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【お悩み相談室】反抗的で言うことを聞かない発達障害の子どもに困っています

更新日:

息子はADHDの傾向がある、発達障害グレーゾーンの6歳です。「〇〇しなさい!」と私が指示を出しても「うるさいよ!」と反抗的な態度を取って素直に動いてくれません…。こんな風に言うことを聞かない子どもに効果的なコミュニケーションはありますか?

 

6歳・男の子のママ

発達障害の子どもは指示を出しても素直に行動してくれないことが多いですよね。そこで今回は息子の反抗的な態度に悩まされた経験を持つ私が、子どもを素直に行動させる秘訣をお伝えします。

 

発達科学コミュニケーション
リサーチャー 森あや

 

【目次】

 

1.すぐに逆ギレ!反抗的だった我が家の息子

 
 
発達障害グレーゾーンの子どもを育てていると、なかなか言うことを聞かない我が子にイライラすることも多いですよね。
 
 
その上、反抗的な態度まで取られるとお母さんは毎日かなりのストレスを抱えることになると思います。
 
 
我が家の息子は注意欠陥多動性障害(ADHD)の特性を持つ、発達障害グレーゾーンの小学2年生です。
 
 
以前は、私が「〇〇しなさい!」と指示を出しても
 
 
・「後でやる!」とやらない
・何度も指示を出すと「うるさいよ!」と反抗してくる
 
 
などと素直に行動してくれないことに毎日イライラしてバトルになっていました。
 
 
だから相談者さんの気持ちはよく分かります!
 
 
やるべきことをやってくれない上に逆切れまでされると、本当に腹が立ちますよね…。
 
 
実は発達障害の子どもが言うことを聞いてくれないのは、脳の特性が大きく関係しているんです。そのため、お母さんが感情的に対応してしまうのは、絶対にNGなんです。
 
 
そこで今回は、言うことを聞かない発達障害の子どもが、素直に動き出すコミュニケーション術を紹介します。
 
 
 
 

2.どうして発達障害の子どもは言うことを聞かないの?

 
 
ではどうして発達障害グレーゾーンの子どもはなかなか言うことを聞かないのでしょうか?ここでは主な理由を3つお話しします。
 
 

◆「お母さんが話しかける=叱られる」!?

 
 
発達障害の子どもはできないことや苦手なことが多くあります。特にADHDタイプの子どもは
 
 
・気が散りやすい
・落ち着きがない
・思いついたらすぐに行動してしまう
 
 
などの特性から、行動が悪目立ちしてしまうことがよくあります。そのため、ADHDの子どもを育てているお母さんはどうしても
 
 
「やめなさい!」
「ちゃんと〇〇しなさい!」
 
 
など否定的な言葉をかけたり、指示ばかりになってしまうことが多くなりがちですよね。
 
 
加えて発達障害の子どもは「嫌なことを記憶しやすい」と言う特性を持っています。その結果、
 
 
「また叱られる!」
「また何かしろって言われるんだろうな…」
 
 
とお母さんの言葉を素直に聞くことができなくなってしまっていることがよくあるのです。
 
 
そのために、お母さんが指示を出すと反抗的な態度を取ってしまうんですね。
 
 

◆行動の切り替えが苦手

 
 
発達障害の子どもは
 
 
・注意を切り替えることが苦手
・エンジンがかかりにくい
 
 
と言う特性を持っているために、行動の切り替えが苦手な子が多くいます。
 
 
だからお母さんが指示を出しても、すぐに次の行動に移ることができないんです。
 
 

◆1度にたくさんのことを覚えられない

 
 
私たちの脳には「ワーキングメモリ 」と言って、目的に合わせて必要な情報を一時的に覚えておく働きがあります。
 
 
ところが発達障害の子どもは、ワーキングメモリの働きが弱い傾向があります。そのために、一度にたくさんのことを言われても覚えることができないのです。
 
 
さらに発達障害ADHDタイプの子どもはカッとなったり感情的になりやすい特性があります。
 
 
だからお母さんが矢継ぎ早に指示を出すと、「無理!」となって反抗的な態度を取ることになってしまうのです。
 
 
つまり、言うことを聞かない発達障害の子どもを素直に行動させるためには、しっかりと脳に届く声かけをしてやる気を引き出すことが必要なんです!
 
 
 
 

3.子どもが素直に動き出すコミュニケーション術とは?

 
 
ここでは、発達障害の子どもが素直に動き出すコミュニケーション術を3つ紹介したいと思います。
 
 

◆3つのS

 
 
お母さんの言葉をきちんと脳まで届けるためには、子どもに「聞きたい!」と思わせることが必要です。そこでお母さんには
 
 
・笑顔で
・ゆっくりと
・優しく
 
 
の3つに気をつけて子どもに話しかけてほしいのです。
 
 
私たち大人も、とげとげしく声をかけられたら、話を聞きたくはないですよね?
 
 
子どももそれと同じです。お母さんが「3つのS」を心がけることで、子どもの反抗的な態度も落ち着くため、お互いにイライラしなくて済むようになるんです。
 
 
また、何かに熱中している子どもに話しかけるときには、お母さんに注意を向けるために目を合わせて声をかけることも大事ですよ。
 
 
こうやってお母さんが穏やかに声をかけると、子どもの脳は「聞く」状態になるので、指示がぐっと通りやすくなります
 
 

◆まずはできていることを褒める

 
 
次にやってほしいことは、指示を出す前に子どもが今できていることを褒める、と言うことです。
 
 
子どもは褒められると自信がつき、行動力がUPします。つまり、指示を出す前に褒めることで子どもはスムーズに行動できるようになるんです。
 
 
褒めると言っても特別なことではありません。例えば
 
 
本を読んでるんだね。ご飯ができたから食べようか♪」
ご飯食べれたね。じゃあ歯磨きしようか♪」
 
 
と言う感じで、子どもがやったことをそのまま口に出せばいいだけなんですよ。
 
 

◆1回に指示は1つ

 
 
先ほどもお話ししたように、発達障害の子どもは一度にたくさんのことを覚えるのが苦手です。そのために
 
 
「上着はハンガーにかけてね。手を洗ったら連絡帳を出してね。」
 
 
なんて指示を出されると、自分が何をすればいいのか分からずに混乱してしまうのです。
 
 
そこでお母さんにやってほしいことは、1回に出す指示を1つにすることです。例えば
 
 
「今日も一日頑張ったね!じゃあ上着をハンガーにかけてね。」
      ↓
「ちゃんと上着かけれたね!じゃあ手を洗おうか。」
      ↓
「ちゃんと手を洗えたね!じゃあ連絡帳を出してね。」
 
 
と言うように「まずはできていることを褒める」+「1回に指示は1つ」と言うパターンを繰り返しながら子どもに指示を出してほしいのです。
 
 
 
 
さて、以前は反抗的な態度に悩まされた我が家の息子ですが、今では逆切れすることもなくなりました。
 
 
息子の都合ですぐに行動できないときでも「ごめんね、これが終わったらやるね」と穏やかに答えてくれるようになったのです。
 
 
ちなみに、私はなんとかしてすぐに指示に従わせようとは基本的に思っていません。それよりも、「自分から進んで行動できた」と言う成功体験を積ませた方が、子どもは素直に行動できるようになっていくからです。
 
 
子どもがすぐに行動してくれなくても、「そうなんだね」「ちゃんとお返事してくれてありがとう」と声をかけておけば、ダラダラ遊び続けてしまうこともありません。
 
 
そして子どもが行動し始めたら、「ちゃんと遊ぶのをおしまいにできたね!」「片付けしてるんだ!」としっかり褒めています
 
 
いかがでしたか?言うことを聞かない発達障害の子どもに効果的な対応は
 
 
・「笑顔で」「優しく」「ゆっくりと」話しかける
・ますはできていることを褒める
・1回に指示は1つ
 
 
の3つです。お母さんがコミュニケーションを変えれば子どもはぐっと素直になります。
 
 
早速今日から取り入れて、相談者さんも息子さんと笑顔で過ごしてくださいね!
 
 
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執筆者:森あや
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)

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