対応 自閉症スペクトラム

発達障害・自閉症スペクトラム(ASD)の子の特性に合わせた勉強方法は?

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発達障害・自閉症スペクトラム(ASD)の子は、コミュニケーションの苦手やこだわりが強いという特性があります。特性に合わせた勉強方法で「宿題バトル」から抜け出し、学習習慣をつけさせる方法をご紹介します。
 

【目次】

 

1.発達障害・自閉症スペクトラム(ASD)の子の特性とは?

 
 
発達障害・自閉症スペクトラム(ASD)の子は、コミュニケーションの苦手があることから、集団生活において友達ができないなど、対人関係を築くことが苦手と言われています。
 
 
また、こだわりが強く、自分の興味関心のあることには集中できるのに、それ以外のことには集中して取り組むことができないといった特性があります。他にも
 
 
・一人遊びが多い
・相手の反応や状況を察することができない
・思ったことをそのまま言ってしまう
・かかわりが一方的になってしまう
・言葉の裏やあいまいな表現が理解できない
 
 
などさまざまな特性があります。ひとりひとり特性の出かたは様々で、全てが当てはまるわけではありません。
 
 
 
 
特にグレーゾーンの場合特性があまり目立たないこともあり、周りが気づいてあげられないこともあるかもしれません。
 
 
しかし、子ども自身は困っているということがあります。
 
 
そこで今回は特にお悩みが多い、学習面での困りごとに焦点を当ててお話しします。
 
 

2.子どもの特性に合わせた勉強方法とは?

 
 
発達障害・ASDの子はその特性により、学校の集団授業では対応が難しかったり、周囲とのコミュケーションの難しさが勉強の妨げになることがあります。
 
 
こだわりが強いため、自分の興味関心のあること、自分のやり方、ペースを守りたいという気持ちが強く、ルーティンや決まったスケジュールを乱されることを嫌がり、パニックになることがあります。
 
 
学習面においては、得意分野や興味のある教科は、意欲的に勉強したりテストでも良い点をとります。
 
 
しかし苦手な分野に関しては、集中できなかったり、全く勉強しないため、テストの点数がどんどん下がってしまうなど、勉強に苦労することがあります。
 
 
こだわりが良い方向に働くと本人が好きなこと、得意なことにものすごい集中力を発揮することがあります。
 
 
ですので、得意な分野の勉強などはトコトンやらせてあげてくださいね
 
 
 
 
そんな発達障害・ASDの子の特性に合わせた勉強のポイントは、本人が気持ちよく勉強できることです。
 
 

3.「宿題バトル」対策あれこれ

 
 
発達障害・ASDの子の「宿題バトル」に悩まされているお母さんは多いと思います。
 
 
特に、小学校に入学したばかりの1年生の頃は、毎日宿題をやることに、イライラして癇癪を起こしたり、パニックになることがあると思います。
 
 
毎日繰り返される「宿題バトル」を少しでもなくすポイントをご紹介します。  
 
 

ポイント①できたところをすぐ褒める

 
 
発達障害・ASDの子は記憶力が優れていることが多いので、褒められたことはよく覚えています。
 
 
気をつける点は、記憶力が良いために悪いことや叱られたこともよく覚えているということです。 宿題や問題を解いているときに、
 
 
・ずいぶん、がんばっているね
・一生懸命やっているね
・こんな問題もできるの?
・工夫しているね
・この字、とっても綺麗に書けているね
 
 
と、良いところ得意なところを見つけ、こまめに褒めてあげてくださいね。
 
 
我が家の場合、初めのうちは1問終わったらすぐに丸をつけ、良かった点やできたことをいちいち褒めていました。  
 
 

ポイント②あいまいな言い方や表現は避け、指示は短く具体的に

 
 
あいまいな表現で伝えると、うまく伝わらないことがあります。
 
 
指示を出すときには、「できるところまで」「わかるところ」ではなく、 具体的に 「計算ドリル2の質問1をやってね」というように指示します。  
 
 

ポイント③時間を明確にする

 
 
自分の興味や関心のないことは集中できないという特性があります。
 
 
ですので、勉強の際にはあらかじめ予定を伝えたり、予定表を作って気持ちを安定させることが大切です。 事前に
 
 
・どのくらいの量をやるのか?
・何分くらいやるのか?
・どんなことをするのか?
 
 
などが分かっていると安心して勉強に取り組むことができます。
 
 
「10分だけやってみよう」「5時までやってみよう」と本人の集中力の続きそうな時間を設定してあげると良いです。
 
 
初めは、1回に取り組む時間は短めにしておくと良いと思います。
 
 
うちの息子は興味のない理科の動画は10分でも飽きてしまいます(笑)
 
 

ポイント④否定的な言葉は使わず、肯定的な言い方で話す

 
 
相手の表情やしぐさを理解することが苦手なため、たとえ優しい顔で「ダメだよ」「間違っているよ」と言っても通じない場合があります。
 
 
「ダメ」「間違い」「違う」という否定的な言葉のみに反応し、必要以上に傷ついてしまいます。
 
 
否定的な言葉を言われ続けたり、ダメ出しばかりされていると、
 
 
「いつも怒られている」
「また怒られるかも?」
 
 
被害者意識を持ちやすくなり、何に対してもやる気をなくし、落ち込みやすくなることがあるので注意が必要です。
 
 
そうなると、大人への不信感がつのり、先生やお母さんのアドバイスを受け入れにくくなります。
 
 
私は、なるべくできていないところはスルーして、できているところだけを褒めるようにしています。  
 
 

ポイント⑤大きな声は出さない!

 
 
発達障害ASDの子の中には、音に対してとても敏感な子がいます。大きな声を出すと、びっくりしたり、パニックになることがあります。
 
 
そうなってしまうと勉強どころではなくなってしまいます。 
 
 
子どもはどうしても、自分の苦手なものをやるときや、わからないことが出てくると不機嫌になります。
 
 
イライラしてくるとお母さんに八つ当たりしてくることがありますよね。 私は、ついつい子どものイライラに反応して大きな声を出してしまうことがあります。
 
 
子どもの感情に巻き込まれてはいけないと分かっていても、ついつい「なんでお母さんに八つ当たりするの!」といってしまうんです。
 
 
お母さんは、子どものイライラに巻き込まれそうになったら、とりあえずスルーし(トイレなどに避難し)お母さん自身の気持ちを落ち着かせてくださいね
 
 
 
 
なかなか難しいことだと思いますが、発コミュの基本3S「smile・slow・sweet」を心がけてみてください。
 
 
3Sについて詳しく解説した動画はこちらです。ぜひご覧になってくださいね!
 
 
 
 
 
いかがでしたか?お子さんの勉強をサポートしていくときの参考になれば嬉しいです。 
 
 
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執筆者:深井淳子
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)

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