ADHD グレーゾーン

発達障害・グレーゾーンの困りごと「忘れ物・探し物が多い」を解決するには?

更新日:

発達障害・グレーゾーンの子どもの中でもADHDタイプのお子さんは「不注意」という特性から、忘れ物や探し物、無くし物が多いという困りごとがあります。小学校で困らない様に、幼児期にしっかりと子どもの脳に伝わる声がけ法をお伝えします。

【目次】

 

1.発達障害・グレーゾーンの子どものお仕度問題

 
 
毎日のことなのに、
 
帽子どこにいっちゃったの?
カバンもないの?
今日もアレ忘れた!
 
探し物や忘れ物が多くて悩んでいるお母さんはいませんか?
 
 
子どもが小さい頃は色々とお手伝いが必要ですが、2歳ごろの「自分で」の時期が終わると、そろそろ保育園や幼稚園に行くお支度ができるようになって欲しいなぁと思う頃ではないでしょうか。
 
 
子どもが幼い頃は注意力も弱いので、目の前のことに集中できないことはありますが、成長するにつれて、落ち着きも育ち、ある一定時間集中して何かをすることができるようになっていきます。
 
 
上着のボタンが止められたり、リュックを自分で背負えたり、帽子をきちんと被ったり、忘れ物がないか確認したりと徐々に自分でできるようになることが増え成長を感じる日も多いと思います。
 
 
しかし、発達障害・グレーゾーンの注意欠陥多動性障害(ADHD)の特性を持つお子さんは 、注意力が弱いため、探し物や忘れ物が多いことがあります。
 
 
私が勤めていた保育園では、年少さんの頃から、朝のお支度をお母さんと一緒にできるよう、クラスのロッカーにお支度の手順が貼ってありました。
 
 
<朝のお支度>
 
① 帽子をかける
② リュックをかける
③ タオルとコップを自分の場所に出す
④ お便り帳を出す
⑤ 今日のところにシールを貼る
 
といったように、それぞれをイラストで示し一覧表にしたものがありました。
 
 
 
 
お仕度も慣れてくると、だんだんと自分でできるようになっていくのですが、発達障害・グレーゾーンの子どもたちは、注意力が弱いため、何かを忘れてしまっていることがとても多いようでした。
 
 
朝、忙しいお母さんに、準備できた?コップは?タオルもまだじゃない?お便り帳もだよ!と矢継ぎ早に話されてしまうと、あれもこれもやっていないと言う焦りが見えてしまいます。
 
 
ついには「もぉやだ! ママがやって!」と朝から泣き叫んでしまい困ってしまうことも、あるのではないでしょうか?
 
 
発達障害&グレーゾーンの対応無料メール講座特典付き
 
 

2.なぜ忘れ物や、探し物が多いのか

 
 
私のクラスに、いつも帽子をなくしてしまってお母さんに怒られている、ADHD傾向の強い男の子がいました。
 
 
貸出し用の帽子を「また、帽子を忘れてしまったので貸してください」と、ばつが悪そうに借りに来られるお母さん。
 
 
そんなとき必ず「本当にいつもいつも忘れ物が多いんだから!ちゃんと自分で準備して!」とお子さんに言い聞かせてくださっていました。
 
 
私もそうでしたが、自分の子どもができていないことって、お母さんのしつけのせいだと思って自分に責任を感じ、なぜか子どもに八つ当たりしてしまうまうことがありますよね。
 
 
 
 
発達障害・グレーゾーンの子どもたちは、自分の中では一生懸命やっているつもりでも、注意力が散漫であったり、忘れっぽさが目立ってしまい、やる気がないと思われてしまうことがあります。
 
 
しかしそれは、決して怠けているからできないのではなく、脳の未発達な部分があることで起こることなのです。
 
 
発達障害&グレーゾーンの対応無料メール講座特典付き
 
 

3.苦手意識を持たずにできるようになる解決策とは

 
 
その男の子が年長さんに上がる頃、2歳児クラスになった弟くんの方に手が掛かるようになり、お母さんは朝のお支度を子どもに全部任せてしまうようになりました。
 
 
すると、相変わらず帽子はよく忘れる、保育園のリュックは背負ってきたものの中身が全く入っていない、と忘れ物がかなり多くなってしまったことがありました。
 
 
お母さんに様子を伺うと、下の子に手も掛かるし、小学校に入る前の準備としてしっかりと自分で支度ができるようにという思いから、全て自分で準備をさせているというお話でした。
 
 
小学校に向けて、自分で準備ができることを意識づけていくことは、とても大切なことです。
 
 
しかし、発達障害・グレーゾーンの子どもたちはワーキングメモリという行動に必要な情報を一時的に覚えていながら作業することが苦手なため、まだまだお手伝いが必要となっていくのです。
 
 
そこで年長さんだから…と思わずに、できるようになるお手伝いとして、朝のお支度を写真を貼って一覧表にし、目で見てわかる見える化を行いました。
 
 
お仕事の都合で、朝の登園時間がゆっくりな日もあったのですが、できるだけ同じ時間に登園してリズムを掴んでいけるようご家庭にも協力してもらい、朝お母さんと一緒にお支度をお願いしました。
 
 
お母さんと一緒に時間をかけ、1つずつできたことを言葉にして確認し、
 
「帽子、置けたね」
「リュックもかけられた」
「お便り帳もバッチリ!」
 
マルのサインを出すと、だんだんとできるようになっていくものが増えていきました
 
 
こうして、しっかりと1つずつ確認することを覚えていくと、自分でお仕度ができるようになり、忘れ物や無くし物を減らすことができるのです。
 
 
発達障害・グレーゾーンの子どもたちは、お母さんがしっかりと子どもを観察し、見ているから大丈夫だよということを伝えることが大切です。
 
 
そして、やっている行動を褒め、できていることを気づかせてあげることで、子どもがグーンと伸びていくのです。
 
 

 
 
忘れ物が多く、子どもを少し、怒りすぎてしまっているかも…と思っているお母さんは、ぜひこの方法を試してみてくださいね。
 
 
子どもの行動についイライラしてしまうお母さんが笑顔になれるヒントがあります
▼ご登録はこちらから!
▼小冊子プレゼント中です!
▼講師に困り事の相談もできる!
Nicotto!塾生募集中
 
 
執筆者:古関ときこ
(発達科学コミュニケーショントレーナー)

-ADHD, グレーゾーン
-, , , ,

Copyright© パステル総研 , 2020 All Rights Reserved.