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姿勢改善に効果あり!発達障害・ADHDの子どもに運動がおすすめの理由とは?

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発達障害・ADHDで姿勢が悪い子に朗報です!ちょっとした運動を続けるだけでも、姿勢を良くする効果が期待できるって知っていましたか?ママも注意することが減ったら楽になりますよね!簡単な活動なので、ぜひお家でもやってみてください!
 

【目次】

 

1.発達障害・ADHDの子どもが姿勢を崩す原因は?

 
 
発達障害の子どもたちによく見られる特徴に、姿勢が良くないということがあげられます。
 
 
私は音楽教室でピアノを教えていますが、注意欠陥多動性障害(ADHD)の診断が出ているお子さんやグレーゾーンのお子さんも教えています。
 
 
その子たちも良い姿勢を保つのが大変そうで、だらっとした姿勢になっていることが多いです。ADHDグレーゾーンの小2の男の子は、すぐに足を組んだり、足をぶらぶらさせて猫背になります。
 
 
姿勢がくずれていることは本人も理解できるので、注意されたらそのときは姿勢を正して座ることができます。でも、やっぱりすぐに元に戻ってしまうんですよね。
 
 
きっとピアノ以外にも食事中や勉強中、学校の授業でも姿勢を注意されることがあると思います。
 
 
どこに行っても「姿勢悪いよ!」「何でちゃんとできないの?」「さっきも言ったでしょ!」と言われるのを想像してみてください。私だったら、そんなに何回も言われたら嫌になるし学校もピアノも行きたくなくなると思います。
 
 
その子はADHDの衝動的な特性もあって思い立ったらすぐ行動してしまうので、姿勢以外にもよく怒られています。すごく素直で才能もある子なのに、この先も怒られ続けて自信を無くしてしまったりしたら本当にもったいないですよね。
 
 
一見、だらっとしてやる気がないように見える発達障害の子どもは、
 
・膝を立てて、背中を背もたれにつけることで姿勢を保っている
・体の力がすぐに抜けてしまうので、支えるために頬杖をついている
・背筋をまっすぐに保つことができないので、つい崩してしまう
 
など、色々な理由があります。
 
 
ADHDタイプの生徒さんもよく膝を立てようとしますが、そうすることで姿勢を安定させようとしているんですね。
 
 
 
 
ピアノの演奏をするときも、いわゆる背中を伸ばした「いい姿勢」はもちろん大事です。でも、姿勢が崩れるたびに注意をされてやる気を無くしてしまったり「自分はダメな子なんだ…」と思ってしまったりしてほしくないと感じています。
 
 
とはいえ、姿勢が崩れることは集中力の低下にもつながるので学校で授業についていけないなどの困りごとが出てくることがあります。
 
 
そんな事態を避けるために、姿勢改善に何が必要なのか考えてみましょう!
 
 
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2.いい姿勢には、こんなに色々な感覚が必要だった!

 
 
まずは姿勢が崩れてしまう原因について考えてみましょう。色々な理由がありますが、そこには私たちが無意識に使っている感覚が関係しています。
 
 

◆バランス感覚

 
 
バランス感覚は、耳の奥にあるセンサーを使って、上下・左右・前後の方向に揺れたことや、重力を感じとっています。
 
 
この情報を受け止める脳の回路がうまくつながっていないと姿勢の崩れが出るなど、じっとしていられないといった症状が出てきます。
 
 
そういう子は姿勢をコントロールできなくて、ふにゃふにゃして見えるので、だらしがないと思われやすくなります。
 
 
ちなみに、バランス感覚は体の中心軸を感じるのにも関係しています。この中心軸が未発達だと、左右の認識にも問題が起きやすいと言われています。
 
 
 
 

◆平衡感覚

 
 
平衡感覚が鈍いお子さんは、落ち着いて人の話を聞くことや、姿勢を保つことが難しくなります。そのため、頬杖をついていることが多くなったりします。
 
 
平衡感覚の情報は、眼球の運動にも影響します。動くものを目で追うこと(追視)や、注目してものを見る(注視)といった目の動きに問題が出やすくなると言われています。
 
 
そうすると、サッカーなどのスポーツでボールがどこから飛んでくるかわからなかったりするので、運動の苦手につながります。
 
 
さらに、目の運動がうまくいかないと板書が苦手になるので、授業でノートを取れなかったり、文章を読むときに行を読み飛ばしてしまったりということが起きます。こうなると学校の授業についていくのが大変になってしまいますね。
 
 

◆固有覚

 
 
固有覚は普段あまり意識しませんが、自分の体がどういう状態になっているのか感じ取っている感覚です。この固有覚があるから、座っている時も自分の体を安定させることができます。
 
 
この感覚がうまく働いていないお子さんは自分の姿勢を安定させることが難しいので、安定して座るために片足を椅子の上に置いて座っていたりします。
 
 
固有覚は無意識に使っていますが、働きが低下していると日常の動作や運動も遅くなったり、ぎこちなくなったりします。
 
 
例えば、手もとを見ないでボタンをはめる、鞄から手探りで物を取り出すといった行動も、いちいち目で見て確認しないと上手にできないかもしれません。
 
 
それはすごくエネルギーを使うので、そうなると1日に何度も休まなければ疲れきってしまうかもしれません。すぐに疲れてしまう発達障害のお子さんは、もしかしたら固有覚がうまく使えていないのかもしれませんね。
 
 
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3.姿勢改善につながる!簡単な運動やお手伝いを紹介します

 
 
では、発達障害の子どもたちの姿勢改善には、どんな活動がいいのでしょうか?楽しみながらできる運動をご紹介しますね!
 
 
◆トランポリン
 
 
登校前にやっておくと頭もスッキリして、午前中の授業に集中しやすくなります。効果を出すには100回ぐらい(約10分)飛ぶのがいいそうですが、大変な時は2~3回にわけても大丈夫です。
 
 
子どもの体の軸がまっすぐになるようにして、上下する動きを利用しながら、手を添えて放りあげるようにします。
 
 
◆ブランコ
 
 
体全体を使ってバランスをとるので体のコントロール力がつき、平衡感覚の発達にもつながります。
 
 
揺れることが不安な子もいるので、その場合は足を地面につけたままの状態で少しだけ揺らしたり、大人の膝の上に乗ってもらったりすることから始めるといいかもしれません。
 
 
◆重いものを持ち上げて運ぶ
 
 
これは、無意識で使っている固有覚に効果的です。
 
例えば、
 
・飲み物が入ったペットボトルをテーブルまで運んでもらう
・買物した荷物を家まで持ってもらう
・水の入ったバケツを運んでもらう
 
など、ちょっとしたお手伝いの中に取り入れてみてください。持ち上げるのに重すぎる場合は、押しながら運ぶのでも大丈夫です。
 
 
◆体にあった椅子や机を使う
 
 
姿勢を保つのが難しい子どもでも、自分の体にあった椅子なら姿勢を安定させやすくなります。
 
 
椅子の高さは、子どもの足が床にしっかりつくような高さにします。机の高さは表面が子どもの腰あたりに来る高さにすると安定します。
 
 
ピアノを弾くときも教室では足台を使いますが、家では足がつかないままで常にぶらぶらしているという場合があります。
 
 
教室に来たときだけで定着させるのは難しいですし、教室よりも家で過ごす時間の方が圧倒的に長いです。
 
 
ピアノを習っているお子さんがいたら、ぜひ家でも足がつくように台などを置いてあげてくださいね。
 
 
 
 
最近では、危ないという理由で公園や学校の遊具が撤去されている地域も多いそうです。でも、実は姿勢を保つのに必要な感覚はブランコなどの遊具を使った遊びや、運動の中で発達していきます。
 
 
最近は昔よりも運動の機会が少ないので、おうちでも意識して運動を取り入れていけば姿勢改善にもつながります。
 
 
ぜひ、日々の生活で「感覚を育てる運動」を意識してみてくださいね!
 
 
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執筆者:三浦知花
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)

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