パステル総研お悩み相談室 小学生 発達障害

【お悩み相談室】発達障害の娘は嫌なことを口に出さないので、どう対応すればいいか分かりません。

更新日:

発達障害(自閉症スペクトラム)の診断のある娘は、嫌なことや辛かったことを我慢しているのか学校から帰るとぐずったり、ひどく落ち込んだりしています。医師からは引きこもりやすいタイプなので気を付けるようにと言われたのですが、自分の気持ちをうまく言えない娘にどう対応したらいいか分からずとても心配です。

 

7歳女の子のママ

発達障害、特にASDの子は気分が落ち込んでいても、自分の気持ちを説明するのは苦手なことが多いですね。 お子さんも言いたくても言えない気持ちを家まで持ち帰っているのでしょう。 発達障害の子が自分の気持ちを表現しやすくなるお家での対応方法をお伝えします。

 

発達科学コミュニケーション
リサーチャー 井上喜美子

 

【目次】

 
 

1.発達障害の娘のこんな症状に困っていました

 
 
発達障害、特に自閉症スペクトラム(ASD)の子は、こだわりや会話がうまくいかないなど意思疎通で困ることが多いのではないでしょうか。
 
 
 
 
私にもASDと診断された小学4年生の娘がいますが、やはりコミュニケーションが苦手です。
 
 
小さいころからおしゃべりはするけれど、こちらの質問にはきちんと答えられず、グズっていても何に困っているのか分からないことがよくありました。
 
 
お買い物に出かけても、何が気に入らないのかグズグズ…
お友達に会っても、私のそばから離れられず、グズグズ…
 
 
そんな調子で、どうしたら娘の気が済むのか分からず、イライラしたことも数えきれません。
 
 
発達障害&グレーゾーンの対応無料メール講座特典付き
 
 

2.ASDの女の子にありがち?言葉で説明って苦手なの?

 
 
発達障害の中でも特にASDは女の子の数は少ないと言われ、診断される割合は男女比でいうと2対1とも3対1とも言われています。
 
 
少ないといわれる背景には、女の子は周りに合わせて行動しようとしたり、分からない話にも「うんうん」とニコニコしていることが多かったりと、発達障害の症状に気付かれにくいことがあるのです。
 
 
そのため、言葉の発達がゆっくりであったとしても親や周りの対応が遅くなってしまいがち。本人は、困ったことがあっても周りに分かってもらえないまま、不安を抱えてしまうことに
 
 
 
 
娘も嫌なことに対して、どうしたいのか、どうして欲しいか自分の言葉で説明するのではなく、グズるという方法で済ませていたようです。
 
 
そのようなことに悩んだ私が、娘が自分の気持ちを少しでも言葉で伝えられるようになればと、家でおこなった簡単にできる対応方法を今回ご紹介します。
 
 

3.わが家で実践してみた!かんたん対応法

 
 

◆会話の量を増やす

 
私がおススメするのは、まず普段から意識して親子の会話量を増やす事です。
 
 
毎日、少しでいいので子どもに気持ちを向けて会話をする時間を増やしてみましょう。
 
 
ASDの子は言葉で説明するのが苦手、表現することも下手です。言いたいことがうまく言えないと余計に不安も募り、自信もなくなってしまいがち。
 
 
家での会話を増やすと、日常的にお母さんが話す言葉をたくさん聞き、こういう場合にはこんなことをしゃべるんだ、という当たり前の会話を自然に聞くことができます。
 
 
また、お母さんとの会話は、うまく言えなくてもだれも困りません。お母さんからの言葉のシャワーをたくさん浴びることで、子どもが自分の気持ちを話す抵抗感を低くしていくのです。
 
 
わが家では、お風呂に一緒に入った時、もしくは寝る前のゆったりタイムなど、気持ちが落ち着いている時にしっかりと向き合う時間を持っています。
 
 
そして、今日あった「良かったこと」「嫌だなと思ったこと」を1つずつ話しをします。
 
 
これは今日あったことを振り返って考える、自分の言葉で表現するという脳を使うチャンスになるのです。
 
 
お母さんからもぜひ「良かったこと」「嫌だなと思ったこと」を話してあげてくださいね。そうすることで、お母さん自身が普段感じている気持ち、価値観を子どもが知るきっかけとなります。
 
 

◆肯定的な反応をする

 
仕事や家事、育児で忙しい毎日を送っているお母さんはつい、
 
 
「早く○○しなさい!」
「まだ○○やってないの?」
 
といった、指示や注意を促す言葉が多くなりがちかもしれません。
 
 
もしそうだとすると、子どもはお母さんの言葉にいいイメージが持てなくなり、「また何か怒られるかな」「何を注意されるのかな?」と身構えてしまうことになります。
 
 
そして、親子での会話を増やしていくことが難しくなります。
 
 
 
 
子どもとの会話は、内容がどうであれ、話は一度受け止めるという受容的な態度でいることが大切です。
 
 
「そうだったのね」
「大変だったね」
「よく頑張ったね」
 
肯定的な言葉かけをしてあげてくださいね。
 
 
子どもは、お母さんが自分のことをよく分かってくれているという安心感を持ち、また話を聞いてもらおうという気持ちになってくるのです。
 
 
発達障害&グレーゾーンの対応無料メール講座特典付き
 
 

4.見えてきた変化と娘が自分を表現する方法

 
 
自分の気持ちを表現することが苦手、特に困っていることを伝える場面では固まって何も言えなかった娘。
 
 
しかし、最近では学校でも何かあれば自分から相談してくることが増えたと、担任の先生から伺いました。
 
 
それも、自分の気持ちをノートに書き、そのノートを持って話しをすることで言いたいことを言うという方法も取り入れているようです。周りから見るとちょっとした変化かもしれません。
 
 
少しでも自分の気持ちを表現しようとする娘の姿を見て、今までやってきたことは間違っていなかったと涙が出るくらいうれしく感じました。
 
 
もちろん、まだまだ気持ちを伝えられず、グズグズしてソファに突っ伏したりする日もあります。
 
 
ですが、こうした変化をきっかけに気持ちに折り合いをつけながら、成長していってくれればと期待してやまないのです。
 
 
年齢が上がってくると、子どもの困りごとや問題も変わってきます。そんなとき、子どもの気持ちを理解して一番の味方になるためには、普段からのかかわりがとても大事
 
 
そのために、日常的にしっかりと会話をして、子どもが不安に思っていることや、困ったことがあれば相談できる関係性を育んでいきましょう。
 
 
 
 
ぜひ、親子の会話で子どもの気持ちを穏やかにし、スムーズな生活が送れるようフォローしてあげてくださいね。
 
 
発達障害の女の子向け情報が盛りだくさん!メルマガ登録はこちら♪
▼ご登録はこちらから!
▼小冊子プレゼント中です!
▼講師に困り事の相談もできる!
Nicotto!塾生募集中
 
 
執筆者:井上喜美子
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)

-パステル総研お悩み相談室, 小学生, 発達障害
-, , , ,

Copyright© パステル総研 , 2020 All Rights Reserved.