年長になり幼稚園や保育園でなわとびを跳ぶ練習が始まるものの、お子さんが跳べないとお困りのことありませんか?まったく跳べなかった息子が楽しく遊びながら成功体験を重ねただけで、半年でなわとびチャンピオンになれた秘策をお伝えします。
【目次】
1.年長の息子がなわとびを跳べない
2.なわとびを跳ぶために必要なこと
◆子どもに適したなわとびの準備
◆なわとびを跳ぶために必要な力
3.息子がなわとびチャンピオンになれた秘策
◆短時間で楽しく遊びながら練習する
◆スモールステップでなわとびを跳ぶために必要な力を身につける
◆前回しとびに挑戦!成功体験を重ねる
1.年長の息子がなわとびを跳べない
現在小学1年生の息子は幼稚園年長のときに、園の課外教室の体操教室に入りました。
その体操教室は年中から入会でき、秋から冬にかけてなわとびを練習します。
そのため息子が入会したときにはすでにほとんどの子がなわとびの前回しとびや後ろ回しとびができる状態でした。
息子は夏頃までは体操教室に楽しく通っていましたが、秋からのなわとび練習を目前に「なわとびが自分だけできないから、体操教室もやめたい」というようになりました。
私はなんとか、息子がなわとびを跳べるようにして、体操教室にも自信を持って通えるようにしたいと思うようになりました。
そこでなわとびを準備し、息子と公園に行き、早速練習してみることにしました。
少し練習すれば跳べるようになるだろうという私の考えは甘く、息子はなわを後ろから前に回すことさえ難しく、前回しとびも全くできるような状況ではありませんでした。
私はなわとびを跳べない息子をどうやって跳べるようにしたらいいか悩んでいました。
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2.なわとびを跳ぶために必要なこと
◆子どもに適したなわとびの準備
なわとびの長さは、両手でなわとびの持ち手を握り、両足でなわとびの中央を踏んだときに肘が90度に曲がる長さがベストです。
なわとびが長すぎたり短すぎると、跳ぶときに引っかかりやすくなるので、最初にお子さんに適した長さに調整することが大切です。
◆なわとびを跳ぶために必要な力
なわとびを跳ぶためには
・同じ場所でジャンプを続ける力
・なわを後ろから前に回す手首の使い方
・なわが足元にきたタイミングに合わせてジャンプする力
を身につけることが必要になります。
なわを上手に扱うことと、なわが足元にきたタイミングで真上に向かってジャンプすることの二つを同時に行うことは、初めてなわとびをする子どもにとっては至難の技です。
そのため、それぞれの力を楽しく遊びながらスモールステップで身につけていくことが大切です。
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3.息子がなわとびチャンピオンになれた秘策
◆短時間で楽しく遊びながら練習する
慣れるまでは短時間でいいので、公園に行ったついでなどに少しだけジャンプをしたり、なわとびに触れる時間を作れると良いですね。
我が家は、息子と相談し、登園前に公園で15分くらいなわとびを練習する時間を作りました。
まだ遊んでいる子どももいないため、息子と2人だけの貸切状態です。
なわとびの練習だけにこだわらず、息子の希望のかけっこや遊具などの遊びも取り入れながら、楽しく遊んだり練習していたので、次第に息子も毎日の登園前の公園遊びを楽しみにするようになりました。
◆スモールステップでなわとびを跳ぶために必要な力を身につける
最初から前回しとびの練習をすると、うまくできずにやる気をなくすことがあるかもしれません。
そのため最初は型にはこだわらずに、なわとびって楽しいと思える遊びから始めました。
そして、なわとびを跳ぶために必要な力を、下記の順番で一つずつスモールステップで身につけていきました。
①両足でジャンプ
②なわを回す
③タイミングに合わせてジャンプ
具体的には①の両足でジャンプができるようになるための遊びとして
・静止した大なわとびのなわを一緒にジャンプする
・おおなわとびの片方の持ち手を柱にくくり、もう片方の持ち手を私が握りながら地面に接触しているなわをゆらゆら揺らして「へびさんだよ〜よけられるかな〜」と、ジャンプしながらよける
・公園の地面にまるをいくつも書いて、けんけんぱや両足でジャンプをする
・自宅にあるトランポリンを跳ぶ
を行いました。
またぐときは両足がそろっていなくても、跳べただけでOK。
「上手に跳べたね」と笑顔で肯定し、息子の「できた!」の成功経験を作ります。
慣れてきたら、ちょっと難易度をあげて「両足でジャンプしよう」と伝え、それができたら「両足でジャンプできたね!」とさらに成功体験が記憶に残ります。
ときには息子が「へびさんやるからママが跳んでね〜」となわとびをゆらゆらさせてくれたので、親子の楽しいなわとび遊びの時間になりました。
自宅のトランポリンでは「何回くらい跳べるかな?」と声をかけると、息子は何回跳べるかの記録にチャレンジしていました。
跳ぶたびに「すごいね!◯◯回跳べたね」と新記録をホワイトボードに書いていくと、それを更新するために何度も挑戦し、何百回も跳べるようにまでなりました。
そのような遊びを続けているうちに息子はすっかり両足でジャンプの力が身につきました。
そこで次に②のなわを回す練習をしました。
最初は半分に折りたたんだなわを右手と左手でそれぞれ1本ずつもち、後ろから前に回すことを繰り返し行ってもらいました。
単調な作業ではありますが、「お〜回せたね!」「いいね!」とグッジョブサインをすることで、息子も「回せた!」という成功体験になりました。
そして③のタイミングに合わせてジャンプでは、おおなわとびを使用しました。
片方の持ち手を柱にくくりつけ、もう片方の持ち手を私が握り、大きく回しました。
そのなわを息子が足元にきたタイミングで跳ぶという練習です。
なわの動きを目で追う必要があり、最初はタイミングを合わせることが難しいので、なわが足元に来る前に私が「跳んで」と声をかけるようにしていました。
息子は何度かやるうちに、段々と自分でタイミングを合わせて跳べるようになりました。
跳べたら「跳べたね!やったね!」と笑顔で肯定すると、息子も跳べたことを嬉しそうにしていました。
このように親子で楽しく遊びながら、一つずつチャレンジしていたので、気づいたときにはたくさんの「できた!」の経験が重なり、なわとびをするために必要な力も身についていました。
そして達成できるたびに喜びを共有していたので、息子も「なわとび楽しい!」と言うようになっていました。
◆前回しとびに挑戦!成功体験を重ねる
なわとびをするために必要な力を身につけたら、初めて前回しとびに挑戦です。
最初はなわを後ろから前に向かってゆっくりと回して足元で止め、なわが静止している状態でぴょんと跳んでもらいました。
息子との合言葉は「まわして〜ピョン!」です。
静止している状態で跳べたら「まわしてピョンができたね!」と2人で大喜び。
息子も自分だけの力で跳べたことが嬉しく、もっとやってみようという意欲につながりました。
掛け声をかけながら何度もトライするうちに、感覚を掴んだ息子は徐々に2回3回と跳べるようになりました。
最初は跳んでいるうちに前方に進みがちだったので「お空に向かってジャンプしようね」という声かけをすることで、次第に真上に跳ぶことができるようになりました。
そこからはなわの扱いやタイミングにも慣れてきているので、どんどん跳べるようになり
「10回とべたね」
「50回跳べたね」
「100回跳べたね」
と、どんどん新記録を更新するようになりました。
そしてなわとびを跳ぶ楽しさをすっかり覚えた息子は、毎日暇さえあればなわとびを跳ぶようになり、体操教室でも意欲的になわとびを練習するようになりました。
さらに、なわとびを通して小さな「できた!」の成功体験をたくさん重ね自信をつけた息子は、前回しとびだけでなく、後ろ回しとびやあやとび、交差とびなど様々な技に挑戦するようになりました。
それぞれの技に挑戦し、それができるようになるたびに息子の成功体験が上書きされていきました。
なわとびをはじめて半年後…体操教室で行われたなわとび大会では、4種目中2種目でなわとびチャンピオンにも輝き、表彰状をいただくことができました。
息子は自分の努力で手にした賞状を何度も何度も見つめて、喜びをかみしめていました。
最初は全く跳べなくてもコツコツ練習すれば必ずできるようになるという経験は、これから先の息子が困難にぶつかったときの大きな財産になると信じています。
もしお子さんがなわとびを跳べないでお困りなら、息子が大変身できた秘策をぜひ試してみてくださいね。
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♡小冊子のご感想
初級・中級・上級と分かれているだけでなく、基礎と発展バージョンもあり、色々な問題があって面白かったです。難しい問題もありましたが、ヒントを出しながら進めることで、子どもが嫌がることなくトレーニングできました。簡単な問題は、タイムレースで競いながらやると盛り上がりました!気軽にトレーニングできるのでオススメです!
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執筆者:菅野美香
(発達科学コミュニケーショントレーナー)
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