年に数回ある小学校の個人面談。発達凸凹キッズを育てていると、どうしても困り事の相談ばかりになりがちです。でもそれではもったいない!個人面談で絶対話してほしいこと、聞いてほしいことがあるのです!
【目次】
1.小学校の個人面談で困り事の相談ばかりしていた私
2.なぜ失敗したのか?
3.事前に準備しておくこと
4.個人面談で絶対話してほしいこと、聞いてほしいこと
◆話してほしいこと「ポジティブなエピソード」
◆聞いてほしいこと「先生から褒めネタをもらう」
1.小学校の個人面談で困り事の相談ばかりしていた私
早いもので1学期も後半に差しかかりました。
学校によっては個人面談が行われる地域もあるではないでしょうか。
我が家の子どもたちが通う小学校では、毎年7月に個人面談が行われます。
個人面談でどのような話をされていますか?
発達凸凹キッズを育てていると、どうしても困り事の話ばかりしてしまうのではないかと思います。
以前の私がそうでした。
ですが、ちょっとまって!
困り事の話だけをしていると、逆に
「○○くんは発達障害・グレーゾーンの子だ」
「○○くんは怒りっぽい」
といったネガティブなイメージだけを先生に植え付けることになってしまったのです。
これは大きな失敗でした…。
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2.なぜ失敗したのか?
なぜ、困り事を相談したらネガティブイメージを植え付けることになってしまったのか?
理由は、面談の中での「否定的な注目」と「肯定的な注目」のバランスです。
発達科学コミュニケーションでは、日々のコミュニケーションが、
肯定的な注目>否定的な注目
になることを目標にしています。
一方で、私が個人面談で話していたのは、相談事や困っていることばかりで、
否定的な注目>肯定的な注目
というバランスになってしまっていたのです。
しかも、肯定的注目はゼロ…
このことから、
「○○くんは発達障害・グレーゾーンの子だ」
「○○くんは怒りっぽい」
といったネガティブなイメージを持たせてしまったのです。
個人面談の場で、困り事を相談したり共有することはもちろん大事なのですが、肯定的な注目、つまりポジティブな話もしてみませんか?
学校からお叱りの電話があったときや、呼び出されて行ったときに、ポジティブな話をすることは難しいです。
だからこそ、幅広い話ができる個人面談こそポジティブな話もして、よいイメージをもってもらうのに絶好の機会だと思うのです。
3.事前に準備しておくこと
個人懇談の時間は、だいたいが15分程度です。
この短い時間を雑談で終わらせないために、あらかじめ話したいことを列挙しておきましょう。
まずは困っていることや相談したいことをピックアップします。
この中で、優先度が高いもの1つに絞ります。たくさんある場合は、別途別の機会も作りましょう。
次に、ポジティブな話を2つほどピックアップします。
先生に関すること、子どもに関することが最低1つずつあるといいですね。例えば、
・子どもが先生から言われて嬉しかったと言っていた話、先生への感謝などポジティブエピソードなど
・子どもの家庭での様子(好きなこと、頑張っていること、長所など)
です。
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4.個人面談で話してほしいこと、聞いてほしいこと
◆話してほしいこと「ポジティブなエピソード」
先ほどもお話しましたとおり、発達科学コミュニケーションでは日々のコミュニケーションが、
肯定的な注目>否定的な注目
になることを目標にしています。
先生との個人面談も同じだと思うのです。
私は面談での話が、
ネガティブな話:ポジティブな話=1:2~3
くらいの割合になるよう意識しています。
たとえ困り事があっても、先生には子どもの味方でいてほしいですよね。
そのためには、先生の子どもに対するイメージがポジティブになるように、前項でピックアップしたポジティブエピソードを話しましょう!
◆聞いてほしいこと「先生から褒めのネタをもらう」
次に余裕があれば先生から子どもの褒めのネタをもらいましょう。
こちらから聞かなくても、先生から子どもの褒めネタを話してくれる方もいらっしゃると思います。
昨年の娘の担任がそうでした。
一方で、特に話してくれない先生もいます。息子の担任がこのパターンでした。
その場合は、私から先生に聞いちゃいます。
「うちの子が今学校で頑張っていることや、できるようになったことは何かありますか?」
初め、息子の担任の先生にこの質問をしたとき「え??」と驚いた表情をして「うーん」と考えてしまわれました(笑)。
それでもちょっと考えて「あ。そういえばこの前…」という感じで、息子の褒めエピソードを聞かせてくれました。
ポイントは、「このお母さんはこういう質問をしてくる人だ」と思わせることです。
これにより、先生が子どものことを「良いところはないかな?」という肯定的な視点で見て、日頃から褒めネタを探してくれるのではないかと思うのです。
そして、帰宅後、先生から聞いた褒めネタを子どもに伝えます。
「先生が○○くんのことを△△といって褒めてたよ!」と伝えると、子どももニッコリ。
これで自己肯定感UPにもなります!
とはいえ、短い時間ですし、話の流れから用意したことすべてを伝えきることは難しいこともあるでしょう。
初めはスモールステップでOKです。
ネガティブばかりになっていないか?
1つでもポジティブを伝えられたか?
褒めネタをゲットできたか?
など、どれか一つを意識してみることから始めるとよいですよ!
個人面談は任意という学校もあるかと思います。
ですが、せっかくの機会なので、相談事がない場合も出席してみませんか?
先生にポジティブエピソードを伝えて、子どもの褒めのネタをもらいに行きましょう!
発達障害・グレーゾーンの子育てに困っているお母さんをサポートしています!
執筆者:おぐらまりこ
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)