ADHD グレーゾーン パステル総研お悩み相談室

【お悩み相談室】ADHDの娘に才能なんてありません。短所ばかり目につき、叱ってばかりで苦しいです…

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4歳の娘がいます。ADHDの診断を受けていて、じっとしていられず、衝動的に動くことに困っています。どうしても「短所」しか見つけられず、いつも叱ってばかりいます。

 

4歳・女の子のママ

私にも、ADHDグレーゾーンの4歳の娘がいます。じっとしていられないワケに注目すると、彼女の「才能」が見えてきました。そこで今回は捉え方の変換方法をお伝えします!

 

発達科学コミュニケーション
トレーナー 貞永りか

 

【目次】

 

1.ADHDは短所でしょうか?

 
 
発達障害・注意欠陥多動性障害(ADHD)の特性は、行動としてあらわれるために目立ちやすく、叱られやすいですよね。
 
 
また、特性を「短所」や「苦手」と捉えてしまうと、「できるようにさせなければ!」と思うのが親心。
 
 
我が子も4歳で、ADHDグレーゾーンの女の子です。とても活発で明るい子ですが、行動のコントロールが苦手やりたい!と思ったことは衝動的にやってしまいます
 
 
2歳で弟が生まれた頃、娘の衝動性はますますひどくなり、どんなにやめて、と言ってもやめられず、衝動的に動いては周りから叱られるようになりました。
 
 
気づけば私も「やめてって言っているじゃない!」とどんどん語気が強くなり、叱ってばかりいました。
 
 
 
 

2.行動を分析すると「ワケ」が見えてくる

 
 
娘の行動を叱ってばかり、そんな暗黒時代に出会ったのが発達科学コミュニケーションでした。
 
 
まず、徹底的に行ったことは、娘の行動分析。
 
 
その行動は、本当に叱るべき危ないことなのか?それとも、まだできていないことなのか?はたまた、危なくはないけれど、好ましくない行動なのか?と、冷静に娘の行動を分析しました。
 
 
娘の行動を分析することで、冷静になってまず、自分のイライラが抑えられます。そして、どの分類かによって、対応を変えていけば良いだけなので、脳科学を基にした「子育ての正解」通りに接することができます。
 
 
そして、もう1つの効果は、私自身の「こうして欲しいのに」の思いは置いておいて、よくよく行動を観察していくことで、娘の行動の「ワケ」に気づいたのです。
 
 
娘の「やりたい!」はだいたい、「誰かのために何かしてあげよう」という一生懸命な気持ちでした。
 
 
大人のように、弟の世話をしてあげたい。ママが困っているから、〇〇を取ってあげたい。まだ当時は2歳でしたので、気持ちに技能が伴わずに失敗し、怒られていただけだったのです。
 
 
「やりたいと思うと、周りに止められても我慢ができない」と捉えると短所のような気がしますが、私は、娘の内から湧き出るエネルギーや底抜けの優しさこそ、彼女の「才能」だと思っています。
 
 
 
 

3.なぜ肯定的に捉えた方が良いのでしょう?

 
 
ここで、脳の仕組みについて少しお話しします。
 
 
脳にとって、苦手なことのネットワークを伸ばしていくことは、ものすごい労力や時間がかかります。
 
 
苦手なことを伸ばして、普通くらいのレベルに到達させようと思うのがよくある考え方かもしれません。しかし、この作業は脳科学的には、ものすごく大変な割になかなか成長を感じられず、苦痛に感じるばかり。
 
 
同じ時間や労力をかけるのなら断然、得意なことを何度も何度も行い、肯定した方が、苦手なことも同時に引き上がってくる可能性が高いのです。
 
 
できない」と捉えるより、「自分はここが得意で、できる!」と肯定的に捉えて、たくさん行動させ、子どもたちの「才能」として伸ばしていきませんか?
 
 
 
 

4.才能と捉えるポジティブ変換の方法、お教えします!

 
 
それでは、ADHDの特性をポジティブに変換してみましょう!
 
 

◆①「衝動性が高い、注意散漫」→「好奇心旺盛!」

 
 
人は好奇心がなければ、新たな発想も浮かんできません。
 
 
「これってなんだろう?」といろいろなことに目がいく注意散漫さと、「やってみよう!」と即行動できる衝動性は、発想力や行動力で言うとピカイチですよね。
 
 

◆②「動きが激しく活発」→「運動神経が良い!行動力がある!」

 
 
我が家の娘は活発で、歩いているところをあまり見たことがありません(笑)。また、なんでもやってみてできるようになるので、運動神経や行動力があるなと思います。
 
 
動きが激しいならばそこを伸ばそう!と、家にはジャングルジムやトランポリンを置いています。また、危なくなくて人が少ない公園に連れていき、満足いくまで遊ばせるようにします。
 
 
運動の脳の発達は他の脳機能の土台になりますので、基本的な運動量を確保することは脳育てに必須です。
 
 

◆③「おしゃべりが止まらない」→「話し上手」

 
 
口の多動(多弁)ならば、とことんおしゃべりさせて話し上手にしましょう!
 
 
とはいえ、ずっとおしゃべりにつきあうのは大変なので、「は〜!そうなんだね〜!」「へぇ〜、よく知ってるね!」「ほ〜!それはすごい!」などと「は・ひ・ふ・へ・ほ」で始まる言葉で答えてあげるのがオススメです。
 
 

◆④「何かしてあげたい!と思うと我慢できない」→「優しく世話好き」

 
 
娘はこのタイプ。ADHDの子どもは、案外、人好き世話好きが多いです。「今はやってほしくないんだけど…」と言うことでも、なぜやっているのか?に注目すると、誰かのために何かをしてあげたい!と言う場合もあります。
 
 
そんなとき、「やめてよ!」ではなく、「ママのためにやってくれようとしたんだね!」とまず認め、「こんな風にお手伝いしてくれるともっと助かるよ」と伝えるようにしました。今では底抜けの優しさと面倒見の良さにとても助かっています。
 
 

◆⑤「じっとしてほしいときに動き回る」→「動かないとできない役割を与えて、良い行動に変える」

 
 
動き回ってしまうなら、「〇〇とってきて!」「そーっと運んでくれる?」などとお手伝いをお願いします。
 
 
役割を与えられると俄然張り切りますし、やり遂げられると感謝されるので、褒める機会が増えるチャンスです!
 
 
このように、短所ではなく娘の才能だと捉え方を変えてみると、どんな行動も「一生懸命頑張った結果」のように思えるようになり、私が娘を叱ることはほとんどなくなりました
 
 
叱られることが減った娘は、周りの言うことに耳を傾けるようになりました今では、衝動的に動く前にグッと堪えて、「やってもいい?」と聞くことも増え、ますますお世話上手になっています。
 
 
 
 
いかがでしたか?発達凸凹の子どもの短所は、裏返せば凡人にはない「才能です。ぜひ、克服させるのではなく、生かしていくことを考えてみてくださいね!
 
 
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執筆者:貞永りか
(発達科学コミュニケーショントレーナー)

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