュニケーションを見直して家族のサポート機能をアップする
④自信がもどってきてなんらかの社会的な場に参加することを支援する

 

1.発達障害・グレーゾーンの子は引きこもりになりやすい?

 
 
2学期が始まり、行き渋りや不登校の心配が募るおうちも少なくありません。「このまま引きこもりになったら心配…」と思われている方もいらっしゃることでしょう。
 
 
日本では8050問題と言われているものがあります。引きこもりが長期化して年々増え続け、年金暮らしの親世代(80代)にパラサイトしている中年世代(50代)が一定数いることが昨今のニュースをにぎわせています。
 
 
実はその中に学齢期に適切な支援を得られなかった発達障害・グレーゾーンの人が多くいるということが明らかになっています。
 
 
特に自閉症スペクトラムの、比較的障害の程度が軽く一見障害があるように見えない群の人の中に、家族も本人も気が付かずに不登校から引きこもりになるケースが多いようです。
 
 
また学校には叱咤されてなんとか行っていても、その後の社会での挫折から引きこもりに至るケースも多いです。
 
 
いずれにせよ、引きこもりに至るまでに家族は叱り続け、互いに疲労困憊し、結局親子のコミュニケ―ションが悪循環となっていることが多いのです。
 
 
そのため引きこもりとなってからは、会話をすることも困難になっていたり、改善する見込みがもてないまま何十年も経過してしまいます。
 
 
自閉症スペクトラムは
 
 
・対人関係が苦手
・マイペース
・切り替えが苦手
・新しい環境が苦手
・感覚が敏感
 
 
などの特徴から学校との相性があまり良くないことがあり、さらに自分の世界に入ってしまいやすいので、なおのこと引きこもりになりやすい特徴があります。
 
 
つまり中年期を過ぎた現在まで引きこもってしまっている方たちの中で、小学校時代に行き渋ったり、不登校だった場合には、そのサインを見逃されずに、適切なサポートが得られていたら、ここまで多くの方が引きこもらずにすんだのかもしれません。
 
 
 
 

2.不登校と引きこもりってどう違うの?

 
 
よく「不登校・引きこもり相談」と一緒に語られて支援対象となっていることがありますが、各々のケースによって似ているものもあれば全く質の違うものもあります。
 
 
「引きこもり」は「仕事や学校に行かず、かつ家族以外の人との交流をほとんどせずに、6か月以上続けて自宅に引きこもっている状態」で、不登校+家族以外との交流がないままに長い期間自宅にいるという状態を指します。
 
 
不登校になると、自信を失ってしまう子どももおり、公園やコンビニに出かけるのも避けたいと感じる子どももいます。
 
 
一方で、不登校でも放課後は外で楽しそうに遊んでいて、一見悩んでいる様子が見られない子どももいます。
 
 
発達障害・グレーゾーンの子は、多かれ少なかれ集団が苦手な特徴があるので、周りの対応次第では、不登校から一気に引きこもりの階段を上ってしまうことは容易に想像できますね。
 
 
すなわち、何かしらの形で社会とつながれているかどうかは、「不登校でも引きこもりにならない」ことがポイントですよね。
 
 
 
 

3.~引きこもり対策には~家族が一番の味方!どんな形でも将来につながるように家族が率先して協力隊になりましょう

 
 
家族になった子どもはどんな個性をもっていても、自分の大切な子ども。
 
 
人生の中で思いがけないことがあったり、はたまた不登校になったり引きこもりになったりしても、できればよい形で付き合っていきたいですよね。
 
 
小学生の不登校から引きこもりにならないためには、家族の協力が不可欠で、
 
 
①不登校を認める~家族のマインドチェンジ~
 
②休息させる
 
③家族のコミュニケーションを見直して家族のサポート機能をアップする
 
④自信がもどってきてなんらかの社会的な場に参加することを支援する
 
 
ことが必要になります。
 
 

◆①不登校を認める~家族のマインドチェンジ~

 
 
子どもが不登校になった時、多くの親後さんは「自分の子育てが失敗した」と自責的にとらえ、それを挽回しようと必死になり、力づくで学校に行かせようとするなどしがちです。
 
 
うちも我が家のパステルボーイが不登校になったとき、わたしは彼のパステルの特徴を少しは理解していたつもりでしたが、それでも動揺し、親として冷静さを保つのは難しく、なんとかしようとしたものです。
 
 
しかしこれでは子どもは疲労困憊しているのに、家族からもがみがみいわれ、さらに疲労困憊していく・・・という悪循環をたどってしまいます。
 
 
いろいろ感じる親の葛藤があるのは自然なことですが、がみがみ言ったところで不登校、まして引きこもりの道に至るのを解決することはできません。
 
 
不登校になった際に、早い段階でなるべく子どもの状態をしっかり把握し、学校との相性や負担感について理解できたご家族は、叱責しても無駄だということをすぐに理解されるでしょう。
 
 
「不登校でも仕方ないか」
「不登校に向き合うしかないか」
「不登校でもいいか!」
 
 
と切り替えることが解決の第一歩です。マインドチェンジに至るまでは決して簡単な道ではありません。
 
 
すぐに切り替えられなくても大丈夫。ママやパパもゆっくり時間をかけてサポーターになっていく準備をしてみましょう。
 
 

◆②休息させる

 
 
発達障害・グレーゾーンの子どもは、ただでさえ学校でも家でも苦手なことへのしつけや指導を受けていることが多く、不登校に至るまでに自信をなくしていることも少なくありません。
 
 
自信をなくしていないように見える子どもでも、学校の環境そのものと相性が悪い子どももいるため、学校にいるだけで負荷が高い子どももいます。
 
 
彼らを理解するためには不登校という形をとった選択を尊重し、その疲労や負担にまず寄り添うことです。
 
 
不登校の初期は、固まって動けない様子を見せる子ども、好きなことに没頭してさぼっているように見える子ども、パニックになって怒りっぽくなり荒れる子ども、いろいろな形がありますが、みな疲労感からのSOSです。
 
 
まずはゆっくり休ませてみましょう。好きなことをたくさんするでも良し、寝てみるでも良し、本人のストレス解消について本人と家族で話し合い、家族も納得のできる形を一緒に相談してみましょう。
 
 

◆③家族のコミュニケーションを見直して家族のサポート機能をアップする

 
 
「不登校を認め、休息しても良い」という状況を作ることは、一人の家族のみの協力よりも、家族の全員が協力できたほうが解決に結びつきやすいです。
 
 
家族間で関わりがばらばらになってしまうと、余裕のない状態の子どもはますます混乱してしまいます。また家族みなが協力してくれる環境は、子どもにとって安心できる心の基地になります。
 
 
それまでの家族関係がうまくいっていても、今一度子どもの個性を含めてありのままの子どもの状態について家族みなで理解してみましょう。
 
 
家族がサポートしてくれる存在だと子どもが認識すると、子ども自身が自分のことをたくさん語りだし、また家族からのなげかけにもきちんと答えるようになり、活動意欲が戻ってきます。
 
 
こうなってきたら、自信が回復してきている傾向だと判断できますね。
 
 

◆④自信がもどってきてなんらかの社会的な場に参加することを支援する

 
 
自信が回復し体力も戻ってきたら、自宅から一歩外の世界に繰り出すお手伝いをしていきましょう。
 
 
学校復帰が可能なら学校復帰で良いのですが、そもそも学校環境との相性がよくないなど学校が苦手な場合には、フリースクールでも、適応指導教室でも、個性に合った選択からで十分ですよね。
 
 
また段階的なほうがうまくいきそうなら、習い事でも、毎日の買いものでも、できそうなことから社会とのつながりを持てたら素敵ですよね。
 
 
小学生は脳もまだまだ柔軟なので、中学生以上と比べても、社会とつながるチャンスを持ちやすいと言われています。
 
 
得意な分野のつながりからで十分です。社会的な経験をつめるチャンスをものにするのに、ぜひご家族が一番の協力隊になってあげてください。
 
 
家族との良好なコミュニケーションが社会との懸け橋になること間違いなし!です。
 
 
 
 
執筆者:ちとせ あん
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)
 
 
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