コミュニケーション 自閉症スペクトラム

発達障害・自閉症スペクトラムの子の得意を伸ばし脳を発達させるコミュニケーション術

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発達障害・自閉症スペクトラムのお子さんについて「苦手なことはあるけれど、得意なことなんてあるのかな…」と思っている方はいませんか?「好き」や「得意」の見つけ方と、その得意分野を伸ばして脳を発達させるコミュニケーション術をお伝えします。
 

【目次】

 

1.発達障害・自閉症スペクトラムの子の得意を伸ばすと脳も発達する理由

 
 
発達障害・自閉症スペクトラムのお子さんは、不安やこだわりが強かったり、空気が読めず相手の意図がくみ取れなかったり、人と関わるのが苦手なことが多いですよね。
 
 
小学校や園などの集団生活が苦手なお子さんも少なくありません。だから集団生活でうまくできず注意されたり悩んだりして、自信をなくしてしまいます。
 
 
ご家庭でも、みんなが普通にできていることがなかなかできないわが子にイライラし、
 
「ちゃんとして!」
「何回言っても、なんでできないの?」
 
などとできないことに注目していませんか?
 
 
発達障害・自閉症スペクトラムの子どもは、ものごとをネガティブに捉える傾向が強いです。注意されると「自分はダメなんだ」と自分を全否定されたかのように落ち込みます。
 
 
こちらからしたら大したことを言ったつもりはないのに落ち込むのです。注意されればされるほど、どんどん自信をなくしていきます。
 
 
自信がなくなると、「どうせできない」「どうせ無理だ」という思考になってしまい、脳を発達させる上で大切な「行動」ができなくなるのです。
 
 
私たちはつい、「できないところをなんとか頑張ってできるようにした方がいい」と思いがちですが、決してそうではありません。
 
 
できないということは、その部分の脳の発達が未熟だということ。頑張ったからといってできるようになるわけではないのです。
 
 
それより、今できていることや好きでやっていることに注目してみませんか?
 
 
発達障害・自閉症スペクトラムのお子さんは、自分の好きなことに集中する、とことん追求するという素晴らしい面を持っています。
 
 
例えば、
 
・虫のことならなんでも知っている
・電車大好き!で電車のことばかりしゃべる
・歴史が好きで戦国武将の名前を覚えている
・国旗を全部覚えている
・絵を描くのが好き 
 
 
など…好きなことをしているときのお子さんは、目がイキイキとしていて笑顔がキラキラしていませんか?それこそが得意分野なんです。
 
 
好きなことや得意分野を通して、お子さんの脳を発達させてほしいのです。実は、好きなことをしているとき、つまり楽しんでいるときが一番、脳もイキイキして発達していくんです!
 
 
 
 

2.好きなことや得意なことってどうやって見つける?

 
 
「好きなことが脳を発達させることは分かったけれど、うちの子、そんなに好きなことあるのかな。それほど得意なことはないな…」と思われる方もいらっしゃるかもしれませんね。
 
 
発達障害・自閉症スペクトラムのお子さんの好きなこととは、例えばこんなことです。
 
・自ら進んでやっていること
・気づけばいつもしていること
・夢中になってしていること
・よく話題にしていること
 
 
誰しも必ず、好きなことや得意分野があるはずなんです。ですから、お子さんの様子をよ~く観察してくださいね!
 
 
そして、好きなことや得意分野をどんどん伸ばしていくような関わりをしてほしいのです。
 
 
次に発達障害・自閉症スペクトラムの子の得意を伸ばして、脳を発達させていくコミュニケーション術についてお伝えします。
 
 
 
 

3.子どもの得意は育てるもの!脳を発達させるコミュニケーション術

 
 
得意分野を伸ばしていくには、先ほどお伝えした『子どもの好きなことを見つけてあげる!』まずはこれが大事です。
 
 
発達障害・自閉症スペクトラムのお子さんの中には、「好きなことなんかないし…」「好きなことなんてわからない」と思っている子もいます。
 
 
私たち親から見たら、「いつもやってるし、これって好きなんじゃないの?」と思っても、本人が好きなことであると認識できてないこともあるのです。
 
 
また、「これは得意なことだな」と思うことがあっても、発達障害・自閉症スペクトラムのお子さんにとって特に好きなことではない場合もあります。
 
 
しかし、褒められると嬉しくなり、自信につながりますよね。とりわけ好きなことではなかったけれど、褒められてやっていくうちに好きになることだってあるのです。
 
 
だから、『好きなこと・得意なことを子どもに伝える』ことが大事になってきます。ここで試されるのが会話力なのです!
 
 
会話力と言っても、私たちが日ごろ否応なしに使ってしまう
 
「○○やった?」
「○○終わったら、次は〜して!」
 
といった指示出しでは、せっかく好きなことや得意分野を見つけても子どもは伸びていきません。
 
 
では、どうしたらいいでしょうか?指示ではなく、感情や思いを伝える言葉かけをしてみましょう!
 
 
お子さんの好きなことや得意なことについて、
 
「お母さん、これってすごい能力だと思ったよ!」
「さすが、お母さんの子どもだね!」
「よく知っているね!また、教えてね」
 
こんな感じで、お子さんに対するお母さんの感情や思いを伝えてあげてください。
 
 
また、お子さんが好きなことをしていたり、得意分野について楽しそうにしゃべったりしているとき、決して否定しないようにしてくださいね。
 
 
お子さんの話を興味深く聞いてあげることも、とても大切です。
 
 
こうすることで発達障害・自閉症スペクトラムの子どもは自信がつき、好きなことをもっと追求したくなり、どんどん行動していきます。行動することで脳もどんどん発達していきます。
 
 
子どもの得意は育てるもの!得意なことはいきなり完成形で表れるものではありません。
 
 
お母さんのコミュニケーションとサポートで発達障害・自閉症スペクトラムのお子さんの得意を育て、脳を発達させていきましょう!
 
 
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執筆者:今村裕香
(発達科学コミュニケーショントレーナー)

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