ADHD 対応

片付けられない!?発達障害ADHDタイプの片付けスキルの伸ばし方

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なぜ片付けられないの!?発達障害ADHDタイプのお子さんには片付けが苦手な子が多いで
すよね。そこで、苦手な原因をさぐり、さらに片付けスキルの伸ばし方をご紹介したいと思います!
 

【目次】

 

1.片付けられない!発達障害ADHDタイプは片付けが苦手

 
 
「うちの子、片付けられなくて」
「何度言っても片付けなくて 」
「片付けた始めたと思ったらおもちゃで遊び始めてしまって」
 
など、 発達障害、注意欠陥多動性障害(ADHD)タイプのお子さんは、特に片付けが苦手な子どもが多いですね。
 
 
小学生のお子さんならば、学習机を買ったのに勉強するスペースもないほど物が山積み!!というお子さんも珍しくないはず。
 
 
 
 
何度ガミガミ片付けなさいと言っても、最後には怒鳴ってしまったとしても全然片付けてくれない…そんな悩みを抱えたお母さんは多いのではないでしょうか。
 
 

2.なぜ片付けられないの?苦手な原因と対処法をアドバイス

 
 
なぜ片付けられないの?と片付けができるお母さんからすれば不思議かもしれませんね。まずは片付けられない原因を考えてみましょう!
 
 
◆①何度言っても片付けない
 
 
発達障害ADHDタイプのお子さんは「視覚優位」といって聞くことより見ることが得意なタイプが多いです。
 
 
お母さんが大声で叫んでも返事がなかったり生返事だったりする場合、見えているものに気を取られていて、「何か声が聞こえるなー」ぐらいにしか認識されていない可能性があります。
 
 
これには声かけのテクニックがポイントになります!
 
 
まず一番のポイントはお母さんのスマイルです!怒ってはダメです。怒った声は誰だって聞きたくないもの。優しく、明るい声で伝えましょう。 
 
 
テレビなど見ているものに気を取られて、大きな声でも聞こえていない可能性があります。 
 
 
近くへ行き、見ているものとの間に入ったり、見ているものが一段落したところで、目を合わせるなど、自分に注意を向けてから伝えましょう。 
 
 
肩をトントンとたたいたりといった、スキンシップも注意を向けるために有効ですよ!「片付けやだー」となる場合は、③で説明するゲーム感覚をお片付けに取り入れてみましょう。 
 
 
◆②しまう場所を忘れてしまう
 
 
しまう場所を忘れてしまう子は、思い出すチカラが弱い可能性があります。 
 
 
思い出すチカラを補助するためにラベリングをしたり、おもちゃ箱の中身が見える収納なら、ここに何をしまうか思い出す手がかりになるので、「見える収納」を試してみましょう。
 
 
ここで一つ注意!半透明のボックス、よくあると思います。大人からすれば半透明で中身が見えていると思うかもしれませんが、お子さんにとっては半透明でぼんやりしてしまうと中身が何か分からない場合があります。
 
 
半透明のボックスを使いたい場合は、お子さんにもパッと中身が何か分かるか、確認してみましょう。 
 
 
◆③すぐに飽きて他のことを始めてしまう
 
 
見えるもの、聞こえるものに注意がパッパッと移っていってしまう不注意傾向があるのか もしれません。好奇心旺盛良い面でもありますが、お片付けのときは困っちゃいますよね。 
 
 
ADHDタイプで、ノリが良い子が多いと思いますので、ゲーム感覚で片付けをするのがオススメです。
 
 
時間を競ってみたり、「どこにあったかなクイズ~!これはどこにあったでしょうか?」といったようにクイズ形式で片付けてみたり楽しさをプラスした作戦を立ててみましょう。 
 
 
◆④物であふれてしまう。どこにしまって良いか分からない。
 
 
しまう場所を決める」そして「必要なものと不要なものを判断する」チカラ、これは片付けの一番大事なスキルではないでしょうか。
 
 
物であふれてしまう。どこにしまって良いか分からない場合、その判断するチカラ弱い可能性があります。大人でもなかなか難しいですよね。
 
 
必要か不要か、どちらか判断できないものは「とりあえずボックス」をつくって入れておき、〇ヶ月使わなかったら処分するといったルール作りを一緒にしてみましょう。 
 
 
しまう場所が決まっていないのなら、まずはしまう場所をどこにするか一緒に考えてみましょう。
 
 
使う場所の近くにするのがオススメです。面倒にならずにしまえますし、しまった場所を忘れてしまい探すときに「使う場所の近くから探す」という手がかりになります。
 
 
 
 

3.片付けスキルを上手に伸ばす2つのポイント

 
 
ところで、あなたは何故お子さんに片付けて欲しいと思うのでしょうか?きれいにしたいだけならお母さんが片付けてしまっても良いですよね。では、何故?
 
 
今は片付けられないけれど、将来片付けができるようになって欲しいから
 
 
そう言う気持ちがあるから、お子さんに片付けて欲しいと思っているのではないでしょうか。片付けスキル、伸ばして上げたいですよね。
 
 
ここで問題です。できないことができるようになるってどういうことだと思いますか?ヒントはです。
 
 
 
 
答えは脳の発達です。脳が発達することによってできなかったことができるようになるのです。 
 
 
片付かなくて憂鬱という気持ちがあるかも知れませんが、発想を転換して子どもの片付け脳を育てる機会にしよう!そう思ってみませんか? 
 
 
脳が発達するには子どもが楽しい気分で自分から考えたりやってみたりして「わかったー♪」「できたー!」と実感することがとっても大事!
 
 
では、もうひとつ考えてみましょう。何度もガミガミ「片付けなさい!」とお母さんが怒ったとして、子どもは楽しく片付けが「できた!」となるでしょうか? 
 
 
答えは ×(バツ)ですよね。いくらガミガミ「片付けなさい」と怒っても、脳が発達しないので、片付けられるようにはならないのです。 
 
 
片付けスキルを伸ばす方法はズバリ、楽しく片付けが「できた!」と子どもが思えるお片付けをすることです! 
 
 
そこで大事なポイントはなんとたったの2つなんです! 
 
・大人の思う「できた」からハードルをずっと下げ、1つ片付けただけでも、子どもに「できた!」と思ってもらうこと
・できた!と思ってもらうために肯定的な声かけをすること
 
 

4.1人で完璧に片付けられなくても良し!一緒に楽しくお片付け

 
 
さあ、お子さんの片付けスキルを伸ばすために、一緒に楽しくお片付けをしてみましょう。でも、ただ片付けるだけだとあまり楽しくないかも知れませんよね。 
 
 
具体的にどうしたら良いの?というお母さんのために、我が家の取り組みを例としてご紹介します!
 
 
我が家では、私(母)と子が順番に片付けていくのですが、気分を盛り上げるために隊長と隊員になって片付け作戦を遂行しています! 
 
 
「敬礼!これから片付け作戦を始める」「隊長!何を片付けますか?!」といった感じです。どちらが隊長でもいいですが、発達障害ADHDタイプの子どもで負けず嫌いな子は隊長になりたがるかも知れませんね。
 
 
まず隊員のお母さんが見本を見せるつもりで1つ片付けます。学習机の片付けでしたら、お母さんは1つといっても鉛筆1本でなく、大盤振る舞いで広がった鉛筆すべてを1としてお母さんが多めに片付けてしまっていいと思います。 
 
 
お母さんは3つ、お子さんは1つ、というようにはじめからお母さんが多めに片付ける、と決めてもいいですね。 
 
 
次はお子さん。ここでイヤイヤだとしても、鉛筆1本だけだとしても片付けたら褒めてくださいね!もしくは「片付けたね」と実況中継でもいいです。 
 
 
この「褒め」や「実況中継」がお子さん自身に「オレできたじゃん」と意識付けすることになります。「できた」の気持ちが、次のやる気につながり、またやってみようとする活力になるからこそ脳が発達していくのです。
 
 
しまう場所が分からなくなったときは、お母さんが「右側のどこだったかなー?」ヒントを含めたクイズ形式にしてみたりすると楽しく思い出せるかもしれません。
 
 
発達障害ADHDタイプのお子さんはしまう場所が決められず片付けられない事もあるかもしれません。その場合はお母さんがアドバイスしてOKです。もちろん、隊長役のお子さんがどこにしまうか決めてもいいですね。 
 
 
お子さんが自分でしまう場所を決めたときは褒めチャンスです!「え~そこ!?」と思っても褒めてくださいね。「自分で出しやすい場所を決められたね!」「パッと決まったね」といった感じです。  
 
 
 
 
なぜなら片付けスキルとは、片付けをすることも大事ですが、自分でしまう場所など片付けのルールを作るチカラも大事だからです。自分で考えたということは、答えがお母さんと違ったとしてもそれだけルールを作る脳が発達するからです!
 
 
一番の目的はきれいにすること、ではなく将来片付けられるようになることですものね!
 
 
途中で飽きてしまって、キレイになるまで片付けられない場合でも大丈夫! 途中まででも片付けたということは、それだけ脳は発達していきます。できたところまでを褒めましょう 。 
 
 
お子さんが「片付け」という言葉にすでにネガティブな感情を持っているなら、言い換え作戦も有効です。「ゴール」「シュート」といった言葉に言い換えてゲーム感覚で片付けをしてみてください。
 
 
楽しく「できた!」と子どもが思える片付け作戦を考えて子どもの片付けスキルを伸ばしてくださいね!
 
 
執筆者:広路貴代江
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)
 
 
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