パステル総研お悩み相談室 小学生 発達障害

【お悩み相談室】発達障害・ASD傾向の息子が高学年の小学校生活をスムーズに送るために心がけておくことはありますか? 

更新日:

発達障害・ASD傾向の新5年生になる息子がいます。5年生になると高学年としての係りの役割や教科も増え、先生も「5年生だからできるよね!」と指示されると聞きました。息子が小学校生活をスムーズに送るために心がけておくことはありますか?

 

11歳・男の子のママ

5年生になると、いろいろと気になることもありますよね。去年息子が5年生のときに経験したことを踏まえて、高学年になったらやっておくべき対応策をお伝えしますね。

 

発達科学コミュニケーショントレーナー 山南あや

 

【目次】

 

1.高学年で変化する学校生活や先生の対応

 
 
5年生になると、4年生までとは学校生活や先生の対応など変化してくることが多くなります。
 
 
進級して、クラスの雰囲気や先生やお友だちに慣れる間もなく、目新しい課題が出てきます。
 
 
例えば
 
 
・全学年・小学校に関わる責任ある係りの役割
 
・5年生で増える教科
 
・6年生と一緒に下級生のお世話
 
・林間学校など宿泊を伴う団体行動
 
 
などがあります。
 
 
また、担任の先生も高学年向きの先生になる傾向があります。
 
 
先生の指導や考え方も
 
 
・「自分で考えてやってみる!」
 
・「5年生だからできるよね!」
 
・「できて当然だよね」
 
 
など子どもたちへの「できること」の要求値がグーンと高くなってきます。
 
 
新しい係りの仕事や教科に取り組むなかで、先生からは完璧にできて当たり前!と思われてしまうなど、発達障害の子どもにとっては、戸惑いやストレスを感じてしまうかもしれません。
 
 
 
 

2.先生の「5年生だからできるよね!」が原因!発達障害・ASD傾向の息子のつらい体験

 
 
私には6年生になる発達障害・自閉症スペクトラム障害(ASD)傾向の息子がいます。去年5年生に進級した1学期は、今までとは違う高学年ならではの行事や係りの仕事や先生の対応に戸惑いを感じていました。
 
 
息子は、決められたことはする、ルーティンが決まるとそれを守る、という特性があります。周りから見ると、「真面目にやっているな」と思われがちです。
 
 
でも、本人は決められたことは、やらなければならないというプレッシャーと、自分で考えて行動するという難易度があがったことに多少なりともストレスを感じていたのではと、今になっては思います。
 
 
息子が経験した家庭科の授業でのことをお話します。
 
 
家庭科では、裁縫があったりなど、手先が不器用な息子にとってはかなりハードルの高い授業です。
 
 
授業で、「小物入れを作る」という課題が出されました。
 
 
後日先生から、その授業で息子はクラスで一番最後まで完成できず、泣いてしまったと聞かされました。
 
 
先生は、「5年生になったから、できなかったら聞く。だからわからなかったら聞けるまで見守ってました。」と話されました。
 
 
息子にとってはかなりつらい体験だったのだろうと思います。
 
 
裁縫の仕方がテレビ映像での説明だったことで、実際に目でじっーと見て、針の動き方・手の使い方を近くでとらえるということができていなかったことも原因の一つです。
 
 
テレビ映像では見る聞くの両方をしなければならず、戸惑い、パニックになってしまったのでは?と思いました。
 
 
また、高学年になると「プライド」も出てきます。息子も5年生になった頃から「できなかったら、恥ずかしい」というプライドが出始めました。
 
 
そして、ASD傾向のある息子は、
 
 
・わからないことを聞くこと=いけないこと
 
・聞く・質問する=叱られるかもしれない
 
 
とネガティブな考えを持っていました。
 
 
5年生になり、様々なことに要求値が高く求められることが増え、普段から「どうしてできないんだ。」など言われ続けていたからかもしれません。
 
 
結果、お友だちにも先生にも質問できず、まして一人でできず悔し涙を流してしまったようです。
 
 
 
 

3.小学校生活をスムーズに送るためにお母さんがやっておきたいこととは

 
 
5年生(高学年)になると、小学校生活・授業・先生の要求値もガラリと変化していきます。
 
 
そのことを前もって踏まえて、起こりうるであろうことにあらかじめ対応しておくこと、 また、しっかりと自信と自己肯定感を持たせておくことで学校生活もスムーズに過ごすことができるようになります。
 
 
行事、係りの仕事や教科の内容などについてはあらかじめ「こんなことがあるんだって」と伝えておくといいと思います。
 
 
予習という形でインプットされれば、学校でそのことを経験する前にはじめてのことであっても、「知っている」という安心感が生まれて、不安も軽減されるでしょう。
 
 
息子の家庭科の裁縫の課題ですが、後日家で 息子に裁縫のやり方を順を追って目の前で説明しました。
 
 
すると、「わかった、こうするんだね。」と自ら進んでやり始め、縫えたことに自信を持ち、その日のうちに課題のバックを縫い上げて、刺繍までできるようになっていました。
 
 
あらかじめ裁縫が行われることを知っていれば、息子はネガティブな思いを抱えることはなかったと思います。
 
 
こんな出来事があったことで、なんとかしなければいけないと思い悩んでいたときに、発達科学コミュニケーションに出会いました。
 
 
講座で習ったこと、とにかく息子の「できていること」「できたこと」だけに注目するということを毎日繰り返しました。
 
 
1学期にすっかり自信をなくしてしまい、息子は自信がない状態になっていました。ですから、まずは「できていないことへの注目」は全くしませんでした。
 
 
「宿題をしたんだね!」
 
「片付けを始めたんだね!」
 
「お皿を下げてくれてありがとう!」
 
 
というように、見たままのシンプルな声かけをしました。
 
 
お母さんが発達障害の子どもの「できていること=成功体験」を積ませてあげれば、自信につなげることができます。
 
 
さらに2学期は、夏休みの間に行事や授業の内容を先に調べて、苦手なことは先に伝えておいたり、シミュレーションしたりして、不安を取り除いておきました。
 
 
こんな風に息子の不安を取り除いたり、息子の行動を認めてあげる声かけを繰り返すことで、次第に自分の気持ちを表現できるようになり、行動量も増えてきました
 
 
そして、2学期は順調に学校生活を送ることができました。
 
 
高学年になると、今までとは違う学校生活に戸惑いを感じてしまうかもしれません。
 
 
ですが、家でお母さんが「お子さんの行動=できていること」を褒めて、認めてあげるだけで自信もついてきます。
 
 
 
 
家でできるお母さんのお子さんへの関わり方が不安を取り除き、自信に繋がってきますよ。
 
 
相談者さんのお子さんが、高学年の学校生活をスムーズに楽しく送ることができることを応援しています。
 
 
高学年の子どもの不安を自信に変える対応法を配信中!
▼ご登録はこちらから!
▼小冊子プレゼント中です!
▼講師に困り事の相談もできる!
Nicotto!塾生募集中
 
 
執筆者:山南あや
(発達科学コミュニケーショントレーナー)

 

-パステル総研お悩み相談室, 小学生, 発達障害
-, , , ,

Copyright© パステル総研 , 2020 All Rights Reserved.