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【お悩み相談室】飽きっぽく勉強嫌いなADHDタイプの中学生。集中力をアップする方法はありますか?

更新日:

息子は中学校3年生、受験生です。勉強が苦手なうえにADHDの特性もあるのか、宿題にとりかかってもすぐに飽きてしまいます。私もそんな姿をみるとつい心配でガミガミ言ってしまい、毎日親子バトルが絶えません。勉強への集中力を上げる方法はありますか?

 

12歳・男子のママ

我が家のADHDタイプの息子も勉強が苦手で、まったく集中力がありませんでした。今日は息子が高校受験のときに集中力を高めるためにしていた、非常識な方法についてご紹介しちゃいます。

 

発達科学コミュニケーション トレーナー 清水畑亜希子

 

【目次】

 

1.ADHDタイプの子どもに集中力がないのはどうして?

 
 
我が家の息子は注意欠陥多動性障害(ADHD)の集中力なしタイプ。そんな息子が受験生だった頃のお話です。
 
 
中学3年生の秋といえば進路の選択肢が決まる最も大事な時期。 さすがに私もドキドキですし…「勉強しろよー」とも言いました。
 
 
子どもに対してこの言葉をかけるのは一般的にNGとされていますが、言うのがNGなわけではなく、対話できる親子関係になっていることが大事です。
 
 
ところで、ご相談者さんは勉強で使う脳の範囲がどのくらいかご存じでしょうか?
 
 
・見る
・聞く
・理解する
・考える
・記憶する
・思い出す
・書く
・話す
 
 
このように勉強で使う脳は広範囲。このどれか1つでも苦手感があると勉強嫌いになる可能性があります。例えば、
 
 
「今まで勉強した内容を記憶し、それを思い出して宿題プリントに書く」
 
 
こんなふうに一見、お母さんからするとサクッとできそうな一連の流れですが、発達凸凹の子ども達はその流れを司る脳の一部に苦手があります。
 
 
さらに、ADHDタイプのお子さんには「不注意(注意散漫)」という特性があることが知られています。
 
 
実はこの「不注意(注意散漫)」という特性は、ADHDタイプだけでなく、発達凸凹のお子さんであれば、ほとんどの子どもたちが併せ持っている場合が多いんです!
 
 
そして、教科書や問題文の文字を目で追っていかないといけない学習は、不注意傾向が多いお子さんの場合は集中力を持ち続けることが難しくなってきます。 ですから
 
 
・勉強ができない
・勉強が嫌い
 
 
ということに繋がっていきます。 つまり、勉強しようとしても宿題に臨もうとしても「できそうな気がしない」わけです。
 
 
人は効果のあることなら進んでやります。ですが、効果がないと感じることはやりたくありません。
 
 
だから成果の出ない方法でいくら勉強させようとしてもどんどん勉強嫌いになってしまい、集中力が持続しないのです。
 
 
 
 

2.我が家の集中力アップ方法を大公開!

 
 
では、ここで子どもの集中力をアップさせるための非常識な方法をお伝えします。 
 
 

◆①勉強に集中するために、勉強前に〇〇!

 
 
子どもの成績を上げるためには10分でも20分でも多く勉強してほしい、そんな想いを抱えていませんか?
 
 
そんなとき「早くやりなさい!」と促したくなるのがお母さんの心境。ところが「非常識」なやり方で考えると…
 
 
10分を思い切って勉強ではなくウォーミングアップに使っちゃうのです。程よく頭を使いながら手の動きもある「脳の準備運動」をしてみましょう。
 
 
しかも今やらなければいけない勉強内容とまったく関係ない内容でOKです。簡単な例でいえば百マス計算なんかも準備運動に入ります。
 
 
ところが勉強大嫌いな思春期男子には百マス計算をやらせるのも一苦労…じゃないですか?
 
 
だからもっと遊び感覚を取り入れてもいいんです!
 
 
我が家には小6の娘もおりますので中3の兄と一緒に 「風船遊び×九九」というウォーミングアップを使ってみました。
 
 
やり方は至って簡単。九九をしながら二人で風船を打ち合うのです。一人でやって何回続くか数えてもいいです。九九を間違えるか風船を落としたら、終了。
 
 
風船をポンポンするのに意外と手の繊細な動きが必要ですし、九九くらいならストレスなくできます。しかも楽しい!
 
 
この遊び(準備運動)に使った時間を「もったいない」と感じるかどうか。 ここでお母さんの「非常識力」が問われます。
 
 
・子どもの脳が働く状態になっていないのに30分間机に向かわせる
 
・子どもの脳を働かせるのに10分使って脳が働くモードになって20分勉強する
 
 
勉強に集中するためには、どちらがいいか、わかりますよね?
 
 

◆②集中の仕方は十人十色!

 
 
我が家のADHD集中力なしタイプの息子は…ウロウロ勉強をします。特に「読む」とき、ウロウロします。
 
 
机に向かって、鉛筆を握りしめて、ノートに書きながら、勉強しなければいけない、というのはお母さんの「常識」。
 
 
まず、お母さんに必要なのは、常識にとらわれず、勉強した内容が子どもの頭にスッと入る方法ならなんだっていいという発想の転換。
 
 
そもそも子どもは机に向かうことすら嫌いなんです。机に向かっても集中できた試しがないからやりたくない。
 
 
だったら立って、ウロウロしながら、勉強したっていいんです。立って動くことで脳がよく働きます。
 
 
つまり脳の覚醒度が上がるので、ADHDタイプで集中力がない子も眠くなりにくいですし、視覚や聴覚などの五感にすっと情報が入ってきます。
 
 
脳の運動を司るエリアが活発なら記憶のチカラも高まりやすいので、学んだことが頭に残る可能性も高まります!
 
 
つまり、立ちながら、ウロウロしながら集中力を高めることができるわけです!
 
 
 
 
このような「非常識」な方法で集中力をアップさせた息子は、せいぜい1日30分だった勉強時間が、1日3~4時間勉強できるまでに成長。
 
 
そして受験と向き合い、第一希望の高校に合格することができました!
 
 
脳科学的には、集中力はトレーニングできます。 お母さんの接し方1つで集中力を高めることも可能です。
 
 
お母さんの常識を手放して、お子さんの集中力を高めるコツをぜひ発見してくださいね!  
 
 
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執筆者:清水畑亜希子
(発達科学コミュニケーショントレーナー)

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