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【お悩み相談室】5歳の娘は、何を言ってもイヤ!と言います。反抗期?発達障害?と悩んでいます

更新日:

5歳の娘は、最近何を言っても「イヤ!」と言って反抗し、癇癪を起こします。第一次反抗期はとっくに過ぎているはずですし、発達障害なのでしょうか?

 

5歳・女の子のママ

私にも娘がいます。もうすぐ5歳になるという頃、毎日「イヤ!」ばかりで機嫌の悪い日が続きました。その経験をお話しします。

 

発達科学コミュニケーション
トレーナー 貞永りか

 

【目次】

 

1.もうすぐ5歳の娘。第一次反抗期はなかった、と思っていたのに…

 
 
私にも、現在幼稚園の年中さんで、もうすぐ5歳になる娘がいます。
 
 
娘は生まれつきとても活発で行動力のあるタイプでした。そのおかげか、第一次反抗期、2〜3歳児の頃に起こるいわゆる「イヤイヤ期」はあまり経験しませんでした。
 
 
考えるより体が先に動いてしまうタイプで、「やってみたい!」と思うと持ち前の運動神経や器用さでやり遂げてしまうため、「イヤ!」という必要がなかったのだと思っています(笑)。
 
 
しかし、年少さんの終わり頃から、私が何かを提案すれば「イヤだ」、うまくいかないと「ママがずるい!」と怒る、挙句の果てには手が出る、ということが増えました。
 
 
 
 

2.発達障害の特性かも?と悩みました

 
 
もう随分言葉が達者で、親やお友達との会話で困ることはない時期でした。自分の状態をうまく説明することもできるようになっていました。
 
 
しかし、思い通りにいかないと、目つきが変わって「イヤだ!」と怒り、時には泣き叫んで切り替えができない…。
 
 
もともと、活発で動きも激しい上に、衝動的に動いてしまいがちなタイプ。いわゆる、発達障害・注意欠陥多動性障害(ADHD)のグレーゾーンです。
 
 
そんな娘も、ここ1〜2年でとても落ち着き、彼女なりに、衝動的に動くことをぐっとこらえられるようになっていました。そして何より、周りの言葉がスッと届き、素直に好ましい行動を取れるようになっていました。
 
 
娘の成長を感じていた分、
 
 
「この子はあんなに成長していたはずなのに、どうしてなのだろう」
 
「やっぱり、もともと持っている発達障害グレーゾーンの特性は変えられないのだろうか
 
 
と、がっかりしました。
 
 
もう言葉の理解もできるし、なんとか言葉を届けて良い行動に変えていかなければ。そんな風に考えた私は、
 
「どうしてこんなことしたの?」
 
「〇〇はしたらいけないって言ったよね?」
 
「次はどうしたらいいの?」
 
 
などと、否定的な注目ばかりしては、叱ったり諭したり。そして、イヤイヤに巻き込まれては一緒にイライラしていたのです。
 
 
 
 

3.「○歳だから」 を気にしすぎないで

 
 
「イヤイヤ期」と呼ばれる時期は、脳が未熟なために起こっています。「イヤ!」という気持ちを制御する脳が成熟するのは、なんと20歳。
 
 
私は、「もうすぐ5歳になるんだし、イヤイヤ期なんてもうとっくに終わっている」と思っていました。
 
 
しかし、脳が発達する場所の順番やスピードには大きな個人差があります。決して、「○歳だから、全員がその時期までに終わっている」なんてものではないのです。
 
 
娘の場合、もうすぐ5歳の今、イヤイヤ期がやってきたのです。今が、脳の成長の時期なのだと思いました。
 
 
そこでもう一度、「イヤイヤ期の頃と同じ対応をしてみよう」と決め、取り組んでみました。そうすると、あの鋭い目つきはたった数日でなくなり、元の明るい娘の姿に戻りました。
 
 
言葉が達者になってきて、会話が成立するようになると、つい、大人と同じような感覚を持ってしまうものですが、子どもの脳はまだまだ発達の途中なのです。
 
 
「○歳だから」にとらわれるのではなく、「この子ができること、まだできないことは何かな」という視点で我が子を見ることが大切だと実感しました。
 
 
 
 

4.「イヤ!」の 気持ちを発散させることで、我慢する力も育っていきます!

 
 
遅れてやってきた、娘の「イヤイヤ期」対応で効果的なものがあったので、ご紹介したいと思います。
 
 
夕食時、お椀に入ったスープの中に残っているコーンが、なかなか取れない娘。
 
 
突然、「パパ!どうして汁をたくさん入れたの!!コーンが取れないのはパパが悪い!!」と大声で怒り始めました。
 
 
それを聞いた私は、「怒って暴言を吐いている」という否定的な部分に注目して、指摘しそうになりましたが、ここでグッとこらえて、何も言わずにしばらく見守りました。
 
 
娘はプンプンしていましたが、暴言を吐き終わったときにそっと、「コーンを上手にすくいたかったんだよね。」と声をかけました。すると、娘の肩の力や顔つきがスーッと緩んでいく様子がわかりました。
 
 
そこで私は、「難しいことだけど、頑張っているんだね。何かお手伝いしようか?」と声をかけました。もちろん、穏やかな声で、怒りのオーラなどは出していません。
 
 
すると、娘はとても落ち着いた声で「自分でやってみるね。」とつぶやいて、その後は全く暴言を吐くことなく、できるまでやり続けました。
 
 
「思い通りにいかなくてイヤ!」という感情を制御する脳を育てるには、「わかってもらえた」という安心の経験が必須。そのためには、「イヤ」という気持ちを否定するのではなくまずは受け止めることが大切なのです。
 
 
また「イヤ!」という気持ちを発散しなかったり、発散しても否定されて押さえ込まれたりしてしまうと、自分の中に「イヤ」という負の感情が溜まりこみ、学齢期になって心理的な問題として表れることがあります。
 
 
幼児のうちに、安心して「イヤだ!」と言うような、感情を思い切り出させる経験をさせましょう。
 
 
そして、幼児はまだまだ、自分の気持ちを言語化することは難しいもの。
 
「うまくいかなくて悔しい」
 
「取りたいのに取れないで、もどかしい」
 
「頑張っているのにうまくいかない」
 
などという「本当の気持ち」をそのままの言葉で表せずに、暴言として表れてしまうことはよくあります。
 
 
おしゃべりがどんなに上手になっても、言葉の奥にある本当の気持ちが言えているとは限りません。
 
 
暴言を吐いたときには、暴言の内容そのものには反応せずに、「不快な気持ちを表したいのだな、どんなワケがあるのかな」と一歩引いて考えることがオススメです。
 
 
「イヤ!」という感情に、親も感情的にぶつかっていくと、イライラを生みます。大切なのは、子どもの行動や言葉のワケに目を向けて、戦略的に対応していくことです。
 
 
 
 
ぜひ、お子さんの言葉や行動の「ワケ」に目を向けてみてくださいね。
 
 
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執筆者:貞永りか
(発達科学コミュニケーショントレーナー)

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