ADHD 対応 年末年始

飛行機は搭乗前のちょっとの工夫で楽しめる!発達障害・ADHD傾向の子どもが安心して空を楽しむためにできること

更新日:

発達障害・ADHD傾向の子どもとの年末年始の帰省は大変で、飛行機に乗るなんて考えたくもない…。そんなお母さんはいらっしゃいませんか?ちょっとした工夫で、楽しく飛行機に乗る方法、公開しちゃいます!
 

【目次】

 

1.飛行機に乗ることになった!発達障害・ADHD傾向の娘、どうなる⁉︎

 
 
我が家の娘は発達障害・ADHD(注意欠陥多動症)の傾向がある、とても活発だけど不安の強いタイプの子どもです。非日常の空間や急な予定変更がとても苦手です。
 
 
そんな我が家の実家は遠方のため、帰省の際は飛行機を利用しています。
 
 
下の子が生まれたこともあり、ここ数年は実家へ帰省することも少なくなっていたのですが、どうしても帰らなければならない事情ができて、突然3時間後に飛行機に乗ることになったのです!
 
 
子どもを一人で留守番させるわけにもいかないし、何とかして嫌な思いをさせずに飛行機に乗せたい!
 
 
この記事では、私たち家族が飛行機に乗るときに行った、ちょっとした工夫をご紹介いたします。
 
 
もし、この年末年始に「我が子と一緒に帰省や旅行をしたいけど、やんちゃなこの子を飛行機に乗せるのはちょっとね…」と思っているお母さんの、お役に立てれば嬉しいです。
 
 
 
 

2.この場所ではやめてほしいのに…。どうして、大声を出したくなるの?

 
 
子どもと飛行機に乗るとき、一番気になることは「うるさくして周りに迷惑をかけないだろうか」ということではないでしょうか。これは、公共交通機関を利用する際にいつでもつきまとう悩みですよね。
 
 
飛行機は特に、降りたいときに降りられない、しかも離着陸時は席から立つこともできない、という、じっとしておくのが苦手なADHD傾向の子どもにとっては苦痛な場です。
 
 
そんな時、まず親の姿勢として大切なことは「非日常空間に身を置いているだけで頑張っているのだ」理解してあげること。
 
 
大人もそわそわするような場にいるだけでも、子どもは緊張状態ですから、「静かにしなさい!」「どうしてじっとできないの!」などという言葉はお子さんの気持ちを逆なでするだけです。
 
 
「一緒に来てくれてありがとうね。ドキドキするよね、でも、すごく頑張っているね。」
 
肯定的な言葉を落ち着いて伝えるようにするだけで、子どもは「わかってくれた」と感じてクールダウンします。
 
 
我が娘の場合、先の見通しがつかないことに不安を覚えて、動き回ったり大きな声を出したりする場合が多いので、
 
「まず荷物を預けて、ゲートを通って、飛行機に乗るよ。」
 
「飛行機に乗ったら、ママの隣に座って、○時間くらいで着くよ。その間は、〇〇して過ごそうね。」
 
「トイレに行ける時間もあるから大丈夫だよ。他にも心配なことがあったらママがいつでもお話聞くよ。」
 
と、これから起こることをあらかじめ細かく伝えます。
 
 
こちらが穏やかに過ごしていたため、順調に空の旅が進んでいました。でも、飛行機から降りる15分前、予測していなかった事件が起こるのです…。
 
 
それは、「耳が痛い‼︎」の大泣き。泣くだけではなく、大声で叫び出したのです。
 
 
発達障害やグレーゾーンの子どもが大声を出したくなるときは、体調の悪いときや疲れたとき。感情のコントロールができなくなってしまうのです。
 
 
この状態になったとき、飲み物を飲ませようとしても拒否され、何と声をかけても耳には入らず、もう為すすべなしでした。
 
 
親の私たちができることと言ったら、周りの乗客の方に謝ることくらいで、早く着陸してくれ…と心を無にしていました。
 
 
 
 

3.我が家の工夫を大公開!これで飛行機も怖くない

 
 
着陸し、飛行機から出たら耳も気持ちも切り替わり、ケロッと元気になった娘。安心したのもつかの間、明日また飛行機に乗らなければならないのだった…。
 
 
帰りの飛行機では行きの失敗を繰り返したくない!そんな思いから考え出した、我が家のオススメの対応をお話します。
 
 
◆①ヘッドホン
 
 
子ども用のヘッドホンを持っていたので、「帰りはこれでお耳痛くならないよ。」と話しておいて、離陸前からヘッドホンを着用させました。これが安心材料になったのか、帰りの飛行機は「全然痛くならなかった!」そうです。
 
 
飛行機は大きな音がしますので、大きな音が苦手な子にとっても、音が少しは遮断されて良いかもしれません。刺激を減らして落ち着く効果もあります。
 
 
また、耳が痛くならないような飛行機用の耳栓も売ってあるそうですので、そちらも効果的かもしれません。
 
 
◆②痛くなったときの対処方法を、落ち着いた状態のときに確認しておく
 
 
飛行機に乗る限り、大人でも子どもでも、耳が痛くなることは起こり得ます。我が娘のように、なってしまってから対処するのではもう遅いので、搭乗前の落ち着いているときに対処方法を確認しておきます。
 
 
私の場合、
 
「痛くなったときに飲むジュースと、元気になるおやつ、持っているからね」
 
「唾をごっくん、と飲むと良くなることがあるよ」
 
「それでも治らなかったら、飛行機から降りたら病院に行けば治るから、大丈夫だよ」
 
などと伝えました。子どもにとっても心づもりをしておくことは、見通しにもつながり大切なことです。
 
 
◆③叫んでも大丈夫な環境を作っておく
 
 
大きな声を出したくなった気持ちをどうしても我慢できないときは、思い切りぎゅーーーっと抱きしめて、私のお腹に向かって叫んでOKという約束をしています。
 
 
今回飛行機の中で使うことはありませんでしたが、他の場面では、「ママのお腹で叫ぶ?」と聞くと「あ、今大きな声出していたんだ」とハッと気づいたり、実際に叫んでスッキリしたりして、気持ちが切り替わることがあります。
 
 
もう少し大きくなって、ママにハグされるのを恥ずかしがるようになったら、ストレス解消やカラオケ用の消音グッズも役に立ちそうだなと思っています。
 
 
何事においても、見通しを持たせるということでは特に変わったことはしていません。が、ちょっとした工夫や親の気の持ちようで、子どもと一緒でも飛行機の旅が楽しめます。
 
 
非日常なことは疲れますが、同時に子どもにたくさんの刺激を与える場でもあります。ぜひ、年末年始のお出かけシーズンに、チャレンジしてみてくださいね!
 
 
 
 
執筆者:貞永りか
(発達科学コミュニケーショントレーナー)
 
 
活発なADHD傾向女子との体験記、多数配信中!
▼ご登録はこちらから!

Nicotto!塾生募集中

▼子どもの発達がぐんぐん伸びる情報が毎日届きます!

-ADHD, 対応, 年末年始
-, , , ,

Copyright© パステル総研 , 2020 All Rights Reserved.