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【お悩み相談室】発達障害・ADHDの娘とのイライラバトルをやめたいです。何かいい方法はありませんか?

更新日:

発達障害ADHDの9歳の娘がいます。小学生になってから毎日何かにつけイライラとしています。私も怒って対応すると、手が付けられないほど怒り始めます。毎回、会話をするとバトルになるので疲れます。バトルにならない対応方法を知りたいです。

 

9歳・女の子のお母さん

会話をするたびにバトルはお互いにつらいし、疲れますよね。実は我が家も相談者さんと同じで、娘と毎日のようにバトルでどうしたらいいのか分からずに困っていました。今回は、子どもがイライラして怒りを爆発させたときの対応方法をお伝えしますね

 

発達科学コミュニケーショントレーナー

渡辺くるり

 

【目次】

 

1.女子が育てやすいって誰が言ったの?

 
 
なんでもすぐに怒りだす子どもには、お母さんもイライラしますよね。バトルが続く精神的にも体力的にも、本当に疲れると思います。私もそうでした。
 
 
我が家には、小学3年生(9歳)の娘がいて、発達障害・注意欠陥多動性障害(ADHD)の特性があります。
 
 
物心ついた頃から、大げさではなくいつも不機嫌で、笑顔で会話をすることがあまりなかったです。
 
 
・朝は寝起きの悪さでブスっとしている
 
・外出中も気に入らないことがあると怒る
 
・外出した後(学校や遊びなど)帰宅すると何かにつけすぐ怒りだす 
 
 
など。そして、いったん怒り出すと本人には制御できなくなり、怒りが癇癪となって爆発します。
 
 
例えばこのような感じです。
 
 
友達と一緒に遊んで帰ってきた娘に、「ご飯一緒に作ろう!」と誘ってみると「イヤだ!」とイライラした口調ですぐ応えてきます。
 
 
それでも、めげずに「一緒に作ったら早くできるよ~」と穏やかに言っても、
 
 
「なんで一緒に作らないといけないの!」
 
「イヤだって言ってるじゃん!」
 
 
と、どんどん娘の怒りがエスカレートしていきます。しまいには、机をがんがん蹴り始めます。
 
 
私が何かを言うたびにイライラ怒り始めるので、その態度に私もイライラ。お互いの怒りが爆発し、どんどんバトルはヒートアップしていきます。
 
 
「女子が育てやすいなんて誰が言ったんだろう?育てづらい~!」と、バトルになるたびに思いながら、どうしたらいいのかもわからず声を荒げてしまう状態が毎日続いたのです。
 
 
小学生になってからは、今まで以上にバトルの頻度が多くなってきて、私は心身共に疲れていました。
 
 
このような状態だったので、相談者さんのバトルをやめたい気持ちは、とてもよくわかります。
 
 

 
 

2. 発達障害・ADHDの特性と女子特有のイライラ

 
 
なぜ発達障害の子どもはこんなにすぐイライラしたり、怒り口調になってしまうのでしょうか?
 
 
それには、発達障害・ADHDタイプの子どもの特性が関わっています。
 
 
イライラの主な原因としては、次の3つが考えられます。
 
 

◆①悪い記憶が残りやすい

 
 
いつも子どもの言動に怒って対応していると、子どもの中では「お母さん話す=怒る」と悪い記憶が残っています。
 
 
お母さんが怒っていなくても、また「怒られる」や、「怒られた」と感じてしまいます。怒りの口調になることで自分への攻撃を防ごうとしているのです。
 
 

◆②「衝動性」が強い

 
 
自分の感情を抑えることが難しい傾向があります。
 
 
お母さんに何か指示をされても、自分の「やりたくない」という感情が先に立ってしまいます。結果として、「イヤだ」「やりたくない」など、思ったことをすぐ衝動的に言ってしまいます。
 
 

◆③ストレスに対応する力が弱い

 
 
行動の工夫や気持ちの切り替えが難しいストレスに弱い傾向があります。
 
 
お母さんに注意された場合、怒られた、ムカつくなどの悪い感情だけが残り、「次は注意されないように気を付けよう」など、切り替えることが難しいのです。
 
 
このようなADHDの特性に加え、周りが見え始める頃の、女子特有の習性も関わっていることがわかりました。
 
 
もともと女子は、自分で意識していないのに外の世界ではうまく適応しようとする習性があります。
 
 
ADHD女子は、ストレスに弱い傾向があるうえに、周囲に合わせることが苦手だったりもします。
 
 
外の世界ではうまく周りと合わせようとすることがストレスとなり、家ではそのストレスがイライラとなって表れるのです。
 
 
以前の私は、娘のイライラを厳しく𠮟ったり、怒ったりすることで抑えようとしていました。しかし、ADHDの特性なので、何度叱ったり怒ったりしても直るものではありません。
 
 
「ADHDの特性+外の世界でのストレス+私の怒りの対応によるストレス=イライラ」
 
 
このようにADHDの女子は、イライラの原因が複雑なのです。
 
 
 
 

3.イライラバトルに効果的な1つの方法

 
 
娘とのバトルに疲れていた私は、発達科学コミュニケーション(発コミュ)に出会い、自分自身の対応を変えました。
 
 
とにかく、子どもがイライラを抑えられなくなったら、一緒になってイライラせずスルーする。
 
 
これを徹底して実践しました。
 
 
やめさせたい行動に一緒になってイライラし、怒って対応するなどの否定的な関わりは、その行動をエスカレートさせます。
 
 
スルーするときに注意することは、無視したり、明らかに嫌な顔をしないこと!
 
 
娘が怒り始めたらすぐ、私もイライラしないようにするため別室に行くようにしました。
 
 
それでも、最初のうちは娘が、怒って泣き叫んだりしましたが、「そうやって怒ったり泣いたりしているときは、話さないよ」と、無視をせずきちんと理由を伝えてから離れるようにしました。
 
 
これにより、子どもの脳が感情をそのまま出さないほうがいいと学ぶようになります。
 
 
そして落ち着いたら、「落ち着いたね」と声をかけたり、今までのことはなかったように「ごはん食べようか」など、気持ちを切り替えさせる声掛けをします。
 
 
これで、今度は落ち着けたことは好ましい行為だと覚えさせるのです。
 
 
このように肯定的な関わりに対応を変えると、だんだん、娘のイライラが爆発することが減り落ち着くまでの時間が短くなってきました。
 
 
とにかく、怒り始めたら離れる、落ち着いたら肯定的な関わりするをひたすら繰り返します。
 
 
すると、以前のように会話のほとんどがバトルに発展ということがなくなり、会話が続くようになってきたのです。
 
 
対応方法がわかると、私自身が怒りで対応することもイライラすることもなくなり、娘も私も落ち着いてきました。
 
 
最近では、会話をしていて娘がイラっとすることがあると、自分からクールダウンしに行くこともあります。
 
 
会話をしていて意見が食い違うことがあると、娘のほうが「こんなことで言い争ってもしょうがないね」と、言うのでびっくりです。
 
 
バトルが減るとお互いの心に余裕も出てきました。今では、冗談を言いながら笑い合って会話することも増えたのです。
 
 
 
 
女子とのイライラバトルに疲れた、自分も怒って対応するのをやめたいと思っているお母さん。
 
 
今日から、イライラはやめて子どもが怒り始めたら嫌な顔はせずスルー、落ち着いたら肯定です。
 
 
笑顔で会話ができるように対応を変えてみてくださいね。
 
 
子どもとのイライラバトルには他にも対応策がありますよ!
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執筆者:渡辺くるり
(発達科学コミュニケーショントレーナー)
 
 

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