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発達障害・グレーゾーンの子どもの勉強が心配なお母さんへー勉強のつまづきをなくしたいなら「国語」がポイントです!ー

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小学校に入学してから心配になるのがやはり勉強。勉強のつまづきをなくすには、実は国語がポイントだったんです!発達障害やグレーゾーンの子どもたちにも使える、文章の内容を理解するための方法をご紹介します。
 

【目次】

 

1 小学校での勉強のつまづきを防ぎたいお母さんへ

 
 
この春小学校へ入学されたお子さんをお持ちのお母さん、ご入学おめでとうございます!
 
 
ピカピカのランドセルにおろしたての文房具。これからの学校生活に期待が膨らみますよね。
 
 
一方で、発達障害やグレーゾーンにかかわらず「小学校」という場所に不安を持つお母さんもおられると思います。
 
 
小学校は、保育園や幼稚園とは違って、「勉強」をする場所。幼稚園では元気に遊ぶことが中心だったのに対して、小学校ではほぼ一日中教室で机に向かって勉強することになります。
 
 
これは子どもたちにとっては、とんでもなく大きな環境の変化に違いありません。
 
 
小学校では「勉強」が中心。だからこそ、勉強でつまづいてしまうと学校が一気に苦手になってしまう可能性があるのです。
 
 
「分からないもの」を延々と聞かされていることほど、苦痛なことはありません。
 
 
お母さんたちだって、勉強したことのない外国語の講演を1日中聞かされたらどうでしょうか。
 
 
最初は頑張っていても、やがてウトウトしてしまったり、他のことをやりだしたり隣の人に話しかけてみたりしていませんか?
 
 
人間の脳も「分かった!」というとき発達が加速しています。「分かった!」の連続だからこそ脳がフル回転して覚醒し、集中することができるんです。
 
 
たしかに、小学1年生の学習内容は難しくありません。
 
 
ですが、お母さんは、「まだ1年生だから大丈夫!」と思わずに、勉強でのつまづきがないようにフォローしてほしいんです。
 
 
日本の公立学校における勉強はすべてが「積み重ね」です。それまでに習ったことがしっかり身に付いていないと、発展的な勉強はできません。
 
 
特に小学校1年生は、国語なら、ひらがな・カタカナ・漢字学習のスタート。算数なら、数の概念・たし算・ひき算。と、勉強の根幹ともいえる授業が大半です。
 
 
まだ1年生だから大丈夫!ではなく、1年生だからこそ、勉強のつまづきをなくし、勉強に対する否定的なイメージを作らず、勉強の習慣をしっかりつけていく必要があるのです!
 
 
 
 

2.最も重要なのは国語!言葉の発達がゆっくりな発達障害・グレーゾーンの子どもは特にしっかりサポートを!

 
 
特にしっかり身につけたいのが、国語の力です。
 
 
国語は日本語だから、勉強しなくてもそれなりにできるはずだ!と「勉強」としての重要度を低く考えることは危険です。
 
 
ちょっと考えてみてください。
 
 
教科書は何で書かれていますか?日本語の文章ですよね。
テストの問題はどうですか?これも日本語の文章です。
先生は何で授業しますか?日本語です。
家族や友だちと何で話しますか?日本語です。
 
 
つまり、子どもたちは、日本語を通して学校生活や日常生活で人とのかかわりを学んだり、ルールを身につけていきます。
 
 
そして勉強においても、英語以外のすべての科目を日本語を通して学びます。
 
 
日本語、つまり国語です。国語の力が弱いと、国語のテストがよくないというだけでなく、他の科目の教科書を読んでもよく分からなかったり、先生やお母さんの説明を聞いても「サッパリ…」ということになります。
 
 
逆に言えば、国語力がしっかりついている子は、人の話をよく理解できるだけでなく、自分の気持ちを的確な表現で伝えることができるのです。
 
 
勉強の面においても、年齢相当の国語力があるのなら、先生に説明してもらわなくても、教科書を読むだけで内容が理解できるはずなのです!
 
 
国語力は日常面においても、勉強面においても不可欠な力なのです。
 
 
特に発達障害やグレーゾーンの子どもたちで、言葉の発達がゆっくりなタイプの子は、教科書を読むのが苦手だったり、文章の意味を理解するのが難しかったりするかもしれません。
 
 
小学校1年生の段階で、お母さんが積極的にフォローすることは、勉強を積み重ねていくためにとても重要なことなんです!
 
 

3.国語力を伸ばす方法―カギは『精読』にあり!

 
 
では、どうやったら子どもの国語力を伸ばすことができるでしょうか?
 
 
実は、国語力を確実に伸ばすメソッドは、まだ見つかっていないと言われています。
 
 
本をたくさん読めばいい!と言われてきましたが、読書習慣と国語力に関連性はない、という研究もあります。
 
 
ただ、たくさんの文章、良質な文章にたくさん触れる機会を作るという意味で、本を読む習慣をしっかりつけていくことは、大切に違いありません。
 
 
ポイントになるのが、本の読み方にあるのではないか、と言われています。
 
 
考えてみれば、よく本を読む子どもでも、さらっと流し読みばかりしている子と、内容をしっかり理解しながら読む「精読」を中心にしてきた子では、国語力に差が出てもおかしくなさそうですよね。
 
 
日本語の文章は、単語→文節→文章→段落と少しずつ長くなっていきます。
 
 
ある単語が何を指すか分からない子は、その文章や段落を理解することも難しくなります。
 
 
ここで、発達障害やグレーゾーンの子どもにも有効な、お母さんがおうちでできるサポート方法があります。
 
 
発達障害やグレーゾーンの子どもが、本当に文章の内容を理解して本を読んでいるのかチェックすることです!
 
 
登場人物をさしながら
 
 「この子どうしたの?」
「それはどうして?」
「それからどうなった?」
 
 
と質問して、正確に答えられるかどうかチェックしてみましょう。
 
 
最初は大好きな絵本でかまいません。この時間を確実に確保できる読み聞かせの時間は、小学校になっても大切になります。
 
 
年齢相当の国語力があるのかどうか、それを確かめるのに有効なのがやはり教科書です。1年生の今の時期なら、教科書もほとんど使っていないかもしれませんね。
 
 
予習の意味合いも込めて、教科書の内容をすっと理解できるかチェックしてみてください。
 
 
もしうまくいかなくても大丈夫!「予習」ととらえて、内容をひとつずつ説明してあげましょう。そのなかで、どの部分が苦手なのかをチェックしていきましょう。
 
 
語彙が少ないために、単語の意味が理解できないのか?
助詞の使い方が分かっていなくて、文章の内容を間違えてインプットしてしまっているのか?
段落の最初の方の内容を忘れてしまうせいなのか?
 
 
「分からない」と言っても、さまざまなパターンがあるはずです。苦手な部分が分かれば、そこを重点的に教えてあげることができますよね。
 
 
ただ、まだ入学したばかりの1年生。まずは勉強が楽しい!「分かる」って楽しい!という感覚を大切にしてください。
 
 
教科書を使うなら、確実に答えられる質問をして自信をつけてあげることも大切です。間違いが重なると、自信がなくなってしまいます。
 
 
お母さんの質問に答えてくれなくなるばかりか、「勉強って難しい...」というネガティブなイメージを持ってしまいます。
 
 
発達障害やグレーゾーンの子どもは、ネガティブなことは強くインプットしてしまいますから要注意!質問は必ずカンタンなものから始めて、うまくノセてあげるようにしましょう。
 
 
かなり地道な作業になりますが、国語力をチェックすると同時に、子どもの語彙を増やしたり、意味上の勘違いを正したりできる方法です。
 
 
小学1年生向けにご紹介しましたが、もちろん上級生でもOK!ぜひ試してみてくださいね。
 
 
 
 
執筆者:丸山香緒里
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)
 
 

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