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【お悩み相談室】発達障害ADHDタイプの息子の中学生で初めてのテスト勉強をどう進めればよいでしょうか?

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中学1年生の息子は、発達障害ADHDタイプで勉強嫌いです。今度、中学校に入学して初めての中間テストがあるのですが、集中力も続かないし、どうテスト勉強すればいいのか分かっていないみたいで困っています。何か良い勉強方法はありますか?

 

13歳・男子のママ

中学校に入学後の初めてのテストに、お母さんもお子さんも不安を感じていらっしゃることと思います。今回は私が、発達障害ADHDタイプの息子の勉強が困難な要因を知り、息子に合うテスト勉強法を見つけたお話をご紹介します!

 

発達科学コミュニケーション トレーナー 清水畑亜希子

 

【目次】

 

1.発達障害ADHDタイプの子の勉強を困難にしている理由とは?

 
 
中学生になるとますます「評価社会」になってきますから、「勉強をさせなければ」と焦ってしまう相談者さんのお気持ち、よく分かります。
 
 
うちの息子もなかなかテスト勉強をやらず、ガミガミいっても効果がない…と悩んでいた時期がありました。
 
 
しかし、発達障害・注意欠陥多動性障害(ADHD)タイプの特性を学んでいくうちに、勉強が困難になっている原因が分かりました。
 
 
その原因とは「集中力」
 
 
発達障害ADHDタイプの特性の1つである不注意(注意散漫)が、勉強することを困難にする「集中力不足」の原因なんです!
 
 
読者さんは、息子さんの集中力がどのくらい持続するかを知っていますか?私は、息子の集中力を観察し、息子の集中力は10分ということを知りました。
 
 
10分!短かっ!と思いましたが(笑)、これも発達障害ADHDタイプの子の脳の特性なのです。
 
 
ですからガミガミ言ったからといって、長い時間勉強をやるようになるものではないのです。
 
 
 
 

2.中学校のテスト勉強をする際の問題点

 
 
あなたが学生だったころを思い返してみてください。教科ごとの担任制になり、内容も小学校より難易度が上がったと感じませんでしたか?
 
 
そして、テスト期間中には中間テストで5科目、期末テストで9科目を一度に勉強しないといけなかったですよね。
 
 
1科目だけを取り上げても、テスト範囲が広くて「どれからやろうかなー」とちょっと考えちゃったりしませんでしたか?
 
 
実は、この「範囲の広さ」が発達障害ADHDタイプの子の集中力を奪っている原因でもあります。
 
 
発達障害ADHDタイプの子は、好きなことには圧倒的に過集中、苦手なことには徹底的に不注意
 
 
こんな特性を持つ子どもにとって、手広くなんでもやりなさい…では集中力を発揮することは難しいのです。
 
 
そこで、発達障害ADHDタイプの子どもが、この先しっかりテスト勉強に取り組めるようにするためには、今までの子育ての「常識」を手放す必要があります。
 
 
それは、できれば得意な科目から、できれば得意なやり方で、5分でも10分でも「集中できた」という経験を脳にインプットするところからスタートしてほしいのです。
 
 
 
 

3.非常識なテスト勉強法をご紹介!

 
 
では、「得意」をどうやって探せばいいのでしょうか?「得意」の探し方は、発達検査をされた方は検査結果を見てもいいですね。
 
 
我が家の発達障害ADHDタイプの息子は、「処理速度」という項目の数字が高め。「処理速度」とはスゴーく簡単にいうと単純作業を処理するチカラです。
 
 
単純作業が得意なら、それに合った勉強をさせればいいのです!だから我が家では数学の「計算問題」ばっかりやっていた時期があります。
 
 
テストでは計算問題は数学全体の30~40%しかありませんが、「計算問題だけ全部やってくればいいよ!」と話し、勉強やテストに集中して取り組むという経験を積ませました。
 
 
『やることがすっきりシンプルになっている』がポイントです。
 
 
もちろん計算問題も全部正解できるとは限りませんので、目標の点数に届かないこともありますが(笑)、そこはご愛嬌。
 
 
英語もしかり。私の常識は、英単語は書いて声にして覚える!ですが、息子にはこれが合わない。
 
 
書いて、声にして、記憶するという3つのことを同時にするのは、情報処理が苦手な発達障害の子どもにとって難易度が高いんです。
 
 
だから、「読む」にフォーカスして勉強させると動き出せました。もちろん読み方はカタカナでガッツリ書いてあります(笑)。たとえカタカナで読み方を書いてあってもいいんです。
 
 
「読む」ことをしっかり集中してやること自体に意味があるのです。WISC-Ⅳなどの検査の数字って、実はこうやって発達支援に活かしていくんです。
 
 
誤解の無いよう申し上げると、検査の有無は重要ではありません。検査していなくても、お母さんがお子さんの様子を観察して、得意そうなところを把握していけばOKです。
 
 
 
 
いずれにしても、子どもたちの特性に合わせて「やること」と「やる範囲」を絞る!これが発達障害ADHDの子どもの集中力を引き出すコツでもあります。
 
 
絞る、と言っても一生絞ったままで生きていくわけではありません。
 
 
集中するコツをつかみ始めると取り組める時間が長くなったり、今までやっていなかった範囲の学びにチャレンジするようになったりします。そこから成長を加速させるのです!
 
 
ここからが第2ステージです。第2ステージに入るとお母さんも発達障害ADHDのお子さんの「成長」にワクワクし出すと思いますよ!
 
 
こんな「非常識」をぜひ意識して、テスト勉強に取り組んでみてくださいね!
 
 
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執筆者:清水畑亜希子
(発達科学コミュニケーショントレーナー)

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