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注意欠陥多動性障害・ADHDで勉強が嫌いになってしまった子が、学び直せる高校選び

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小中学校の学習内容を高校で、「学び直し」できるエンカレッジスクールをご存じですか?注意欠陥多動性障害・ADHDの子どもは不注意から怒られることが多く、勉強が嫌いになりがち。「ちょっと頑張ればできる」体験で自信を回復できる高校を紹介します!
 

【目次】

 

1.注意欠陥多動性障害・ADHDで勉強嫌いになってしまった子の学び直し

 
 
注意欠陥多動性障害・ADHDで集中力が発達していないお子さんにとって、勉強や授業って辛いですよね。
 
 
学校生活には、話の聞き逃しや忘れ物など不注意から自信を失う機会が沢山あります。そのせいで、すっかり勉強嫌いになってしまった子もいることでしょう。
 
 
今回は、そんな「集中力のない子」にも対応してくれる学びの場をご紹介します。
 
 
東京都教育委員会のサイトを見ると、都立高校には様々なタイプがあります。
 
 
その中でも、エンカレッジスクール「小・中学校で十分能力を発揮できなかった生徒のやる気を育て、頑張りを励まし、応援する学校」として、学び直せる学校です。
 
 
学び直し」とは、不登校で学校に行けなかった、学校に行っていたけど勉強が苦手でついていけなかった…
 
 
そんなお子さんたちのために、高校の授業の中で小中学校の内容を教え直してくれる制度です。
 
 
もちろん全ての学校で対応している訳ではないですが、通信制高校や一部の全日制・定時制高校で「学び直し」に取り組んでいる学校があります。
 
 
過日、説明会に潜入した時に実際のプリントを見せてもらってきました。
 
 
小学生で習う、分数の四則演算や基礎的な計算問題でした。そんな内容からもう一度教えてくれるというのですから学習面の不安が少し和らぎませんか?
 
 
高校生なのに小学校の内容から学び直すなんて心配!というお母さんもいるかもしれません。でも、こんなふうに考えたらどうでしょうか?
 
 
勉強も学校も大嫌いで何も手をつけられていなくていつの間にか勉強もわからなくなって親としてどうフォローをしていいかわからない…
 
 
という状態のところに、もう一回チャレンジするチャンスがやってくるのです。超ラッキー!
 
 

 
 

2.自信とやる気を取り戻し、良さが輝く進路選びのために

 
 
学校に行けない子、勉強が苦手な子、そんな子たちに自信が必要なことは、しつこく何度もお伝えしています。
 
 
その「自信」を取り戻すのにこの学び直しの制度はもってこいだと思うのです!
 
 
発達パステルの子たちに「次は、何をできるようにしてあげようかな」とプランを練るとき、一番大事なのは「できそうなこと」を「少しずつ」クリアさせていくことです。
 
 
あとちょっとだけ頑張ったらできそうなこと、もしくは過去にできていてこれなら頑張れる、と思えること…
 
 
それらを、スモールステップでクリアしていくことで、自信がつき行動力が上がり発達が加速するのです。
 
 
「学び直し」でうまく自信を取り戻してもっと頑張りたい!と思えば、通信制高校でも進学コースや1年単位でコース変更が可能な学校もあります。
 
 
本人のやる気が取り戻せたらいろんな可能性が広がってきますよね。
 
 
子どものやる気・自信が伸ばせる環境は探せばきっとあります。
 
 
ちなみに通信制高校では、多くの学校がテスト・レポート・スクーリングの3つで成績をつけることが多いようです。
 
 
私はレポートと聞いた瞬間、「うちの息子は文章を書くのが苦手だから」と思い不安になりましたが、聞いてみればレポートの形式も学校によって様々。
 
 
学び直しでやった内容をしっかり解いて提出する、そんなスタイルを採用している学校もあります。
 
 
聞かずに不安になるのではなく、どんどん学校説明会に足を運んでみることをオススメします。
 
 
お子さんとお母さんが足を運んで仕入れてきた情報や感じた印象を大切にして、お子さんの良さが輝く進路選びをしてほしいと思います。
 
 

 
 

3.子どものできるレベルを見極めれば、自信とやる気が、成長を加速させる

 
 
私がお邪魔してきた都立足立東高校には、こんな特色がありました。
 
 
●30分授業
●生徒の力に応じた習熟度別クラス
●少人数クラスでの授業
 
 
特に私は30分授業に心惹かれました。注意欠陥多動性障害・ADHDで集中力のない子にとっては60分の授業は少し長いこともあります。
 
 
注意力が続く時間でしっかり学んで、休憩もしっかりする方が向いているかもしれません。
 
 
正直言うと私も昔は、勉強時間は長い方がいいと思っていましたし、できないならできるまでやればいいというスパルタ思考でした。
 
 
ですので、勉強の苦手がある我が息子にも、努力と気合いでやらせようとしていました。
 
 
でもそれは親子のバトルを悪化させるだけで、勉強が得意になる方法ではありませんでした。
 
 
その子に合ったレベルと時間でOK!と割り切ってガミガミ言うのをやめて見守ると、子どもたちは自分のできるペースで子どもなりに頑張ってやり始めるのです。
 
 
発達障害、特に注意欠陥多動性障害・ADHDの「集中力」の課題は、やる気や根性で変えられるものではありません。生まれ持った脳の特性です。
 
 
その特性によって自信を失わせるのではなく、できるレベルを見極めて「俺、頑張ってる!」と子どもが思えるかどうかを大切にしてほしいと思います。
 
 
学ぶ時間が伸びても頑張れるようになる
宿題の量が増えてもトライするようになる
授業中1/3しか聞けなかった話を2/3は聞けるようになる
 
 
など、子どもたちは自信がつけば、様々な「成長」を見せるようになります。
 
 
我が家の息子も中1、中2は1日10分しか勉強していませんでした。
 
 
それでも否定せず、10分勉強したことを肯定していれば、勉強嫌いにはなりません。そのうち子どもの「やる気スイッチ」が入り動き出します。
 
 
中3になってやる気スイッチが入った我が家の息子は、突然、社会の単元テストを頑張るようになりました。
 
 
今までは単元テストの存在すらなかったことにされていました。
 
 
今では毎回20点満点の単元テストで18点や19点を取るようになり、「あー、あとちょっとだったのに」とまで言うようになったのです!
 
 
何が何でもたくさんやらせる、というお子さんに合わないスタイルは手放して、お子さんにとっての「ちょっと頑張ればできる」を発見できるママになりましょう。
 
 
発達凸凹の子たちの成長を加速させるためにはお母さんが、目標設定を見誤らないことが大切です!
 
 
だから、学校選びでも毎日の生活のことでも、お子さんに合うやり方は何かな…という考え方をぜひ大事にしていただきたいと思います!
 
 

 
 
執筆者:清水畑亜希子
(発達科学コミュニケーショントレーナー)
 
 
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