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【お悩み相談室】スポーツ観戦で勝ちにこだわる息子。負けていると癇癪を起こすので困っています。

更新日:

発達障害・グレーゾーンの小5の息子がいます。スポーツ観戦で勝ちにこだわるあまり、好きなチームが負けているとかんしゃくや暴言を吐いたりして、困っています。どうしたら、息子のかんしゃくを抑えることができるのでしょうか。

 

11歳・男の子のママ

できれば楽しくスポーツ観戦したいですよね。チームの勝ち負けは自分ではどうにもできないこともあり、感情のコントロールが難しいのかもしれませんね。そこで、今回は同じように勝ちにこだわる息子に悩まされた私の対応策をお伝えします!

 

発達科学コミュニケーション
トレーナー 山南あや

 

【目次】

1.どうして、そんなに勝ちにこだわるの?
2.勝ち負けにこだわる理由を知っておこう!
◆負けた際のイメージができない
◆負けは失敗・ダメだと思っている
◆勝つことだけが目的になっている
3.勝ち負けにこだわる息子のかんしゃくに効き目ありの対処方法とは?
◆かんしゃくを起こしているときは「スルー」
◆悔しい気持ちを共感してあげる

 

1.どうして、そんなに勝ちにこだわるの?

 
 
発達障害・グレーゾーンの子どもの特性として、勝ち負けにこだわるというものがあります。
 
 
これは、遊びやゲームなど、自分が勝たないと納得がいかず、負けるとかんしゃくを起こしてしまったり泣いたり暴れたりしてしまうのです。
 
 
勝ち負けにこだわると遊びやゲームを楽しめないばかりか、周りからはわがままだと思われてしまうことにもなりかねません。
 
 
発達障害・グレーゾーンの小6の息子も勝ち負けにこだわるタイプです。
 
 
特に今の時期はプロ野球が開幕されており、私が一番頭を悩ませている時期でもありました。
 
 
なぜならば、スポーツ観戦で好きなチームが負けていると
 
・かんしゃくを起こす
・暴言を吐く
・物に当たる
 
ということがしょっちゅう起こっていたからです。
 
 
 
 
しかも、負けていると試合中ずっとこの調子が続くので、そんな態度に周りもイライラさせられるし…と途方に暮れていました。
 
 
「次は点が取れるよ」
「次の試合で勝てばいいんじゃない」
 
 
と言っても、効き目なし。
 
 
そのうち、
 
 
「もう、見せないから!」
「うるさい!」
「静かにして!」
 
 
など私の感情もヒートアップ。
 
 
スポーツ観戦が親子関係を悪化させている!と思っていました。
 
 
だから、相談者さんのお気持ちはよく分かります。
 
 
発達障害・グレーゾーンの感情のコントロールが苦手ことは脳の発達が未熟なことと関係しています。
 
 
ですから、日ごろから子どもの脳に届く声かけや対応を変えてあげるだけで、かんしゃくを起こさずに感情のコントロールができるようになっていくんですね
 
 
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2.勝ち負けにこだわる理由を知っておこう!

 
 
では、発達障害・グレーゾーンの子どもはどうして勝ちにこだわるのでしょうか?
 
 
その理由には様々なものが考えられます。
 
 

◆負けた際のイメージができない

 
 
発達障害・グレーゾーンの子どもは予測をしたり、物事をイメージすることが苦手です。
 
 
そのため、自分で予測ができないことやイメージができないことに対して、不安や恐怖心を抱くのです。
 
 
遊びやゲームなどは、勝つのが当たり前を思い込んでしまう傾向にあるので、負けるということに関しては予測が難しいのです。
 
 

◆負けは失敗・ダメだと思っている

 
 
負けることは、
 
・ダメなことなんだ…
・悪いことなんだ…
・失敗することなんだ…
 
と思い込んでいる場合もあります。
 
 
負けたり失敗した場合には、考えていたこと以外の想定外のことが起きてしまっているのです。
 
 
だから、どうしていいかわからず、混乱して、感情のコントロールが上手くできずにかんしゃくを起こしてしまったりするのです。
 
 
 
 

◆勝つことだけが目的になっている

 
 
遊びやゲーム、スポーツ観戦であれば、その行為を楽しんだりすることも目的になります。
 
 
しかし、勝ちにこだわりがありすぎると、ただ「勝ちたい、勝たなければならない」という気持ちが強すぎで、楽しむことを忘れてしまいがちです。
 
 
だから負けたときに、
 
「次は頑張ろうね」
「次は勝てるよ」
 
などと励まされても、子どもは「今、勝たなければならない!」と思い込んでいるので受け入れることができないのです。
 
 
だから、気持ちの切り替えをすることが難しく、感情を爆発させてしまうのです。
 
 
息子は、「負け=ダメなこと」と思い込んでいて、勝ちにこだわるようになっていました。
 
 
勝ち負けにこだわり、かんしゃくや暴言に直接対応してもなかなか収まりませんでした。
 
 
でも、
 
・かんしゃくを起こしたときの対処方法を変えたこと
・日ごろからの会話や対応にちょっとした工夫をしたこと
 
がこだわりから生まれる感情を上手くコントロールできることにつながったのです。
 
 
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3.勝ち負けにこだわる息子のかんしゃくに効き目ありの対処方法とは?

 
 
では、私が実際に行った勝ち負けにこだわる息子への対処方法をお伝えしますね。
 
 

◆かんしゃくを起こしているときは「スルー」

 
 
子どもが、かんしゃくを起こして、グズグズ言ったり騒いでいるときは、その言動には反応せずに「スルー」しました。
 
 
どうしても、
 
「うるさい!」
「いい加減にして!」
 
などと言ってしまいがちですが、子どもの感情に乗っかかって応戦すると、ますますヒートアップしてしまいます。
 
 
ですから、忍耐強く子どもの感情に巻き込まれない」ことを心掛けました。
 
 
そして、落ち着いたら、
 
「座って見てるね」
「応援してるんだね」
 
など、ありのままの様子を伝えたり、肯定の言葉かけをするようにしました。
 
 

◆悔しい気持ちを共感してあげる

 
 
息子は、かんしゃくを起こしながら、自分の気持ちを伝えてくることもありました。
 
 
「どうして、勝てないんだろうね…」
「負けたらどうなるの?」
「最下位になってしまうの?」
 
 
など。
 
 
このようなときは、「スルー」せずに気持ちを吐き出させてあげことにしました。
 
 
本人の口から悔しい気持ちをお母さんに伝えることが重要で、
 
「そうだね」
「負けたらどうなるのかな」
 
と気持ちを受け止めてあげることで、本人も「わかってくれた」と感じ、気持ちを落ち着かせることができるようになりました。
 
 
スポーツ観戦では、自分の努力や思いだけでは勝敗を左右することも勝たせてあげることもできません。
 
 
それゆえ、余計に勝ちにこだわるのかもしれません。
 
 
好きなチームが勝てなかったらどうしよう…と不安になったときに、不安な気持ちを吐き出させて共感すること。
 
 
落ち着いたときに、負けても、怒ったり、落ち込んだり、不安にならなくても良いことや、負けが失敗や悪いことではないんだよと話しました。
 
 
最も大事な関わりかたは、スポーツ観戦のときだけでなく日ごろから、子どもの行動をしっかりと肯定してあげることです。
 
 
そうすることで、認められていると感じ、自信もつき「自分の気持ちを言葉にする」ということが増えてきます。
 
 
そうすれば、かんしゃくではなく言葉で思いを伝えられるようになっていくのです。
 
 
勝ちにこだわる息子のかんしゃくも以前に比べると、落ち着いてきました。
 
 
そして、
 
 
・悔しい気持ちなどを言葉で表すことで、感情のコントロールができるようになった
 
・負けている悔しい思いを受け止めてあげることで、親子の信頼関係も築くことができた
 
 
などの嬉しい変化が現れたのです。
 
 
 
 
・日ごろからお子さんの言動や行動をしっかりと肯定してあげて、肯定の量を増やしてあげておく
 
困りごとは「スルー」して、「子どもの感情に巻き込まれない
 
・普段のお母さんとの会話の中で、「自分の気持ちを言葉にする」という積み重ねをする
 
 
この3つで、勝ちにこだわるお子さんが、スポーツ観戦でかんしゃくを起こさなくなることにつながってきますよ。
 
 
相談者さんが、息子さんのかんしゃくから解放されて楽しくスポーツ観戦ができることを願っていますね。
 
 
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執筆者:山南あや
(発達科学コミュニケーショントレーナー)

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