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【お悩み相談室】発達障害ADHD傾向の子どもの集中力が続かず身支度が進みません。どうしたら良いでしょうか?

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発達障害・ADHD傾向のある子どもは現在、幼稚園に通う6歳です。気が散りやすく、集中力が続きません。そのため支度がなかなか終わらず、いつも遅刻ギリギリです。どのように対応してあげたら良いでしょうか?

 

6歳・女の子のママ

いつも遅刻ギリギリとなると、お母さんも穏やかではいられませんよね。ADHD傾向のお子さんは、一気に短く集中させてあげると支度も早くなったりするんですよ。

 

発達科学コミュニケーションリサーチャー みずおち梨絵

 

【目次】

 

1.発達障害・ADHD傾向の子どもは前もっての準備は難しい

 
 
お子さんは登園や登校前、予定があって出かけなくてはならないとき、時間に余裕を持って事前に準備をしますか?
 
 
それとも、いつもギリギリで慌てて準備をして、家を出て行きますか?
 
 
発達障害・注意欠陥多動性障害(ADHD)傾向の、不注意優勢型のお子さんを育てているお母さんは、お子さんのことを考えたときに、後者の場合が多くあるのではないでしょうか?
 
 
お母さんからしたら、
 
毎日のことなのに、どうしてできないの?
いつもギリギリで慌ただしくするんだから、前もってやれば良いでしょ!
 
と思いますよね。
 
 
そんな中、珍しく時間に余裕を持って準備をしている!と思って見ていたら、急に目の前のおもちゃで遊び始めたり、他のものに目移りしたりして、今やるべき行動が止まってしまう。
 
 
そんな子どもの姿を目にして、お母さんは声を荒げたり、言わなくて良い小言を言ってしまったり。それが毎朝ともなると、だんだん言うのも疲れてきますよね。
 
 
 
 
時間に余裕を持って準備をすること、前もって準備をしておくことが望ましいと考えられているのが、一般的な常識だったりします。
 
 
しかし、ADHD傾向のある不注意優勢型のお子さんにとって、前もっての準備や、時間に余裕をもってするというのは、どうしても苦手である行動の一つと言えるのです。
 
 
苦手と言える背景には、物事への集中力が続かないことや、やるべきことを後回しにしてしまう傾向があるからです。
 
 
この特性が強く出てしまうと、日常生活に支障をきたしかねません。お母さんとしては、お子さんの特性を理解しつつも、どうにかしてあげたいと思いますよね。
 
 
でも大丈夫です。少し視点を変えて、行動を促すことで特性が味方してくれ時間通りに、それどころか、時間よりも早く家を出られる日が来るのです。
 
 
今回は、気が散りやすく、集中力も続かず、いつも時間ギリギリで慌てて出かけていくお子さんの対応についてお話ししたいと思います。
 
 
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2.遅刻ギリギリの日々を過ごした過去

 
 
ここで、我が家の娘の話をさせてください。
 
 
娘は現在幼稚園の年長さんです。もともと不安が高く、自閉症スペクトラム(ASD)傾向が強かったのですが、ADHD傾向も混在しています。
 
 
前項でお話しした、不注意優勢型の特性を強くもっており、登園時や習いごとなどの予定があるときにも、身支度は一向に進まないことが多々ありました。
 
 
私は自分で言うのもなんですが、根が真面目すぎる部分がありまして、身支度や何かの準備をする際には、前もってやっておかないと落ち着かない性格です。
 
 
そんな私からしたら、これから幼稚園に行くというのに、準備をせずに違うことを始める娘に対して、毎日のようにイライラする日々を過ごしていました。
 
 
時間ギリギリになってやるのではなく、前もって行動し余裕のある時間を残す!ということが当たり前だった私は、娘にも時間に余裕をもって行動するよう、常に声をかけていました。
 
 
しかし、何回言っても、どのように伝えても、いつも遅刻しそうになっても、娘の行動は一向に変わることがありません。
 
 
そのときには、「急がなきゃ遅刻しちゃう〜」などと口にするのですが、行動が伴っていないんですよね。
 
 
毎朝、イライラすることが日課になっていましたが、娘の行動を観察し、どうしたら良いのかを探るようになりました。
 
 
 
 
その結果、私が求めていた時間の軸が、娘が集中して取り組める時間の軸と、大幅にずれていたのです。
 
 
次項で説明していきますね。
 
 
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3.集中力を求めるのは最後の10分でいい

 
 
前項でお伝えした「時間の軸のズレ」ですが、
 
 
私は、前もって準備して後ろに時間を残し余裕を得る
 
 
に対し、
 
 
娘は、家を出る残りの10分で集中力を発揮する
 
 
ということがわかりました。
 
 
私なら、ヒヤヒヤするような時間の使い方です。しかし、娘には残りの10分で、一気にやるべき準備をする形が合っているのです。
 
 
我が家の例ですが、
 
 
朝の身支度が何も終わっていない状態で、私が「あと10分で家を出るよ〜!歯磨きと着替え、好きな方からやってね。」と声をかけます。
 
 
その間、私は家事をしながら娘の様子を伺います。娘には集中力を持続できるよう声をかけていきます。
 
 
「着替え、終わったの〜?あとは歯磨きだけだね」
「おっ!制服きたら家出られるじゃん」
「あと3分だ!」
 
というようにです。
 
 
歯磨きの仕上げ磨きは、必ず私が行っているので、娘から自分での歯磨きが終わると声がかかります。他の家事をやっているときもあり、その際には、「今行けないから、先に着替えしちゃってて〜」などと、他のことに目がいかないよう、次の行動を詰め込むようにしています。
 
 
これを繰り返していきます。今では、ほぼ声をかける必要がなくなりました。私も他の家事を家を出る直前までしています。
 
 
そして、年長になった娘は、全て終えるのに10分かかることなく、半分くらいの時間で終え幼稚園に登園していきます。
 
 
余裕を持たせてしまうと、集中力が続かないのに対し、この時間だけは一連の準備を全て流れ作業的に、他に目移りすることもなく行動しています。
 
 
前もって準備をするという一般的な常識が正解というのならば、娘のこの行動は不正解なのかもしれません。しかし、自分に合ったやり方で間に合えば良いのです。
 
 
とはいえ、日によっては、この10分の間にも気が散ってしまうこともあります。そんなときには、必ず時間内に終わるよう、声をかけ集中力の持続につなげています。
 
 
私も、娘が集中力を大いに活かすことができる時間の軸が理解できたので、今では文句一つ言うこともなくなり、笑顔で送り出すことができています。
 
 
いつも娘に怒って行動を促していた日々が笑顔に変わり、準備が終わったときには、肯定的な言葉を娘にかけられるようになりました。
 
 
 
 
人間誰でもやる気エンジンがかかるタイミングは、違います。
 
 
社会的な常識に囚われず、柔軟に対応していくことがお子さんにとって、一番大切なことなのではないかと、娘から教えられました。
 
 
初めは、家を出る直前の10分でというのは、お母さんも不安でしょうから、もう少し、余裕を持って慣らしていくことをお勧めします。
 
 
発達障害・ADHD傾向の特性で集中力が続かない!と聞くと、とてもネガティブに聞こえますが、いつなら続くのか?どれくらいの時間なら続くのか?をしっかり見極めて行動につなげていけば、強みにもなります。
 
 
お母さんの視点を変えれば、お子さんの苦手は強みになる。一緒に強みに変えていきましょう。
 
 
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執筆者:みずおち梨絵
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)

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