ADHD 発達障害

コロナによる自粛生活で、発達障害ADHDの子の親がイライラせずに子育てをする秘訣!

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多くの学校が休校延長続行の中、お子さんとずっと一緒にいることに疲れてきていませんか? イライラが止まらないお母さんと、そうではないお母さん。今回は、その両者の特徴を紐解く中で、発達障害・ADHD傾向の子育てを楽にする秘訣を探ってみました。

 

【目次】

 

1.発達障害ADHDの子との休校生活で見えてきたもの

 
 
突然始まった前代未聞の休校処置。新学期が始まってもなお、先の読めない自粛生活に、ただでさえ活動量の多い発達障害・注意欠陥多動性障害(ADHD)傾向のお子さんをお持ちのお母様方は、さぞかしご苦労をされていることと思います。
 
 
ADHDタイプのグレーゾーンの中学生の息子も、一人で空き地にバスケをしに行ったりして息抜きをしていましたが、緊急事態宣言が出た今、それすら叶わなくなり、毎日家で悶々と過ごしています。
 
 
今回の休校生活を過ごす中で、SNSの投稿などを見ていると、同じ発達障害・ADHD傾向のお子さんをお持ちのご家庭でも、楽しく過ごしているご家庭と、お子さんとの衝突でイライラを募らせているご家庭があることがわかりました。
 
 
もともと、じっとしているのが苦手なADHD傾向の子どもとの自粛生活ですが、楽しんでいるお母さんと、息詰まっているお母さんには、一体どのような違いがあるのでしょうか。
 
 

 
 

2.子育てにイライラする親の特徴とは

 
 
イライラが止まらないお母さんの投稿を見ていると、ADHD傾向のお子さんの中には、家の中にずっといることで、お子さん自身がストレスを溜め、気持ちが不安定になっていたり、
 
 
スマホ、ゲームに没頭して、親のいうことを全く聞かず、注意すると機嫌が悪くなり親に当たっているという子が多くいるようです。
 
 
そんなお母さん方の対応を見ていると、1日1時間は勉強すると約束したのに、ゲームは1日何時間までだと約束したのにもかかわらず全く守れませんと書いてあります。
 
 
きちんと事前に約束をして、とても素晴らしい対応をされているのにもかかわらず、子ども達は全く従わず、その結果ガミガミ怒り続け、お母さん自身が疲れ果てています。
 
 
それに対し、同じADHD傾向のお子さんをお持ちでも、子どもがこんなお手伝いをしてくれました!今日は何も言っていないのに自分で宿題をやり始めています!というポジティブな投稿をされているお母さん方もいらっしゃいます。
 
 
自粛生活を楽しんでいるご家庭の様子を見ていると、お子さん自身が1日の時間割を決めたり、今日やることを決めたりしていて、いろいろなことに意欲的に取り組んでおられるようです。
 
 
 親がガミガミ言っていないのに、なぜ、このお子さん達は自ら進んで動いているのでしょうか?
 
 

 
 

3.子どもが進んで動いている家の特徴とは

 
 
自粛生活中、子どもが自ら意欲的に動いているご家庭に共通することは、お母さんが「これをしなさい。」「あれをしなさい。」とガミガミ言わずに、お子さんと過ごしていることです。
 
 
ここでちょっと立ち止まって考えてみてください。ガミガミ言っているお母さんに質問です。
 
 
あなたがガミガミ言った後、お子さんはどうなりましたか? ご自身の気持ちはどうでしたか? お子さんの行動は変わりましたか?
 
 
大半の方は子どもの行動は変わらず、なんだか怒鳴って自分だけが疲れている。とお気づきなのではないでしょうか。ガミガミ言いたくないけれど、言わずにはいられないという方もおられるかもしれませんね。
 
 
「でもガミガミ言ってもお子さんの行動は変わらないんです。」
 
 
なぜ変わらないのでしょうか?
 
 
なぜ一方で、ガミガミ言わなくても自ら動くお子さんがいるのでしょうか?
 
 

 
 

4.自然と子どもが動きたくなる魔法の作戦はこれ

 
 
あるお母さんは、家の中のお手伝いをポイント化し、毎日ポイントを集計して、棒グラフにして成果が見えるようにし、1週間ごとにそのポイントに応じたお小遣いがもらえるということをやっておられました。
 
 
他のお母さんは、歴史が苦手なお子さんと歴史人物カードゲームで遊んだり、子どもが食べたいものを一緒に作っているお母さんもおられました。
 
 
いずれのお母さんにも共通することは、「これやってみない?」「こんなのはどうかな?」と子どもが「ワクワクすること」「楽しいこと」で子どもの気持ちを動かしているという点です。
 
 
つまり、子どもの興味や、関心をくすぐるような働きかけをしているのです。
 
 
ガミガミ言っても動かないのはなぜか?
 
 
それはずばり 楽しくないから です!
 
 
子どもは「楽しいこと」が大好きです。それは、私達大人にも言えることですが、まだ理性がきちんと発達していない子ども達は、「こうするのが正しいからやりなさい!」と言われてもなかなか動けないのです。
 
 
つまり、子どもを自ら動かすには、同じことをやらせるのでも、「何か楽しいやり方はないかな?」という発想の転換が必要なのです!
 
 
特に、発達障害ADHD傾向の子ども達は、衝動特性も影響して、「楽しいこと」への反応が抜群に良いという特徴があります。
 
 
その特性を思いっきり使ってあげることでお母さんがお子さんの行動力ををグーンとアップさせることができるのです!
 
 
ADHD傾向の子育てを楽にする秘訣は、「正しいこと」を無理やりやらすのではなく、「楽しいこと!」「ワクワクすること!」で子どものスイッチを入れていく!です。
 
 

 
 

5.お母さんが楽になる秘訣!

 
 
その発想を利用し、私は先日スマホとゲームばかりの中学生の息子に、朝食作りにチャレンジしてもらうことにしました。料理にチャレンジすることで、少しでも家の手伝いに興味を持ってもらいたいという作戦です。
 
 
作ってもらうのは、目玉焼きにしました。息子は、料理など全く興味がないタイプ。
 
 
どうすれば「家の手伝いをやるのは当然のことだ」という当たり前を押し付けず、ガミガミ言わずに、息子の「めんどくさい」気持ちを「楽しい」に変えられるかと考えました。
 
 
私の作戦は、「フライパンを新しくする!」です。
 
 
初めは、「なんで俺が…」と渋っていた息子ですが、新しいフライパンの上で、目玉焼きがくるくる動くのを見た途端、スイッチが入りました
 
 
とても楽しそうな息子。自分の分だけ作ってくれれば十分と思っていましたが、結局家族全員分の目玉焼きを作ってくれました!
 
 
「楽しいと思えること」は、「やりたい!」という気持ちを引き出します。
 
 
そして「やりたい!」という気持ちは、「意欲」となり、子どもの行動をぐんぐんあと押ししてくれるようになります。
 
 
その結果、自分で作ることの楽しさを知ったうちの息子は、ガミガミ言わなくても少しづつ、夕食作りの手伝いをするようになってきました。
 
 
ガミガミ言って無理やりやらせるよりも、「楽しいこと」でスイッチを入れたほうが、子どもはスっと動きます。
 
 
子どもがスッと動いてくれるので、どうすればこれを「楽しい」に変えられるかな?と考えることが私自身も楽しくなりました。
 
 
子ども自身も色々なことができるようになり、スマホや、ゲーム以外にも興味が出てきて、一緒に料理をする中で、今までになかった会話も生まれてくるようになりました。
 
 

 
 
そして何よりの嬉しい変化が、「楽しい」への動機付けが習慣になり、ガミガミ言うことが減ったことで、
 
 
「今までより子育てがぐっと楽になって、家族との時間が楽しくなってきた!ことです。
 
 
長い休校生活、ぜひ「楽しそう!」「やってみようかな!」と子どもの気持ちがスッと動く魔法の作戦を考えて、親子でストレスなく過ごす技を身につけてみてみてください!
 
 
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執筆者:桜井ともこ
(発達科学コミュニケーショントレーナー)

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