ADHD 発達障害

発達障害・ADHD傾向の子の「勉強しない」を「やってみようかな」に変える方法

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発達障害・ADHD傾向のあるお子さんの「勉強しない」問題は、多くのお母さんの悩みです。今回は、なかなか家で「勉強しない」ADHD傾向の子の気持ちを「ちょっとやってみよかな」に変化させる方法についてお話しします。

 

【目次】

 

1.発達障害・ADHD傾向の子はなぜ勉強しないのか?

 
 
発達障害・注意欠陥多動障害(ADHD)傾向の子どもが、家で「勉強しない」という悩みは、多くのお母さんに共通の悩みです。
 
 
そもそも、どうしてADHD傾向のお子さんは勉強しない子が多いのでしょうか?
 
 
ADHD傾向の子どもが勉強しない理由は、
 
 
①多動傾向があるため、じっとしていることが苦手で、授業が嫌い=勉強が嫌いになっている。
 
 
②衝動性があるため、気が散りやすく、授業の内容が頭に入っていない。また、授業中にたびたび先生から怒られたり注意を受けたりした経験が多く、失敗体験を繰り返しているために勉強が嫌いになっている
 
 
の2つが考えられます。
 
 

 
 
2つの理由で勉強が嫌いになり、「勉強しない」が定着してしまっているADHD傾向の子どもを、そのまま放って置いたらどうなるでしょうか。
 
 

2.「勉強しない」をそのまま放置するとどうなるか?

 
 
低学年のうちはなんとかなっていた勉強も、学年が上がるごとにだんだんと難しくなります。
 
 
「勉強しない」=「分かるようにならない」となってしまい、 ADHD傾向の子どもはさらに
 
 
①やっていることがわからないので、余計にじっとしているのが苦痛になり、授業中に動きたくなってしまいまた怒られてしまう
 
 
②何をやっているかわからないので、衝動的に変なタイミングで、変な質問をしてしまったりして、失敗体験を重ねてしまう
 
 
その結果また、授業が嫌い=勉強が嫌いになって、「勉強しない」という悪循環に陥ってしまうことになってしまうのです。
 
 

 
 

3.やる気を引き出す「10分だけ作戦!」

 
 
では実際にどうやって、ADHD傾向の子の「勉強しない」「やってみよう」変えるのか。勉強をやらせる際の作戦のお話しをします。
 
 
まず発達障害・ADHD傾向の子どもは「先の見通しが立てづらい」という傾向があります。
 
 
ですので初めのうちは、お母さんがその子が取り組みやすい簡単なものの中から、5〜10分で終わるぐらいの量を見極めて選んでみてください。
 
 
そしてお子さんに提案します。名付けて「10分だけ作戦!」です。
 
 
~「10分だけ作戦」のルール~
 
 ①まず10分間だけやる。
 
 ②10分より早く終わったら、それで休憩。終わっていなくても、10分たったら一旦休憩。
 
 
ルールはこの2つだけです。
 
 
ADHD傾向のお子さんは、こちらがびっくりするほど集中力が短いです。ですから、たとえ中学生でも10分ぐらいから始めてみるといいと思います。
 
 
まずは、「どんなに長くても10分がきたら一旦おしまい」という明確な終わりを示してあげます。
 
 
そして「10分ならやってみるか」という意欲を引き出してみましょう。
 
 
小学生で10分が難しければ、5分からでも、3分からでもいいと思います。
 
 
お子さんが「それなら楽勝!」と思える時間に設定してみてください。
 
 

 
 

4.やる気をくすぐる隠れたポイント

 
 
実は、「10分だけ作戦」には、ADHD傾向の子のやる気に火をつける効果的なポイントが隠されています。
 
 
もうお分かりでしょうか。
 
 
それは「10分たたなくても、終わったら休憩!」というところです。
 
 
衝動性のあるADHD傾向のお子さんなら、この隠れポイントに俄然やる気を出してくる子が多いと思います。
 
 
この作戦を試した我が家の中学生の息子も、「だったら、絶対に5分で終わらしてやる!」と物凄い集中力を見せて、あっという間に課題を終わらせてしまうということになりました。
 
 
そうなったらこちらのものです!「5分で終わったの!」としっかり驚いて、頑張りを褒めてあげましょう。
 
 
終わりが見えると、俄然やる気が出るのが、ADHD傾向の子の特徴です!
 
 
取り組みやすい簡単な問題で、「やる量」と、「終わりの時間」をはっきり示して、ADHD傾向の子のやる気を引き出しましょう。
 
 
まずは、10分から。そして次は1日に10分を2回、3回やることで、少しづつ、「勉強できた!」「10分なんて簡単!」という成功体験をつませてあげましょう。
 
 

 
 
成功体験が増え、自信がついてくると、自然と「勉強しない」から「ちょっとやってもいいかな」気持ちが変化してきます。
 
 
まずは、10分。本人にとって簡単にできる問題を10問からでもいいので、がんばってトライしてみてください。
 
 
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執筆者:桜井ともこ
(発達科学コミュニケーショントレーナー)

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