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【お悩み相談室】発達障害の幼児の登園しぶりがひどく、困っています

更新日:

息子は発達障害グレーゾーンの6歳です。登園しぶりが激しく悩んでいます。幼稚園の先生には「頑張って連れてきてください」と言われるのでなんとか登園させていますが毎朝ヘトヘトです。本人に聞いても、はっきりした登園しぶりの原因が分かりません。笑顔で登園できる日が来るんでしょうか?

 

6歳・男の子のママ

毎朝「幼稚園に行きたくない!」と泣かれるのはお母さんもつらいですよね。今回は発達障害グレーゾーンの息子の、激しすぎる登園しぶりを解消した経験を持つ私がお答えします。

 

発達科学コミュニケーション
リサーチャー 森あや

 

【目次】

 

1.NG対応だらけ!の過去の私

 
 
我が家の息子は発達障害グレーゾーンの小学1年生です。
 
 
実は幼稚園のころ、登園の時間が近づくと急にパニックを起こして泣くというような激しい登園しぶりに悩まされていました。
 
 
しかしどういうわけか幼稚園に着くとピタッと泣き止み、先生からは「教室では普通に過ごしていましたよ。とにかく頑張って連れてきてください。」と言われる始末。
 
 
そして本人にどれだけ聞いても、どうしてこんなに幼稚園を嫌がるのかはっきりした理由が見つかりませんでした
 
 
息子は小さい頃から母親の私にべったりな子どもだったので
 
 
「きっとこれはただの甘えだ。ここで幼稚園を休むことを許可するのはこの子のためにならない!」
 
 
そんな風に私は考え、とにかく無理矢理でも幼稚園に連れて行くようにしていました。
 
 
 
 

2.悪化する一方だった発達障害グレーゾーンの息子の登園しぶり

 
 
ところが、そんな私の思いとは裏腹に息子の登園しぶりは悪化する一方。
 
 
息子の幼稚園は通園バスがありません。
 
 
最初はなんとか嫌々ながらも登園できていたのが、しまいには全力拒否で歩いてくれなくなり、泣き叫ぶ息子を半分引きずりながら連れて行くような状態に…
 
 
 
 
大声で泣き叫び、逃げようとする息子を必死に捕まえる私。なんとか幼稚園まで連れて行けても、
 
 
「どうして息子はこんなに登園を拒否するんだろう?」
「みんなのように笑顔で登園できる日が来るんだろうか…」
 
 
と一人泣きながら家に帰る毎日でした。
 
 

3.正しい対応で登園しぶりは解消します!

 
 
こんな風に子育てのストレスに限界を感じていたとき、私は発達科学コミュニケーション(発コミュ)に出会いました。
 
 
そこで私は発達障害・グレーゾーンの子どもの困った行動は、本人にもコントロールできないものであることを知ります。
 
 
発達障害の子どもはネガティブな記憶を持ちやすかったり、見通しが立たないことに不安を感じやすいという特性を持っています。
 
 
そのためにはっきりした理由がなくても「なんとなく嫌だな」という気持ちだけで、登園しぶりを起こすことはよくあるんです。
 
 
本人も何が嫌なのかがよく分からず、つらい思いをしているのです。
 
 
さらに私は発コミュから、子どもの発達に一番必要なのは「肯定してあげること」ということを学びます。
 
 
そのとき、私は今まで自分がやっていた重大なミスに気づきました。
 
 
「そうか、自分の思いを押し付ける前にまずは子どものありのままを受け入れてあげることが必要なんだ」と。
 
 
それまでの私は息子のできていないところばかりに目が行き、なんとかして自分の理想通りに子どもを行動させることばかりを考えていました。
 
 
でもそれは違う。
 
 
息子だってどうして幼稚園が嫌なのか分からずつらい思いをしている。無理やり行かせようとしても、息子はどんどん自信をなくすだけなんだ。
 
 
この子に本当に必要なのは「あなたは大丈夫」と安心させてあげることなのだ、と気づきました。
 
 
そこで、息子には「幼稚園なんて遅刻しても大丈夫。どうしても嫌だったら休めばいい」とはっきりと伝え、担任の先生にも遅刻を許してほしい、とお願いしました。
 
 
そう決意してからは、朝パニックを起こしたときには
 
 
「なんとなく行きたくないんだね」
「大丈夫だよ。気がすむまで泣けばいいよ」
「遅刻しても大丈夫だよ」
 
 
と息子の気持ちに共感し、安心させる言葉をかけながら抱きしめるようにしました。
 
 
そしてパニックが収まった後も、
 
 
「しっかり心が落ち着いてから行けばいいからね」
「玄関を出て、無理そうだったら引き返せばいいからね」
 
 
ととにかく息子を急かさないように声をかけました。
 
 
するとだんだんパニックを起こさなくなり、しばらくすると自分から「心が落ち着かないから、大丈夫になるまでギュってして」と私に頼んでくるようになったのです。
 
 
そんな息子に対して、
 
 
「ちゃんと自分の気持ちを言えて偉いね」
「ちゃんと落ち着けたね」
 
 
などと「今できていること」をきちんと褒めているうちに、いつの間にか登園しぶりを起こすこともなくなりました。
 
 
 
 

4.あの激しすぎる登園拒否はどこへ?登園しぶり解消の秘訣を伝授します!

 
 
現在、息子は小学1年生です。幼稚園の頃はあんなにひどい登園しぶりを起こしていたのに、小学校に入ってからはパニックを起こすようなことも泣くこともありません
 
 
毎朝、「今日は授業で〇〇をやるんだよ!」と楽しそうに話してくれます。
 
 
 
 
発達障害・グレーゾーンの登園しぶりには、感覚過敏など原因が明確な場合もありますが、はっきりした理由がわからないものも多くあります。
 
 
そんなときは、なんとかして原因を突き止めて解決しようとするのではなく、
 
 
・まずは子どもの行きたくない気持ちに共感する
・スキンシップを取って安心させる
・子どものペースに合わせて登園を促す
 
 
ということに気をつけてみてください。
 
 
お母さんの適切な対応で、発達障害の子どもの登園しぶりを解消してあげてくださいね。
 
 
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執筆者:森あや
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)

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