グレーゾーン コミュニケーション 年末年始

発達障害・グレーゾーンの勉強できない中学生をやる気にさせるコツ!

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「勉強しなさい!」「何度言ったらわかるの?」とつい言いすぎてしまうことはありませんか?勉強嫌いな思春期グレーゾーンの子のやる気を引き出す家庭教師の先生のワザをご紹介します。コツがわかるとガミガミ言わなくても家庭学習がスムーズに進みます!
 

【目次】

 

1.発達障害・グレーゾーンの中学生をやる気にさせる家庭教師の先生

 
 
冬休み、「どうしたら子どもがスムーズに宿題に取り組めるようになるんだろう」と悩んでいるお母さんはいませんか?
 
 
私は我が家にやって来る息子の家庭教師の先生を見て「さすが!」と思うことがよくあります。 思春期男子をうまーくやる気にさせるのです。
 
 
その家庭教師の先生が息子をやる気にさせている効果的なワザをじっくり観察してみました!勉強嫌いの息子ですが、この先生との授業の時間は結構楽しそうなのです。なぜでしょう…それは先生が、
 
 
①ノリがいい!
②話を聞いてくれる
③突っ込み上手
④褒め上手 ということ。
 
 
思春期の難しいお年頃の男子の気持ちをうまくコントロールしてくれているのです。今回は、その先生のスキルを発達科学コミュニケーションの観点から紐解いてみたいと思います。
 
 
中学生の子が冬休みの宿題にスムーズに取むためのコツが満載ですよ!
 
 
 
 

2.勉強しなさい!より効果的なプロのワザ

 
 

◆①ノリがいい

 
 
「えー?!ただそれだけ?」と思うかもしれません。でもとっても大事なんです。
 
 
 「うちの子、何度言っても話を聞いてくれないんです!」と思っているお母さん。お子さんに話しかけるときのご自身の様子を思い出してみてください!
 
 
 もしかして眉間にしわが寄っていませんか?怒った感じの声になっていませんか?
 
 
そうなってしまうと子どもの脳は、お母さんの言葉をシャットアウトしてしまいます。子どもの脳では、言葉の中身よりも「表情」「声色」「語調」が先に処理されるからです。
 
 
シャッターがおりた状態で指示をあれこれ出しても子どもには届かず「何度言ってもうちの子はやらない!」となってしまうワケです。
 
 
では、こんなときはどうでしょうか?宿題をやらずに授業当日を迎えてしまった場合。
 
 
家庭教師の先生は、
 
・少しでもやってあるところを確認
・その中でできているところを褒める
 
 
そのうえで、
 
「ちょっとー!こっちやってないなんて残念すぎるー!この問題が解けたならこっちもできたはずじゃん?」
 
と、明るく、笑顔で、指導・指摘をしてくれます。
 
 
このように肯定的に注意を引いてからコミュニケーションを開始すると、脳が拒否反応を示さず、指示が通りやすくなります。
 
 
これから始まる授業の中でたくさんの指示をしなければならないときに、「なんで宿題やってないの!」と怒りモード全開でスタートすると、当然、息子の脳は拒否反応を示し、先生の声は届かなくなります。
 
 
子どものやる気はすーっと失せて、その日の授業を棒に振ることになりかねません。
 
 

◆② 話を聞いてくれる

 
 
勉強の時間なのにスマホゲームばかりやっていて、なかなか切り替えができない。そんなときにお子さんにどのような声かけをしていますか?
 
 
 ガミガミ時代の私は、
 
「いつまでスマホやってるの!」
「何分ゲームやってると思ってるの!」
「早く勉強しなさい!」
 
 と、こんな声かけをしていました。
 
 
もう何十分も前から勉強をするように繰り返して言い続けているのですから、なかなか行動に移さない子どもに業を煮やして声を荒げてしまいますよね。
 
 
ところが!家庭教師の先生は、息子がゲームの話を始めるとしばし耳を傾けてくれます。
 
 
息子「今日、ゲームで○○まで進んだんだ!」
 
先生「へー、そうなんだ。先生のほかの生徒さんもそのゲームの話をしてたよ!」
 
 と言った感じです。
 
 
この、「へー、そうなんだ。」が、実はポイントなのです。子どもがやっていること、好きなこと、興味をもっていることに、大人が興味を示すだけで立派な肯定」になるのです!
 
 
肯定された子どもは前向きな気分になるので、脳が次の指示を受け入れやすくなります。
 
 
その「前向き」になったタイミングで家庭教師の先生は、「よし!じゃ、この問題からやっちゃおうか!」と明るく伝え、勉強をスタートさせています。
 
 

◆③ 突っ込み上手

 
 
家庭教師の先生の授業中に問題を解く息子と、隣で宿題のマル付けをする先生。先生がふと気づくと、集中力の続かない息子の思考はどこか遠い世界に行ってしまっています。
 
 
そんなとき、少し前の私は、
 
「ちょっと(怒)! 何ぼーっとしてるのよ!」
「早く次をやりなさい(怒)!」
 
と言ってヒートアップしてしまうお決まりパターンでした。
 
 
ところが、先生の対応はひと味ちがいます。
 
『笑顔で』
『隣で楽しい空気感をまといつつ』
 
 うまーく息子に突っ込みを入れてくれます。
 
 
 例えば、
 
 「はい!今、どっか行っちゃってるよー!」 
「あれ?まさか眠いかしら?」
 
などです。
 
 
すると息子もついうっかり「いや!寝てないっす!」と返しながら、こちらの世界に戻ってきちゃうわけです。
 
 
お母さんは忙しいので、家事をしながら遠くから声をかける場面も多いかもしれませんね。でも距離が離れていると、つい大声で強めの口調になってしまいます。
 
 
しかも、1回で指示が通らないとなると繰り返し言っているうちに、だんだん語気が強くなりますよね。怒っている訳ではありませんが、子どもの脳にとっては怒られているように錯覚されやすいので注意が必要ですよ。
 
 
なかなかやろうとしない子どもに向かって指示を出すのは、お母さんのイライラの原因でもありますよね。
 
 
でも、そのイライラの空気をまとったままコミュニケーションを取ろうとすると、視覚からの情報に強く反応する子どもの脳は「また怒られる?!」と察知し、脳が拒否反応を示してしまいます。
 
 
その結果、指示が通りにくくなるのです。ですので、視覚的にポジティブな情報を伝えるためにも、「笑顔」「優しい雰囲気」はとても大切になります。
 
 
余談ですが我が家の息子は、プラスして楽しい雰囲気があるとさらに良い反応をします。
 
 
例えば、お笑い芸人さんのようなノリのよい突っ込みですね。楽しいことに反応しやすい特性を持った子どもにはそんなアレンジも効果的です。
 
 
 
 

◆④ 褒め上手

 
 
「褒め」と聞いて拒否反応がでてしまうお母さんの気持ち、とーってもよく分かります。
 
 
「褒めろと言われても褒めるところがないんです!」
「褒めるところがあるくらいならこんなに悩んでいません!」
 
これがお母さんの本音ではないでしょうか?
 
 
では、我が家にやってくる家庭教師の先生はどう対応しているのかと言いますと…
 
 
 ◆苦手をゴリゴリやらせない!
 
 
息子は文章の読解が苦手です。数学と理科はそこそこ好きだけど、そんな科目でも計算問題はいいけれどやっぱり文章問題は苦手。学習障害の子によくある凸凹感です。
 
 
だから先生は数学の宿題は、計算問題オンリーにアレンジしてくれます。
 
 
得意ジャンルだけなので、宿題の答え合わせをするとそこそこマルがつくんですね。そしてそれを褒めてくれます!
 
 
 ◆できているところだけに注目
 
 
好きな数学で、尚且つ得意な計算だけにフォーカスしたプリントでも、そこそこ間違えることがあります。そうするとついつい「ここ間違ってるよ!」と、できていないところを指摘したくなりますが、先生は違います!
 
 
できていないところはさわやかにスルーして、「ここ、できてるね」と解けている問題を1つずつ確認していきます。
 
 
宿題のプリント全体の点数に注目すると点数が良くても1回しか褒められないですが、1問ずつ「できてるね」を重ねていくと、解けた問題の数だけ肯定チャンスをゲットできることになるのです!
 
 
思春期男子を相手にしているのでそんなにオーバーな褒めはしませんが、
 
「ここ、できてるね」
「ここ、イイね」
 
この積み重ねが息子には心地良いのだと思います。
 
 
そうやって肯定してもらった後なら、できなかった問題の解きなおしもとってもスムーズ!できていた問題を指しながら「これと同じ解き方をするんだよ」と言われれば、子どももやれちゃう気になりますよね。
 
 

3.思春期グレーゾーン男子に「勉強しなさい!」と言い続けるよりも効果的なこと!

 
 
なぜ息子は、家庭教師の先生が来る日を嫌がらないのか。それには、こんな秘密があったんですね。
 
 
ついつい「勉強しなさい!」としつこく言ってしまいがちですが、言われれば言われるほど思春期グレーゾーンの子たちは勉強嫌いになりかねません。
 
 
我が家では勉強をせずにスマホゲームをしている息子の近くに行き画面をのぞきながら、
 
 「今、どんな感じ?勝てそう?」
「へー、そうなんだ。」
 
と、一度話を聞いてから勉強をするように促しています。
 
 
実際に、息子がはまっている対戦ゲームを知ろうと思い、私もスマホにインストールしてやってみました。ゲームが下手すぎて息子にはあきれられましたが、子どもがどんなことに興味をもっているのかを知る良い機会になりました。
 
 
いつものガミガミをやめて、子どもの話に耳を傾けながら子どもの世界観を親子で共有することで、親子のコミュニケーションは大きく変わります!
 
 
家庭での自信は、学校での自信にもつながっていきます。子どものやる気は自信の裏返しです。
 
 
ぜひ、子どもの自信を貯めるために、お母さんの視点の切り替えを知っておいてください。なるべくガミガミを避けて親子ともにエネルギーを蓄えた状態で新年を迎えましょう!!
 
 
 
 
執筆者:清水畑亜希子
(発達科学コミュニケーショントレーナー)
 
 
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