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新1年生のママ必見!発達障害の小学校入学後のトラブル解消法

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発達障害・自閉症スペクトラム傾向のある子どもの心配は尽きませんよね。しかし、発達科学コミュニケーションを学んだことで子どもの小学校入学後の困りごとを解消したママがいます。今回はどう変化したのかをお伺いしました。
 

【目次】

 

1.担任の先生に「大丈夫」と太鼓判を押されても消えない不安

 
 
発達科学ラボのTさんは、普通級に通う小学1年生の男の子のお母さんです。お子さんは自閉症スペクトラムの傾向と不注意の傾向がある、いわゆるグレーゾーンです。
 
 
小学校に入学する前は発達科学コミュニケーション(発コミュ)のことを知らなかったTさん。
 
 
お子さんが小学校へ入学してからの困りごとを解消するために発コミュを始められました。今回はお子さんがどのように変化を遂げたのかをお伺いしました。
 
 

――小学校入学までのお子さんの様子はいかがでしたか?

 
 
「言葉は遅めでした。幼稚園入園までには簡単な会話はできていましたが、相手に気持ちを伝えられない子でした。
 
また勝ち負けにこだわりがありプライドも高かったです。皆の前で恥をかきたくない気持ちがあり、担任の先生の話を聞けていなくても周りを見ながらこなせてしまうタイプでした。」
 
 

――入学前までに幼稚園の先生からお子さんの特性のことで何か言われましたか?

 
 
「特にありませんでした。年長のときの担任の先生からは『お子さんの課題は自分の気持ちを言えるようになることです。それ以外は何の問題もありません。』と言われました。」
 
 

――先生から太鼓判を押されたのに検査を受けられたのですか?

 
 
「先生からは大丈夫と言われたものの、やはり『息子は何かが違う』と心の奥底のほうで引っかかっていました。親の勘としか言い表しようがありません。
 
・言葉は話すが拙い
・自分の気持ちを相手に伝えられない
・お友達との会話が複雑になるとついていけない
・話しかけても返事がないことがよくある
・お友達に近寄ってはいくが自分から話しかけられない
・幼稚園ではがんばるが家ではできないことは絶対にやらない
・家では癇癪がある
 
息子の年長の頃はこのような感じでした。ですから大勢の生徒をみている先生の目には留まりにくいのだろうと危惧しました。
 
加えて、私自身が幼稚園とは違い小学校は自主性が求められるところだと思っていました。
 
だから、息子が一人で学校生活を送れるイメージがどうやっても湧きませんでした。小学校で先生に何らかのケアをしてもらうためには検査結果という裏付けが必要なのでは?と焦る気持ちが湧きおこり、入学前に検査を受けました。
 
 

◆ポイント解説

 
 
個人差はありますが、自閉症スペクトラムタイプのお子さんの多くは特性が一見して解りづらい傾向があります。自分からの発信が弱いからです。
 
 
ですので、息子さんのように幼稚園の先生からもスルーされる傾向にあります。幼稚園の先生は教育のプロですが発達障害のプロではないのです。
 
 
注意深く見ているお母さんだからこそ解ることがあるのです。自閉症スペクトラム傾向のお子さんをもつママこその悩みですね。
 
 

 
 

2.発達障害・自閉症スペクトラム傾向と診断されてからの就学準備

 
 

――検査の結果はいかがでしたか?

 
 
「息子の言葉が遅く拙いことが心配だと市に相談し、発達検査を受けました。
 
結果は知的には問題ないものの言語と操作面で課題の出来に差がある。バランスの差が大きいことは気になるというものでした。
 
住んでいる市の相談センターには軽度の子への継続的なサポートがありません。継続的に子どもを診てくれる主治医がいたほうがいいと考え我が家の場合は病院も受診しました。(学校は医師の診断がなくても相談に乗ってくれます。)
 
主治医には
 
・発達障害の診断は障害と言えるかどうかのボーダーライン
・自閉症スペクトラム傾向がある
・多動はないが不注意傾向がある
・普通級で大丈夫だが何らかの先生のサポートは必要
 
と言う診断を受けました。」
 
 

――診断を聞いたときはどんな気持ちでしたか?

 
 
「どこかで「大丈夫と言って欲しい」と願っていたので、現実を突きつけられときはやはりショックでした。ですが同時に「やっぱりな」という気持ちもありました。
 
わが家の場合、息子が年長になるまで何のケアもしてきていなかったので落ち込んでいる暇はありませんでした。小学校への不安を少しでも解消するために何かしておかなければと思いました。
 
ただ、子どもが小学校を楽しみにしていることが救いでした。」
 
 

――入学前に何か学校やお子さんに働きかけをしましたか?

 
 
学校へは主治医に言われたことを伝えにいきました。入学も迫った3月でした。
 
・息子の発達障害・自閉症スペクトラムの特性の説明
・叱らないでほしいこと
・座席を配慮してほしいこと
・指示が聞けないので全員への指示の後息子の名前を呼び再度指示してほしいこと
・宿題は親がわかるようにしてほしいこと(連絡帳システムがありクリアできました)
 
このようなお願い事項を伝えました。
 
他に生活面では
 
・通学路を散歩する
・入学前検診のときに1年のクラスや体育館を見学し慣れさせておく
 
勉強面では
 
・ひらがなやカタカナに慣らせておく
・簡単な足し算引き算は遊びを通して教えておく
 
などをやりました。
 
どれも息子の不安を解消するためによかったと感じています。」
 
 

 
 

3.小学校入学後の困りごとを解消させるために取ったママの行動とは?

 
 

――小学校に上がってから何か困りごとはありましたか?

 
 
「入学後しばらくして担任の先生から電話が入りました。授業中、前の席のお友達に鉛筆の尖った先で『ツンツン』し、お友達が『泣いて行き渋っているクレーム』が入ったとのことでした。
 
他にも息子は色々な場面でどうしていいか分からずよく泣いていることも知りました。
 
大きなトラブルはないものの小さな困りごとの積み重ねに息子が自信をなくしているように感じました。私は私で、小さな困りごとの積み重ねがいつか大きな問題になるのではとますます不安になっていきました。」
 
 

――息子さんの様子に変化はありましたか?

 
 
「2学期あたりから息子のストレスが自宅での癇癪と嘘や告げ口をするという形で現れはじめました。2学期はがんばらないといけない行事がたくさんありますので、そのあたりも影響したのかもしれません。
 
癇癪はひんぱんでした。
 
私も常には優しく対応しきれず感情的に対応してしまいました。イライラして「怒り」で返したことも一度や二度ではありません。発コミュを習得した今では、あの頃なんであんなに怒っていたのか不思議ですが…。
 
嘘は『お年玉の金額を友達より少し多く言う』から始まり『お友達にそこにいない別のお友達のことを告げ口する』にまで発展してきました。
 
『告げ口』は相手を巻き込むことです。そのうち息子が友達から信頼されなくなったりのけ者にされたりといじめが始まるのではないか?と危機感が募り、なんとかしなくてはと焦りはじめました。
 
主治医に相談したら『社会性が育ちにくいね。通級指導学級に行ってみたらどうか?』とアドバイスされました。ですが即効性を求めていた私とって主治医のアドバイスは解決の糸口にはなりませんでした
 
それからは、まるで心の拠り所のないジプシーのように、夜な夜なネット検索や発達障害の本ばかり読んで解決策を探しまくっていました。
 
解決策が見えないまま何週間も過ぎ、子育てのどこが間違えていたのかと自分を責め自信をなくしていきました。今思えば完全に負のスパイラルに陥っていました。
 
そんな中、ネット検索から『発達科学コミュニケーション(発コミュ)』の吉野先生に辿り着きました。」
 
 

◆ポイント解説

 
 
嘘や告げ口は発達障害・グレーゾーンの子の場合、自信のなさから来るものだと考えられます。自己肯定感が低くなりやすいためです。
 
 
発達障害・グレーゾーンの子どもは言葉で気持ちを伝えることが苦手であるため、「難しい言葉で説明すること」より「嘘をつく」選択をするほうが簡単に友達より優位に立つことができたのだと思われます。
 
 
これを無くしていくにはお子さんに自信をつけることが必須です。
 
 

 
 

4.「発コミュ」を学んだママが子どもにした「褒め言葉の嵐」と「観察」

 
 

――発達コミュニケーション(発コミュ)を始めるまでの経緯を教えてください

 
 
「吉野先生のブログが目に留まり、すぐメルマガ登録をしました。そして自分と関係しそうな過去のブログを読み参考にしていました。それからしばらくして読んでいた本の共同著書に吉野加容子先生の名前を発見しました。一気に信頼度が上がりました。 
 
吉野先生は発達心理の専門だけでなく脳科学の視点も持たれています。この科学的な裏付けがあるところが私にとって信頼度が高く、一度この方に息子の見立てをお伺いしてみたいと思いました。
 
そして勇気を出して個別相談に申し込みをしました。」 
 
 

――発達科学コミュニケーションが息子さんの変化のきっかけになったのですか?

 
 
「そのとおりです。
 
吉野先生との個別相談では、息子には自閉症スペクトラムの要素と不注意の要素があり診断をつけるには勇気がいるゾーンにいること。根っこに不注意があるので言葉の発達もそれに邪魔されているのではと言われました。
 
今までお話してきた生活面のことはもちろん学習面で気になっていた心配ごともズバリ言い当てられました
 
そして子どもが絶対に変わる対処法も学べると伺い、藁をもすがる気持ちで『発コミュ』を習得することを決めました。今振り返ってもこのときに行動していて本当によかったと思っています。」
 
 

――「発コミュ」を学ばれて、具体的にどのようなことをしたのですか?

 
 
「息子には「自信」をつけることが急務でしたのでまず『肯定のテクニック』を使いました。『褒め言葉の嵐』です。
 
『褒める』ひとつをとってもただ褒めるだけではなく、褒めるタイミングから子どもへの関心の示し方まで色々なテクニックを教えていただきました。
 
うまくいかなかった子育てを添削していただいたようで、腑に落ちる感覚はこういうことなのだなと実感しました。
 
加えて、息子の行動で気になるところはスルーし、できているところを褒めること・認めることに徹しました。
 
まず朝の挨拶からです。息子が『おはよう』と言ってくれたら『おはよう。気持ちのいい挨拶をありがとう!』と息子のやることを肯定することから始めました。
 
息子がすでにできていることは褒めやすいし、褒める言葉もあらかじめ準備しておけるのでとても取っかかりやすかったです。子どもの行動を褒めて認めるようにしました。
 
お皿を下げてくれたら『お皿下げてくれたのね。すごいね!お母さん嬉しい!』下校してきたら『おかえり!一日がんばってきたね。おつかれさま!』とギュと抱きしめました。息子も照れながらも嬉しそうです。
 
もうひとつ気をつけたことはこまめに褒めることでした。
 
息子が宿題をやろうと椅子に座ったら『机に向かって勉強をはじめようとしたんだね。自分から行動できてすごいね!』宿題をやりはじめたら『漢字ドリルやってるのね』しばらくしたら『もう半分できたのね』『この漢字のバランスいいね』という具合です。
 
上手くいかないこともありますがそこは気にせずできたことに注目して過ごしました。数週間も経つころ息子に変化が現れました。行動の切り替えがスムーズになったんです。
 
わが家の朝のルーティンはテレビ→朝食です。『あと5分ね』『あと1分ね』『時間よ』と都度声かけをすると、『うん、分かった』とスムーズにスイッチを切れるようになりました。
 
私の怒る回数も激減し、朝の支度もスムーズになりました。
 
こうなるまでには少し私もがんばりました。『褒める』ことひとつとっても、発コミュを始めた頃はすぐに逆戻りしそうになります。これまでの私の慣習や癖ですからそうそうなくなりません。
 
そんなときは、テキストを読み返したりポイントを壁に貼って目に留まるようにしました。自分の行動や言動を記録したことも、私の行動を振り返るのによかったです。
 
小さな『褒め』の積み重ねで息子も私も少しずつ笑顔が増えていきました。いつしか癇癪を起す頻度が減っていることに気付きました。
 
息子から話しかけてくれることも少しずつ増え、息子も私も笑っていることが増えたと感じたのもその頃です。
 
嘘に関しては自宅ではいつの間にかなくなっていました。外ではどこからも報告がないので、減っているのだと思っています。」
 
 

 
 

5.やってよかった「発コミュ式」!子どもがつけた「自信」

 
 

――それは嬉しい変化でしたね。

 
 
 
「はい。褒める中で観察することの重要さを学びました。
 
私の場合、観察をすると不思議と『怒り』に意識が向かなくなり、息子にどう伝えるのが効果的かなと考えたり、褒めることを楽しめるようになりました
 
もちろん自閉症スペクトラムの特性が消える訳ではないので困りごとはまた出てくると思います。ですが、すぐに解決しなくても『大丈夫。なんとかなる』という未来を肯定的に捉える気持ちが持てるようになってきていました。
 
こうして息子が好転していくことで親子のコミュニケーションが増え、同時に私にも心の余裕が生まれました。」
 
 

――お子さんとママが「発コミュ」を通じて得たもので、学校生活に役立つものは何でしょうか?

 
 
たくさんありますが、一つあげるとしたらやはり息子が自信をつけたことです。息子は自信がついたおかげで以前より何かに挑戦することが増えました。今までできないことは絶対にやらないタイプでした。
 
例えば、逆上がりに挑戦してみたり、けん玉もお友達に教えてもらいながら挑戦しているようです。勉強のほうでは、普段の字は読めないほどひどい字なのですが漢字ドリルだけは花まるをもらえるようになりました。
 
『できないことはしない』の気持ちから『俺やれるかも』と気持ちの切替ができる脳の回路ができたのだと嬉しく思っています。
 
今は自信をつけ、『なんとかなる』という気持ちを持たせてあげることができれば、たいていのことは乗り切れるような気がしています。
 
 

――ありがとうございました。

 
 

 
 
「発コミュ」に出会い、お子さんもママも大きく好転されたTさん。Tさんがお子さんの様子をしっかり観察し適切な声かけをして自信をつけさせているのはとても大切なことです。
 
 
発達障害・グレーゾーンの子どもは脳の発達が未熟なため、叱ったり否定したりという「しつけ」は逆効果です。元々自己肯定感が低いため、自信をなくしてしまうことが多いからです。
 
 
「褒める」テクニックは子どもの脳を成長させ子どもに自信をつけていくことができます。しかもそれが日常のお母さんとのやりとりの中でできてしまうんです。 
 
 
学校生活では勉強ができることも大切なことです。ですが、これからの時代は学校の勉強ができることより世の中で生き抜いていける大人になれるかが重要ですよね。自立できる大人になれるように親がうまくサポートしていくことが必要ですね。 
 
 
小学校生活を充実したものにするためには子どもに自信をつけることが一番の近道です。子どもをたくさん褒めて育てましょう!
 
 
もし効果的なやり方を知りたい方は、ぜひ「発コミュ」を学んでくださいね。
 
 
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執筆者:相生珠美
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)

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