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「発達障害グレーゾーン=困り感が少ない」ではありません!幼児期の発達でこぼこの理解が難しい理由と、その子の良さを伸ばす視点をマルッと解説!

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発達障害グレーゾーンのお子さんは、特性が目立ちにくいため、困り感を理解してもらいにくい傾向があります。特に、環境の影響を受けやすい幼児期の発達でこぼこの理解はより難しくなります。その理由を解説するとともに、適切な対応についてお伝えします!
 

【目次】

 

1.発達障害グレーゾーンの幼児の特性を理解するのが難しい理由とは?

 
 
今回は、なぜ、発達障害グレーゾーン、とりわけ幼児期の発達でこぼこの理解が難しいか、その理由についてお話ししたいと思います。
 
 
私は大きく分けて、2つの理由があると考えています。
 
 
一つは、発達障害の研究が「専門家」によってされてきた歴史的背景があること。
 
 
もう一つは、幼児期の発達は環境要因の影響が他の時期に比べ大きいという特性を持っていること。
 
 
ひとつずつ解説していきますね。
 
 
これだけ、発達障害の認知度が上がってきていると、「うちの子、もしかして…」と多くのママが感じたことが あるのではないでしょうか?
 
 
落ち着きがなかったら注意欠陥多動性障害(ADHD)
 
 
お友達の気持ちがわからないから自閉症スペクトラム(ASD)
 
 
話しかけても聞いていないことがあるし、ADHDの「不注意」に当てはまるんじゃないかしら?
 
 
こだわりもあるし、偏食もあるし… これってASDなのかしら??
 
 
心配になり、症状を検索すると無限かと思うくらいの 発達障害の特性が書かれたサイトが見つかります。
 
 
でも、もし、あなたが一度でも検索したことがあるとすると、こんなことも同時にお感じなったことがあるのではないですか?
 
 
ADHDのこの部分は当てはまる気はするけど、そんなに多動じゃないしな…
 
 
ぼんやりはしているけれど、好きな絵本には ものすごく集中するしな…
 
 
こだわりはあるけど、そこまでお友達関係は気にならないしな…
 
 
こんな風に、「部分的には当てはまるのだけど、全部じゃない。」ということがお母さんたちを混乱させています。
 
 
これは、発達障害グレーゾーンのお子さんを理解するのに実はとっても大切な感覚なのです。
 
 
ネット上に溢れているいわゆる「発達障害」の特徴は、生粋の「ザ・ADHD」とか「ザ・自閉」の特徴の解説がほとんどです。
 
 
これには、発達障害研究の歴史的な実施方法に要因があります。
 
 
研究者は、自分の専門分野に特化して研究を進めます。当然、ADHDの研究者は典型的なADHDの症例ばかりを研究します。
 
 
私も、大学時代にADHDの小学生のソーシャルスキルに関する研究に携わりましたが、そこで研究に協力してもらった子ども達は、全員「ザ・ADHD」の子ども達でした。
 
 
研究では、曖昧な要素をできるだけ取り除く必要が ありますから、これは仕方のないことですが、こうして、研究者たちが発見した発達障害の特徴がそのまま診断基準として医療の現場に降りてきています。
 
 
そして、私たちはその診断基準をもとに子どものことを理解しようとしてしまいます。
 
 
だから、微妙に、色々な特性が重なり合っている子や、そもそも、特性自体がそんなに濃くない子ども達グレー(パステル)ゾーンの子ども達をみたときに??? となってしまうのです。
 
 
現場の感覚では、「ザ・発達障害」の子ども達に比べ、 グレーゾーンの子ども達の方が圧倒的に多いと感じます。
 
 
すべての子どもたちの約10%近くが発達のグレーゾーンの特性を持っている、というのが発達業界の「当たり前」になりつつあります。
 
 
30人のクラスには、最低3人は発達グレーゾーンの 子がいてもおかしくないということです。
 
 
 
 

2.大切なのは診断名ではなく、お子さんの〇〇!早く気づいて子どもの良さを伸ばしてあげましょう!

 
 
ここで難しいのが、特性が薄いお子さんも 本人の困り感が薄いか?というと「そうでもない!」というところ。
 
 
幼児の場合は、本人が困っている場合もあれば、お母さんが困っている場合もとてもたくさんあります。
 
 
でも、発達障害ではないとすると…
 
 
やっぱりこの子の努力不足?
 
やっぱり母である私の育て方?
 
間違った方向で親子が責められることになってしまいます。
 
 
私は、特性のうっすらとしたグレー(パステル)の子ほど、診断名にこだわらず、早く「特性」に 気づいてあげることが重要だと考えています。
 
 
理由は、上に書いたように、誤解により、本人や お母さんが傷つくことに繋がってしまいやすいから。
 
 
そして、冒頭に書いた「幼児期ゆえ」の問題である環境要因で、子どもの発達自体が大きく左右されてしまうということが背景に強く絡むからです。
 
 
一つ、誤解を恐れずお話しすると、幼児期はお母さんや周囲の関わり方一つで発達障害を発症させることも 発症させずに済ませることもできるのです。
 
 
そのくらい、環境要因(=コミュニケーション) が大きいのが幼児期の発達です。
 
 
適切な関わり方の最初の一歩は、「発達障害」があるかないかではなく、お子さんには「理解してあげるべき特性」があるかないか、を知っていることです。
 
 
早く見つけてあげて、早く理解してあげて、その子らしさをしっかりと伸ばしてあげてほしいと思います。
 
 
 
 
執筆者:石澤かずこ
(発達科学コミュニケーショントレーナー)
 
 
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