グレーゾーン 発達障害

新生活で不安になる発達障害の子どもの「不安」を「安心」に変える会話術とは?

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春は新生活を控えた季節です。人一倍不安を抱えた発達障害の子にとっては、学校生活に馴染めるかどうかはとても重要です。お母さんは「どうしたの?何があったの?」と尋問していませんか?お母さんとの会話で、子どもの新生活をサポートしましょう。
 

【目次】

1.発達障害の子は人一倍、不安を抱えています
2.お母さんは矢継ぎ早に尋問していませんか?
3.家庭での会話のキャッチボールで発達障害の子の新生活をサポートしましょう!

 
 

1.発達障害の子は人一倍、不安を抱えています

 
 
発達障害の子は、急な予定の変更や、いつもと違うことへの不安が強く、その為に、パニック癇癪を起こしてしまうことがあります。例えば、
 
 
・遠足や校外学習の季節は、活動を嫌がって不安定になる
・運動会の時期になると不安定になり調子を崩してしまう
・学芸会の時期になると、日課が変則的で不機嫌になってしまう
 
 
こんな様子は見られませんか?
 
 
実は発達障害の子は、目に見えないものを想像したり、空気を読んだりすることが苦手という特性を持っています。
 
 
そのために、行事の前や環境が大きく変わる時期になると不安定になってしまうことが多いのです。
 
 
 
 

2.お母さんは矢継ぎ早に尋問していませんか?

 
 
特に小・中学校への入学を控えたこの時期は、発達障害の子の場合、より気持ちが不安定になります。
 
 
学校生活に馴染めるかどうかは、子どもにとっては、とても重要なことです。
 
 
お母さんにとっても心配なことですね。新生活への不安からついつい、
 
 
「授業、なにしたの?」
「給食は、なんだった?」
「休み時間、なにしたの?」
「宿題あるの?」
 
 
と子どもへ会話が尋問のように、一方的になっていませんか?
 
 
 
 

3.家庭での会話のキャッチボールで発達障害の子の新生活をサポートしましょう!

 
 
このように一方的に問い詰めるような会話では、発達障害の子どもの不安はさらに大きくなってしまうだけです。
 
 
では、お母さんはどんなコミュニケーションをとってあげれば良いのでしょうか?
 
 
それは、子どもと楽しく会話することです。例えば、
 
 
「休み時間は、なにして遊んだの?」と質問したときに、「鬼ごっこ」と答えたら
 
 
「へー!鬼ごっこしたんだ!」と子どもの言ったことを繰り返し、少し間をおいて、
 
 
「いいな!楽しかった?」と聞いてみてくださいね。
 
 
「休み時間は、なにして遊んだの?」の問いかけに、うまく答えられない子もいますね。
 
 
その場合には、「今日はいい天気だったねぇ。休み時間は外で遊んだ?」と、YESかNOで答えられる質問をしてみます。
 
 
「うん、外で遊んだよ!」と答えが返ってきたら「なにをしたの?」と続けていきます。
 
 
ここで大切なのは、答えが返ってくるのを「待つこと」です。「なにをしたの?」の質問にすぐには答えられなくても、ちょっと待ってあげるのです。
 
 
小さな子どもの脳は処理をするのに、大人の何倍もの時間がかかります。前の脳の処理が終わらないうちに、次の質問をされると、子どもはお母さんの話を聞かなくなってしまいます。
 
 
子どもの返答を急がずに待ち、子どもが返事をするまでは、次の話をせず、上手に「間を取ること」が大切です。
 
 
子どもに質問するときには必ず
 
 
笑顔Smile)で
・ささやくように優しくSweet)
・ゆっくりと間をとってSlow)
 
 
この3Sを意識して話しかけてみてください。
 
 
 
 
ときには、子どもが質問に答えたくないときもあります。そんなときは「ちゃんと答えて!」などと怒りモード全開では、かえって反抗的になって、益々話してくれなくなります。
 
 
特に思春期のお子さんは、親と話したがらない傾向にあります。子どもが話したがらない話題(勉強や学校のこと)を無理に聞こうとすると、かえって、口を貝のように閉ざしてしまいます。
 
 
そんな思春期の子の場合には、子どもが楽しそうにしているゲームのことや、好きな音楽やアニメのことについて聞いてみるのもいいかもしれません。
 
 
うちには、中学2年生の息子がいます。もともとおしゃべりな子ではありませんが、思春期になって、益々無口になっています。
 
 
私の問いにも「うん」「あ〜」という感じですが、子どもの好きなこと(野球)や得意なこと(歴史や地理)に関して、私が聞くと、ちゃんと答えてくれます。
 
 
お母さんは、子どもの話を「聞くこと」をメインにし、子どもの話を待ってあげてくださいね。
 
 
誰でも「話を聞いてもらう」だけで、不安な気持ちが和らぎ落ち着くものです。自分の話を聞いてもらい、受け入れてもらえたことで、子どもは安心します。
 
 
子どもの話にうまくコメントできないときには、
 
 
「そっか〜」
「そうなんだ〜」
「なるほどね〜」
「そう思うんだね」
 
 
ウンセリングモードで、お話を聞いてみてください。
 
 
「待つこと」
「Smile(笑顔)」
「Sweet(優しく)」
「Slow(ゆっくり)」
 
 
を意識して、会話でお子さんの「不安」「安心」に変えてあげてくださいね。
 
 
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執筆者:深井淳子
(発達科学コミュニケーション リサーチャー)

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