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「お金の管理が苦手」は大人の発達障害あるある!?お年玉は金銭感覚を養うチャンスです!

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大人の発達障害で多い悩みの1つに「お金の管理ができないこと」があります。でも実は、子どものうちからきちんとトレーニングすればこの問題を解消することができるんです。今回はお年玉を活用して子どもに金銭感覚を身につける方法を紹介します。
 

1.お年玉、どうやって管理していますか?

 
 
もうすぐお正月ですね。お正月といえば子どもたちの楽しみはズバリ、お年玉
 
 
そこで皆さんにお聞きします。もらったお年玉、どうやって管理していますか?子どもの好きなように使わせる、貯金させるなどいろいろあると思います。
 
 
大手おもちゃメーカーのバンダイが2018年に行った調査によると、お年玉の使い道の1位は「貯金」だそうです。さらに約8人に1人が「自由に使える金額は0円」と答えたという結果も出ています。
 
 
「お年玉は親が強制的に全額貯金させる」という家庭もあるということですね。
 
 
お金に関してはそれぞれの家庭の考え方があり、お年玉の管理の仕方も様々だと思います。
 
 
しかし、発達障害・グレーゾーンの子どもを持つお母さんに知っておいてほしいことがあります。それは大人の発達障害で「お金の管理が苦手」という悩みを持っている人は多い、ということです。
 
 
実際に
 
・衝動的に買い物をして浪費してしまう
・残高不足でクレジットカードが決済できなくなる
・借金を抱えている
 
などお金のトラブルで困っている方もいます。
 
 
では、発達障害の子どもが大人になってお金の管理で困らないためにはどうすればいいのでしょうか?それは子どものうちから金銭感覚を養うトレーニングをさせることです。
 
 
そこで活用したいのが、もうすぐやってくるお年玉です。お年玉は普段のお小遣いと比べると、金額が大きいですよね?
 
 
実はそこがいいんです。お年玉は普段触れる金額よりも大きく、金銭感覚が掴みにくいからこそ発達障害の子どもにとってはいいトレーニングになるんです。
 
 
「将来のために」と全額貯金したいお母さんの気持ちも分かりますが、この機会にお金の教育をお子さんにしてみませんか?
 
 
そこで今回は、発達障害の子どもの金銭感覚を養う、お年玉の活用法を紹介します。
 
 
 
 

2.どうして発達障害の人はお金の管理が苦手なの?

 
 
ではどうして、発達障害の人はお金の管理をするのが苦手な傾向があるのでしょうか?実は発達障害の金銭感覚の弱さには、「情報処理が苦手」という特性が大きく関係しています。
 
 

◆①数字から具体的なイメージを持つことが苦手

 
 
発達障害の人は、与えられた情報をもとにイメージしながら考えることが苦手な傾向があります。そのために、数字を見ただけでは数の大小や量をイメージしにくいのです。
 
 
例えば子どもの場合「あと10分待ってね」と言っても、10分がどれくらいなのかが実感できないということはよくあります。
 
 
実はこれ、発達障害の大人でも同じことが起こるんです。例えば「1万円」と数字を聞いても、この金額を使うことで家計にどれくらいの影響があるかがピンとこないため、どんどん買い物をしてしまう、ということが起こるんです。
 
 

◆②見通しを持つことが苦手

 
 
発達障害の人は先の見通しを持って行動することが苦手です。お金の管理には残高を気にしながら、家計をやりくりすることが必要です。
 
 
私たちは、「お給料日まで後何日で、今残高はこれだけだから、こうやってやりくりしよう」と普段から考えながらお金を管理していますよね?
 
 
ところが発達障害の人はそう言った見通しを持つことができないために、1ヶ月かけて使うべき金額を1週間で使ってしまった、なんてことが起こってくるのです。
 
 
 
 

3.お年玉で子どもの金銭感覚を養おう!

 
 
では、お年玉を使って、子どもの金銭感覚を養うためには何をすべきなのでしょうか?
 
 
それは実体験を結びつけることで、数字からお金の価値をイメージできるようにすることです。
 
 
最初にお話ししたように、お年玉は普段子どもがなかなか手にできない大きな金額に触れるチャンスです。
 
 
まずはお年玉をもらったら全て合計して、「この金額はどれくらいのボリュームなのか?」ということをお子さんと話してみてください
 
 
例えばお年玉が全部で2万円だったとします。
 
 
「2万円あったら何が買えるかな?」と子どもに考えさせれば、2万円という金額が生活の中でどれくらいの価値を表しているのかが理解できます。
 
 
また「2万円を手に入れるためには、お小遣いを何ヶ月貯めればいいかな?」と子どもに問いかければ、普段自分が手にしている金額をもとに2万円の価値を実感することができます。
 
 
こんな風に子どもの実体験を絡ませることで、数字から具体的な量のイメージをする練習ができるんです。
 
 
数字の大小や量のイメージが苦手な発達障害の子どもにとって、金額のボリュームを理解させる練習はとても大事です。ここが理解できていないと、「計画的にやりくりする」という段階には進めないからです。
 
 
金額のボリュームがイメージできたら、実際にお金を使わせてあげましょう。このとき、いくら使っていくら貯金に回すのか、というところまでお子さんと一緒に決めてくださいね。
 
 
いかがでしたか?金銭感覚を養うならお年玉をもらう今がチャンスです。発達障害の子どもが将来、お金の管理で困ることがないように、今のうちからトレーニングしてあげてくださいね。
 
 
 
 
執筆者:森あや
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)
 
 
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