グレーゾーン 対応

発達障害・グレーゾーンの子どもの食卓問題は、しつけより楽しさ重視で解決!!その秘策は、スマホで〇〇でした。

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発達障害の子どもに見られる、「ご飯のとき、座って食べない」「手で食べちゃう」、などの食卓での問題行動に悩んでいませんか?改善させるために怒ってばかりのしつけになってしまっている方に、親も子どもも楽しんでとりくめる秘策をお伝えします。
 

【目次】

 

1.発達障害・グレーゾーンの我が子。どうしてちゃんとご飯が食べられないの?

 
 
発達障害・グレーゾーンの子どもと一緒に過ごしていると、日常生活の中にさまざまな気になる行動がありますよね。
 
 
その中でも、食事どきの悩みって、悩み事の上位に入るほど、悩んでいる方が多いことだと思います。
 
 
「ご飯の時に、全然座って食べてくれない」
「箸をうまく使えなくて、手で食べちゃったりする」
「食べてるうちに体がふにゃふにゃして、姿勢が悪い」
「食事のマナーがなってない」
 
 
発達凸凹があるお子さんでは、集中が続かない、気がそれやすい、こだわりがある、不器用などの特性のため、食事どきにうまく振る舞えないことが多いのです。
 
 
食事どきにうまく振る舞えないと、家族以外の人たちとの会食や外食などの楽しい機会も、親御さんにとっては拷問のような時間になってしまいますし、園や学校での給食も心配になってしまうもの。
 
 
なんとかして、ご飯をちゃんと食べさせたいと、食事の時間にガミガミ怒ってばかりになっていませんか?実は、その対応では、子どもの食卓問題を解決することはできないんです。
 
 
 
 

2.怒ってもどんよりするだけ…。発達障害の子どもの食卓での問題行動は、しつけではよくなりません!!

 
 
家族みんなで「いただきます」と始まった食事。数口食べては椅子を立って、テレビの前のソファに寝転がる。「ちゃんと座って食べなさい!!」と怒られる…。
 
 
仕方なくまた椅子に座り数口パクリ。そして今度は、むこうにあるおもちゃが気になって立って歩いてしまう…。そしてまた怒られる。
 
 
仕方なく座って食べていると、「箸の持ち方が悪い」、と言われる。箸でうまくつまめないご飯粒を手で取って食べたら、「手で食べない!!」と怒られる。
 
 
しまいには、本人もイライラしてしまい、食卓の雰囲気はどんより最悪…。
 
 
これは、ちょっと前までの我が家の食事風景です。みなさんのおうちでも、似たような状況になることがあるのではないでしょうか?
 
 
我が家は祖父母と同居しており大人が4人いるのですが、食事のたびに、いろんな大人から同じようなことを指摘される我が子。一緒に食べている私も、どんよりした食卓の雰囲気に耐えられなくなってしまいます。
 
 
この食卓での声かけについて、少し考えてみましょう。
 
 
ついつい使ってしまう、「ちゃんとしなさい」という言葉。発達障害を持つ子どもでは、この「ちゃんと」がよくわからないことが多いのです。
 
 
食卓ではどのように振る舞えば良いのかを、具体的に話してあげる必要があるんですね。あらかじめお子さんと話して、食事どきのルールをわかりやすく決めておくとよいですね。
 
 
また、気がそれやすい特性をお持ちのお子さんでは、食事中にテレビがついていたり、さっきまで遊んでいたおもちゃが目に入ってしまうと、食事に集中できなくなってしまいます。
 
 
テレビは消す、または布をかけて隠してしまう、おもちゃは見えないようにしまうか他の部屋に移動させる、などの対応を取ってあげるとよいですね。
 
 
そして、これが一番のポイント!ガミガミとネガティブなことを指摘する、いわゆる「しつけ」は、食事どきには持ち込まないようにしましょう。
 
 
できていないことばかりを指摘される「しつけ」は、発達障害の子どもには合わない方法です。
 
 
食事どきの子どもさんの行動には、できていないこと、気になることがたくさんあるとは思います。
 
 
しかし、よく思い返してみると、ご飯を美味しそうに食べる姿や、お茶が欲しいときに「お茶ください」って言えたなど、良い行動、ほめられる行動もいくつか見つかるのではないでしょうか?
 
 
それをしっかり見つけてあげて、言葉にしてほめてあげる。
 
 
そうすると、子どもの脳には、できた行動と、ほめられて嬉しいという気持ちがセットでインプットされ、それを繰り返すことでだんだん良い行動が定着していくのです。
 
 
 
 

3.食卓での良い行動をほめるために。スマホで〇〇を活用してみよう。

 
 
食卓での良い行動をほめるのが良いことがわかったら、あとはほめるだけ!!でも、ほめ慣れていない場合、うまくほめられないこともあると思います。
 
 
そこで、我が家でやっているスマホ活用術をお教えします。それは、子どもが良い行動をやっているときに、スマホで子どもの写真を撮ること。
 
 
うまく座って食べられていたら「おっ、その姿勢いいね〜、かっこいいよ」などと、プロのカメラマンのように声をかけながら写真を撮りましょう。だいたい子どもは乗ってきてくれます。
 
 
きょうだいがいる方は、それぞれの写真を撮りながら、「おっ、〇〇ちゃんいいね〜、あっ、△△くんもかっこいいよ〜」と声かけをすると、きょうだいで競い合って良い行動をしてくれます。
 
 
子どもは写真に撮られるのが好きなので、自発的にぴしっとしてくれます。もし、子どもさんがどうしたら良いかわからないときには、「〇〇くん、もっとこうしたらかっこいいよ〜」など、モデルさんに指示するみたいに声をかけてみましょう。
 
 
写真が撮れたら、食後に子どもと確認をします。お母さんが「こういう姿勢はよかったね」と言ってあげたり、子どもに「どういうところがよかったかな?」と意見を聞いてみたりと、親子のコミュニケーションにもなりますね。
 
 
逆に、良くない行動を写真に撮って子どもに見せて、悪いお手本にすることもできますが、こればかりやるのはオススメできません。
 
 
まずは、良い行動だけを写真に撮って、お子さんと楽しく振り返ることからやってみてください。
 
 
これをやった我が家では、きょうだい二人が競って良い行動をしては、「母ちゃん、お写真とって〜」と言ってくるようになり、食卓での問題行動も激減しました。
 
 
でも、毎日子どもの写真をスマホに保存していては、メモリもなくなってしまいますので、慣れてきてくれた最近では、「母ちゃんの心のカメラで撮らせてね」と言って、カシャカシャと言いながら心の中に保存しています(笑)。
 
 
 
 

4.スマホで〇〇は、ほめるだけじゃなくて子どもの自己肯定感アップにも効果的!!

 
 
このスマホで写真作戦は、食卓だけでなくいろんな場面に応用できます。
 
 
きょうだいが仲良く遊んでいる場面、良い姿勢で宿題をしている場面、お手伝いをしている場面など、その様子をスマホで撮影しましょう。
 
 
このような方法も、ほめのバリエーションのひとつになります。子どもが何かをやっているときの写真を撮ることで、活動の結果ではなく、活動そのものに注目し、ほめることができるという利点があります。
 
 
例えば、宿題をなかなか始めないときには、「あとで頑張ってるところ写真に撮りたいから、宿題始めたら教えてね」と声かけをすると、宿題にスムーズに取りかかれることもあります。
 
 
また、スマホは手軽に写真を撮れるツールですので、イベントや記念日だけでなく、普段のちょっとした場面の写真を思い出として残すことができます。
 
 
たまには、「ほめるために撮る」ということを少し忘れてみましょう。 例えばご飯を食べている場面、ゲームをしている場面、兄弟げんかをしている場面など、子どもが頑張っていない場面の写真も撮るのです。
 
 
特別な場面、頑張っている場面だけを写真に撮ってばかりいると、子どもが「頑張らないと撮ってもらえないんだ」と受け止めてしまう場合もあります。
 
 
「頑張っていない自分のことも写真に撮ってくれているんだ」と感じることで、親が頑張っていない自分のことも大切に思ってくれている、と実感することができ、その実感が子どもにとっての大きな支えになっていくのです。
 
 
先日、発達科学コミュニケーションの講演に来ていただいた親野智可等先生の活動のひとつに、「ほめ写プロジェクト」というものがあります。
 
 
家に子どもの写真を飾り、ほめることで、子どもに自信を与えて自己肯定感をあげることができる、というプロジェクトです。
 
 
子どもの普段の様子をスマホで写真に撮ることもそれと同じ。ぜひ、お子さんの頑張っている写真も、何気ない普段の一コマを撮った写真もどんどん撮って、ほめに利用していきましょう!!
  
 
 
 
執筆者:森中博子
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)
 
 
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