パステル総研お悩み相談室 対応 幼児

【お悩み相談室】子どもが挨拶できないと指摘されてしまいました。不安が強いのですがどうやって乗り切れば良いでしょうか?

更新日:

子どもは現在、幼稚園に通う5歳です。不安が強いので、初めて会う人にはもちろん、慣れた人にも挨拶ができません。そのことを周りから指摘されてしまいました。私も毎回、挨拶するよう娘には注意をしていますが、今後どのように対応していけば良いでしょうか?

 

5歳・女の子のママ

挨拶は人とのコミュニケーションを円滑に勧める上で重要ですから、お母さんとしても心配ですよね。挨拶の仕方は多様です。言葉だけに頼らないのが成功の鍵になるんですよ。

 

発達科学コミュニケーションリサーチャー みずおち梨絵

 

【目次】

 

1.子どもが挨拶をしないのはなぜ?

 
 
私たちがコミュニケーションを取る際にまず必要なのが挨拶!初対面であればなおのこと、慣れた人であってもまずは挨拶から始まることも多いですよね。
 
 
家族同士でも起床したとき、寝るときに必ずと言っていいほど挨拶はしていると思います。そして幼稚園や保育園の集団生活に入ったら挨拶はとても大切に考えられていますよね。
 
 
しかし、中には不安が強いために挨拶ができない子どももいます。この場合、挨拶のやり方がわからないとか、何て言ったら良いか?ということよりも、緊張と不安が先にきてしまい声を発するところまで辿りつかないことの方が多いんですよね。
 
 
お母さん自身は子どもの不安が強いから挨拶ができないということを理解している。しかし、相手が他人となれば、理解を求めるのも難しい…。
 
 
親としてはヤキモキしますよね。だからこそ、子どもに注意することが多くなることもあります。私もそうでした。
 
 
しかし、これでは逆効果なんです。子どもが挨拶しない理由というのは様々だと思います。例えば、
 
 
・毎回お母さんから「挨拶しなさい!」と言われ続けて自信を失っている
 
 
・言わなくてはならないのは理解しているが、緊張が強くなり言葉にならない
 
 
・無理やり言わされる状況が過去にありトラウマとして不安が強いことにつながっている
 
 
・人前で声を発することが苦手
 
 
・挨拶がしたくなくて言わないわけではない
 
 
などです。子どもがこのように考えているとしたら、挨拶する場面で毎回注意を受けていたらどんな気持ちになるでしょうか?
 
 
ますます自信をなくし、不安が強いことにプラスして緊張も強くなり余計に挨拶はできなくなってしまいますよね。挨拶を交わす行為自体に恐怖を感じてしまうかもしれません。
 
 
今回は私自身が経験したことをお伝えし、不安が強いお子さんに無理強いすることなく安心して他人とのコミュニケーションが取れる方法をお伝えします。
 
 
 
 

2.周りから指摘されることで親子ともに追い詰められた過去

 
 
ここで私が経験した過去のお話をさせていただきます。
 
 
娘も不安が強いという特性があり、挨拶をする場面では不安と緊張で固まってしまうこともあります。
 
 
幼稚園ともなれば、周りの目も「挨拶くらいできて当たり前!」という見方になります。私も自分自身が親に挨拶は大切!と言われ育ってきたので十分に理解をしています。
 
 
しかし、目の前の娘は挨拶をしない!それを目にするたびに注意をするようになりました。何度、注意をしても絶対に挨拶をしない娘をきつく叱ってしまったこともあります。
 
 
実際に、娘が挨拶をしないことで周りの人から母親である私自身が注意をされることも。
 
 
「子どもには挨拶くらい教えてあげないと」と言われ、娘に対する注意はだんだんと感情的になっていくのが自分でもわかるくらいイライラしていたと思います。
 
 
今考えたら不安が強いことで思うように挨拶ができない娘の気持ちを理解するのではなく、私自身がしっかり育児できていないと周りから見られるという劣等感をカバーしようとしていただけだと反省しています。
 
 
子どもはそれぞれ気質や性格も違うのに、娘のできないところ(マイナス部分)と他の子どものできているところ(プラス部分)を比べては娘に汚点をつけていました。
 
 
比べる観点がズレている上に大変意味がないことですし、時間の無駄ですよね。叱ることでますます娘は挨拶をすることに拒否を示すように。
 
 
周りの目によって過去の私のように追い詰められているお母さんとお子さんがいらっしゃると思うと心が傷みます。
 
 
そこで我が家で実際に行った叱る以外の方法でのコミュニケーションをご紹介します。不安の強いお子さんと、それを見守るお母さんの得策になれば幸いです。
 
 
 
 

3.挨拶は声を発するだけじゃない!不安が強いからとあきらめなくて良いんです。

 
 
挨拶というと、子どもは大きな声で元気よく言う!ことが良いと言われていますね。
 
 
しかし今回私がお伝えしたいことは、
 
 
挨拶は声を出すことだけではない!代替案はいくらでもある!
 
 
ということです。
 
 
声が出ないのであれば、顔の表情と動作を使い分けてみてはいかがでしょうか?組み合わせれば立派な挨拶になります。要は相手に気持ちが伝わればいいのです。
 
 
この方法は、他人への挨拶に躊躇を示す思春期の子どもにも使えます!
 
 
具体的には、
 
 
・表情だけでもニコッと笑う
 
・手を振って、相手の存在に気がついているということを示す
 
・頭をペコっと下げて会釈する
 
・口角を上げてみる
 
・幼児同士ならお互いの手のひらで「タッチ」をする
 
 
などです。これらを組み合わせて挨拶の代わりとしたら子どもも気軽にできますよね。お母さんも注意をしなくてよくなるので気持ちが軽くなりますよ。
 
 
まずはハードルを下げてあげることを優先し、緊張と不安を和らげてあげましょう!繰り返し、できていることを認めてあげることで自信へと繋がっていきます。
 
 
不安が強い場合、無理強いをして挨拶を強要することは危険です。挨拶自体がトラウマになってしまい後々まで尾を引いてしまうこともあります。お子さんの状況を見極めて提案してあげてくださいね。
 
 
娘は代替案を使い挨拶することで、その後のコミュニケーションが取りやすくなり、お友達とも楽しくお話しするようになりました。
 
 
 
 
不安が強いお子さんは初めが肝心です!挨拶を強要して最初につまずくよりも、その後の行動へスムーズに運べるように働きかけてあげたいものですね。
 
 
親子とも、周りの目に振り回されることなく、楽しく過ごせることを優先していただきたいと思います。ぜひ今日から試してみてくださいね!
 
 
不安が強い子どもに効果的なコミュニケーションを多数お伝えしています!
▼ご登録はこちらから!

Nicotto!塾生募集中

 
 
執筆者:みずおち梨絵
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)

-パステル総研お悩み相談室, 対応, 幼児
-, , , ,

Copyright© パステル総研 , 2020 All Rights Reserved.