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【お悩み相談室】コロナ休校できょうだいゲンカが頻発!そんなときHSCや発達障害の子とどんな会話をしたらいいですか?

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コロナウイルスの影響で、子どもたちが家で過ごす時間が長くなって、きょうだいゲンカが増えています。しかも段々、たいしたことじゃなくても娘が敏感に反応して、イライラしているような気がして…。私も一日に何度もきょうだいゲンカの仲裁に入らないといけなくて、うんざりしてします。私は子どもとどんな会話をすればいいのでしょうか?

 

8歳・女の子のママ

きょうだいゲンカが増えると、ママも気が滅入りますよね。そこで今回は、現役スクールカウンセラーでひといちばい敏感な子を専門としている私がお答えします。

 

発達科学コミュニケーション
トレーナー 渡辺カナ

 

【目次】

 

1.コロナ休校で、きょうだいのケンカが増加中!?

 
 
一緒に過ごす時間が長いと、自然ときょうだいのぶつかり合う機会が多くなってしまいますよね。
 
 
我が家も子どもが複数いるため、長期休暇になるときょうだいゲンカが頻発していました。
 
 
「ママ~!〇〇(きょうだい)がバカって言った~!」
「ママ~!〇〇(きょうだい)が蹴ってきた~!」
「ママ~!〇〇(きょうだい)がおもちゃ貸してくれない~!」
 
 
一日に何度も何度も起こるきょうだいゲンカ。段々と対応するのが億劫になり、怒鳴ってその場を鎮めるなんてことも、以前はしょっちゅうしてしまっていました。
 
 
ですので、相談者さんのイライラする気持ちもよくわかります。
 
 
我が家の場合、私が怒鳴っても、子どもは結局グズグズ言ってなかなか気持ちが切り替わらず、またすぐにきょうだいに対して怒り出し、私が叱る…という悪循環になってしまっていました。
 
 
相談者さんのお子さんも、そんな負のスパイラルにはまっていませんか? 
 
 
 
 

2.どうしてHSCや発達障害の子は、きょうだいゲンカでストレスがたまるの?

 
 
実は、HSC(Highly Sensitive Child)や発達障害グレーゾーンの子は、きょうだいゲンカでストレスをためがちな脳の特性があります。それは、ネガティブな記憶が強くインプットされやすいという特性です。
 
 
ですから、きょうだいゲンカで嫌な思いをすると、それがしっかりと記憶されます。
 
 
そして、同じようなことが起こったときに、頭の中からきょうだいゲンカに関するネガティブな記憶を、どんどんと引っ張り出してきてしまいます
 
 
「いつも〇〇(きょうだい)は私の嫌なことばかりする」
「そういえば、この間もあんなことがあった」
「前もしていたから、次もするに違いない」
 
 
何度も思い出すことは、脳のネットワークを強くします。
 
 
このような状態だと、またきょうだいゲンカが起きたとき「やっぱり私に嫌なことをした!」と怒りが増大し、普段ならスルーできるようなことまで過剰に反応するようになってしまいます。
 
 
そしてまた脳内のネットワークが強化される、という悪循環が起こってしまうのです。
 
 
悪循環を防ぎ、ネガティブな記憶に引きずられないようにするには、ポジティブな記憶の上書きが役立ちます。
 
 
きょうだいゲンカの場合は、不快な気持ちになっても、自分で気持ちを切り替えられたという、「困りごとに自分自身で対処できる」という自信をもたせてあげるのがオススメです。
 
 
もしかすると、お子さんは、自分が不快になったとき、どうやって気持ちを立て直せばいいのか分かっていないのかもしれません。
 
 
ですので、嫌な気持ちから早めに抜けすための方法を身につけられるようなコミュニケーションをとることが、この負のスパイラルを解消するのに役立つはずです。 
 
 
 
 

3.こんなときママとHSCや発達障害の子がすべき会話とは?

 
 
我が家には、きょうだいゲンカで怒りを爆発させがちな子がいます。そこで、その子との会話の中で、きょうだいゲンカが起きてイライラしてしまったときに、どうしたら気持ちを切り替えられるかについて話題にしました。
 
 
もちろん、ケンカの直後はイライラして話ができないので、その子の気持ちが落ち着いているタイミングを見計らってです。
 
 
きょうだいゲンカでイライラしてしまう気持ちは受け止めたうえで、私から気持ちを切り替える方法をいくつか提案しました。
 
 
例えば、
 
・違う部屋へ行く
・おいしいものを食べる
・布団にくるまる
・マンガを読む など
 
 
いくつか挙げた中から、子ども自身に自分ができそうな対処法を選んでもらい、「気持ち切り替え作戦」として準備しておくことにしました。
 
 
そして、きょうだいゲンカが起こったときには、「この間の『作戦』実行のチャンス!」と耳打ち。
 
 
上手く切り替えられたときには「やったね!」「自分で気持ち、変えられたね!」と、できたことを喜びました。
 
 
たとえ事前に準備しておいた対処法が上手くいかなかったとしても、「この間話してた作戦、自分からできたね!」と肯定の声かけをしました。
 
 
そして、「気持ちを落ち着かせる方法って色々あるんだよ」「人によって合う方法って違うから、違う作戦をいろいろ試して、合うのを見つけてみようね」と、チャレンジし続けやすくなるような言葉をかけ続けました。
 
 
今では私が言わなくても、「気持ち切り替えるために、子ども部屋行ってくる」「気持ち切り替えるために、おやつ食べる」と言って、自ら行動できるようになっています。
 
 
 
 
「自分でできた!」という記憶を強化してあげるのが対応のコツです。
 
 
相談者さんのお子さんにもぜひママとの会話を通じて「自分で対処できる!」という自信をつけてあげてくださいね。きっとお子さんの成長した姿を見られるばずですよ。
 
 
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執筆者:渡辺カナ
(発達科学コミュニケーショントレーナー、臨床心理士)

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