コミュニケーション 小学校入学準備<実践編> 発達障害

発達障害・グレーゾーンの子どもの心に言葉を届ける!親子のコミュニケーションで子どもの聞ける耳を育てましょう

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言い聞かせていることへの手ごたえのなさに「もう!何度言ったらわかるの?」と思っているお母さん。発達障害・グレーゾーン子どもの心に言葉が届いているのかを考えてみませんか?親子のコミュニケーションは言葉そのものよりも気持ちを伝えあうことが大切です。
 

【目次】

 
 

1.発達障害・グレーゾーンの子どもの耳は聞き入れ態勢OKになっていますか?

 
 
子どもが親の言うことを聞いてくれず、何度も同じことを言っているのに全然動いてくれない。なんで話を聞いてくれないの?と困ってしまうことはありませんか?
 
 
「何度も声をかけているのに、私の言うことを無視している」と思ってしまうお母さんがいますが、「ちゃんと聞いてるの?返事くらいしなさい!」と叱っても何の効果もありません。それが発達障害・グレーゾーンのお子さんによくみられる特性なのです。
 
 
例えば、テレビを見ている子どもに離れたところから話しかけたとします。テレビからの音や映像に集中している中、子どもは選択的にお母さんの声を聞き分けることが難しく、本当にお母さんの声が聞こえていない場合があります。どうりでお返事ができないわけですね。
 
 
発達障害の特性として、視覚優位なお子さんも多いです。「聞くこと」よりも「見ること」のほうが得意なので、耳からの情報だけでなく、目からの情報も加えて話しかけると、お母さんの声に反応しやすくなります。
 
 
 
 

2.子どもに話を聞いてもらうにはどうしたらいいの?

 
 
子どもに伝わるためには、まずは肯定的に注意を向けてからコミュニケーションを開始することが大切です。相手の心が開いていなければ、物理的に音が届いていても、それを適切に理解したり、その情報を記憶してうまく処理することができていない状態です。
 
 
つまり「聞く力」が不足しているのです。聞けていない状態のまま一度や二度言ったくらいではほとんど伝わっていません。
 
 
聞ける耳になっていないうちに「だから○○だって言ってるでしょ~!」と何度言ったとしても、右耳から左耳に素通り状態です。子どもがお母さんの言うことを聞けるか聞けないかは、言い方にもよります。
 
 
そんなときは、
 
・指示が多すぎないか?
・わかりやすいか?
・難しすぎないか?
・相手の姿勢に近い状態で話しているか? 
 
などを、一度振り返ってみてください。
 
 
お子さんが話を聞いてくれないと困っているお母さんに共通しがちなのは、つい子どもに多くを求めすぎてしまったり、何かの作業をしながら顔も見ずに、遠くから大きな声で指示だけ出していたりすること。
 
 
子どもの心に届けるために気をつけることのひとつは、お子さんの視界に入って注目を確認してから話し始めることです。
 
 
伝わりやすい状態を振り返ってみた後で、今回は子どもに話を聞いてもらえるコツとして、おすすめのタイミングを2つご紹介します!
 
 
 
 

3.「話を聞けるタイミング」その1~子どもの言葉をしっかり聞いてあげた後~

 
 
子どもが「話を聞けるタイミング」1つ目は、子どもの言葉をしっかり聞いてあげた後です。
 
 
子どもに行動を促したとき、言い訳をしてきたり、文句を言ってくることもあるかもしれません。そんなときは途中で口をはさみたくなっても、とっさに反論せず、親が素直に話を聞く姿勢を見せましょう
 
 
悪い情報もネガティブな発言も否定せず、「そういうこともあるかな」「そういう気持ちなんだね」とふわっと受け止めておいてください。
 
 
子どもの意見を丸ごと受け止めることで、子どもは自分の話を聞いてもらえたという安心感から話を聞けるようになります。こうした日々の積み重ねが、聞ける耳を育みます。
 
 
例えば待ち時間が長いときなどに、
 
「遅い~」
「退屈~」
「まだ~」
 
などと不満を言って怒り出したり、騒ぎ出したりすることがあります。
 
 
思ったことをすぐに口にしてしまうというのもよくある特性のひとつです。
 
 
「そんなこと言わないの!」
「みんな、待っているんだから静かに待ちなさい!」
 
 
こんな風に叱ってしまうと子どもは自分の気持ちをわかってもらえないために、余計に不満の言葉を爆発させてしまいます。何度言っても、厳しめに言ったとしても、自分で気持ちをおさめられずに文句をやめられないのです。
 
 
そうだよね、遅いね~、お客さんがたくさんだもんね」
そうだよね、退屈だよね~、ポケモンしりとりでもする?」
そうだよね、順番まだかな~、見て~ちょっと進んだよ~」
 
など、まずは「そうだよね」とそのまま受け止めてから、ちょっと付け加える感じにすると、子どもの耳には届きます!子どもが怒っていたり文句を言っている時に相手の怒りに合わせてこちらも応じていたら、言い争いになってしまいます。
 
 
子どもだって、自分にとって不都合なお叱りなんて受けたくないはずです。聞きたくないからと耳をふさがれてしまっては、お母さんの伝えたいメッセージは届かないままですね。
 
 
お子さんに話を聞いてもらえないと感じるとき、改善への近道は、今の子どもの状況をよく見ること、子どもの話をよく聞いて共感することが大事です。
 
 
しっかりと話を聞いてあげた後は、驚くほど落ち着く子どもが多いです。 心が落ち着くと、自然とお母さんの話を聞く姿勢ができますよ。
 
 
 
 

4.「話を聞けるタイミング」その2~こどもが「ねえ、ねえ」と話しかけてきたとき~

 
 
子どもが「話を聞けるタイミング」2つ目は、子どもが「ねえ、ねえ!」と近づいてくるときです。
 
 
こんなときは話を聞けるようになっている状態のサインです。
 
 
ただ話を聞いてほしいだけのこともあれば、何かわからないことを教えてほしい時かもしれません。このときは話を聞く気満々ですので、子どもにとって学ぶチカラを発揮できる時間です。ぜひ手を止めて話を聞いてあげてください!
 
 
子どもの話が終わったときに、親の言うことも素直に聞き入れてくれるタイミングやってきます。忙しいお母さんは、家事や作業の最中に手を止めることは大変かもしれませんが、できる範囲で時間を割いて付き合ってあげましょう
 
 
「今、忙しいから後でね」と言って子どもが話したいタイミングを逃し続けてしまうと、お母さんが何かをしているときには、「どうせ聞いてくれないし」「言っても相手してくれないし」と思い込んであまりお話をしてくれなくなってしまうかもしれません。
 
 
子どもが話を聞ける状態や場面を作り出して向き合ってあげることで、それが良質な親子のコミュニケーションになります。
 
 
子どもが話を聞けるとっておきのタイミングを逃さないお母さんになって、お子さんと楽しく会話してみてくださいね。
 
 
 
 
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執筆者:月野恵美子
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)

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