グレーゾーン 幼児

発達障害・グレーゾーンの子どもが集団行動を苦手とする理由とは?

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発達障害・グレーゾーンの子どもたちは、なぜ集団行動が苦手なのでしょうか。不安な気持ちが大きいこの時期に、しっかりと苦手の元を理解し、子どもの不安を取り除ければ、集団生活の困りごとを少なくすることができます!

【目次】

 

1.発達障害・グレーゾーンの子どもに積もるイライラ!

 
 
保育園や幼稚園の年頃になると、誰かと一緒に行動していかなくてはならない集団での活動が増えていきます。
 
 
2、3歳ではまだ言葉数も少なく、お互いを理解し合うようなことは難しいですが、4、5歳ともなると、だんだんと周りのお友だちの話を聞くことができるよになっていきます。
 
 
お友だちのお話を聞けると、自分の気持ちも伝えられるようになり、集団での生活をこなしていけるようになります。
 
 
しかし、発達障害・グレーゾーンの子どもたちは、この集団での行動が苦手なことがとても多いのです。
 
 
娘が4、5歳の頃、幼稚園の参観に行ったときに、我が子が集団行動についていけないことに驚き、焦りを感じたことがありました。
 
 
園庭から部屋に入るとき、お友だちはみんな並んでいるのに一人砂場でまだ遊んでいる。
 
やっとクラスの前までこられたと思ったのになかなか入室できない。
 
先生のお話を聞く時間には座れたものの、椅子をグラグラさせて全く落ち着いていない様子を見せる。
 
 
こんな娘の姿に、恥ずかしさを隠しきれませんでした。
 
 
家に帰るなり、子どもに向かい
 
「なんでみんなと同じことができないの!」
「先生の言うことをちゃんと聞いてないとダメじゃない!」
 
と、子どもを責めてしまいました
 
 
初めは私の強い怒鳴り声が怖くて、ただただ泣きじゃくる娘。
 
 
そんな子を目の前に更に怒りが増し
 
「だからダメなのよ!」
「何回言ってもできないじゃない!」
 
と、立て続けに怒りをぶつけ続けてしまいました
 
 

 
 

2.なぜ集団行動が苦手なのか

 
 
実は集団での行動が苦手な子どもは、自分の興味関心のあるものにまっしぐらに進んでしまい、回りが見えず、気付かないうちに集団から離れてしまうことがあるのです。
 
 
また、お友だちとコミュニケーションをとることが苦手で、1人で遊ぶ方が好きな子もいるのです。
 
 
更に、発達障害・グレーゾーンの子は気持ちを切り替えることが苦手で、何かに集中しすぎてしまい、先生の言ったことを聞き逃してしまうなどといった、問題点を多く抱えているのです。
 
 
大人が「困った子だな…」と思う子は、実は「本人が困っている子」なのです。
 
 
我が家ではケンカもしますが、きょうだい仲良く遊んでいたり、近所のお友だちの家にも遊びに行ったりしていたので、集団が苦手であることになかなか気づくことができませんでした。
 
 
参観日、私の怒りが治まらず泣き止まない娘に嫌気がさし黙っていると、娘がポツリと話し始めました。
 
 
「だって怖いんだよ!」と。
 
 
私のことを言っているのかと思いましたが、よく聞くと、
 
 
・並んで待つときはお友だちがいつもより近くに寄ってきて怖くなっちゃう
 
・靴をしまうときにはみんなが集まって大声でしゃべるから耳が痛くなっちゃう
 
 
と話してくれました。
 
 
そうか!そうだったのね。そんな怖い気持ちになっちゃうことがあるのね、と初めて自分の気持ちを言葉で伝えてもらえ、やっと娘の気持ちに寄り添うことができるようになりました。
 
 

 
 

3.苦手意識を持たずにできるようになるには

 
 
このように、いろいろなことの刺激を過剰に受けてしまう発達障害・グレーゾーンの子どもたちには、事前に具体例をあげて予告してあげると、できるようになることが増えていきます。
 
 
例えば「時計の長い針が3でお片付けするよ」と伝え、それができたら「時間通りに片付けられたね」褒めます
 
 
また、忙しいときにはつい「早くして!」と言ってしまいがちですが「できると思うから待ってるね!」と伝えると、思っていた以上に早く行動に移せることもあります。
 
 
この行動を繰り返し、できた達成感を増やして苦手を克服してきましょう
 
 
子どもが今日あった出来事を話し始めたら
 
・ほんの少し手を止め聞いてあげる
・できたことを褒める
・「皆と一緒にできたね」と声をかける
 
などの対応で、集団行動に参加したことに気づかせましょう
 
 
そうすることで苦手意識を徐々に無くし、皆と一緒に行動することができるようになっていきます。
 
 
発達障害・グレーゾーンの子どもたちは初めての場所が苦手だったり、不安な気持ちを言葉で伝えられなかったりすることが多いのです。
 
 
ですので、普段お母さんとのコミュニケーションで大切にしていることを先生にも伝えられると良いですね。
 
 
朝の時間やお迎えの時間、時間がない場合には連絡ノートでその日の不安や出来事を伝え合えるよう、家庭と園とが連携していけると、子どもの不安も少なくなっていきます。
 
 

 
 
いつでも話を聞いてもらえる安心感があるとより一層不安も減り、集団にも慣れていけるようになります。
 
 
不安な気持ちが大きいこの時期だからこそ、ゆっくりと丁寧に子どもたちと関わって行きたいですね。
 
 
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執筆者:古関ときこ
(発達科学コミュニケーショントレーナー)

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