対応 自閉症スペクトラム

衝撃の事実!集団生活では社会性が育たないって知ってた?子どもの社会性を伸ばすために必要なたった1つのこと

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「うちの子、社会性がないな…」と思ったとき、集団活動を増やすために、「学校でもっとお友達と遊びなさい」と言っていませんか?実は、子どもの社会性を伸ばす場所は学校ではありません!社会性の高い子どもに育てるには、おうちでの関わりが必須です!
 
 

【目次】

 

1.社会性に課題を抱える自閉症スペクトラムの息子

 
 
 今日は、子どもの社会性を高めるにはどうしたらいいのか?というお話をします。
 
 
私には、自閉症スペクトラムと診断された息子がいます。
 
 
息子は年少さんのときに診断がおりましたが、その際に医師から言われた言葉が今でも忘れられません。
 
 
「自閉症スペクトラムの子は、社会性に課題があります。息子さんもコミュニケーションが独特ですよね」
 
 
みなさん、「社会性」と聞いて、どんな能力か端的に説明できますか?
 
 
私は自信がなかったので、辞書で調べちゃいました!
 
 
「社会性」とは
 
周りの人と集団生活をうまくやっていく能力
 
(学研新レインボー 小学国語辞典改訂第6版)
 
 
 
 
確かに当時の息子は
 
 
・友だちが集まって何かで遊んでいても、我関せずで大好きな電車に夢中。
 
・自分が話したいことだけ話して、相手の話は聞いていない。
 
・テレビで覚えたセリフを繰り返してコミュニケーションを取ろうとする。
 
 
といった課題がありました。
 
 
つまり、集団生活の中で友達とうまく付き合っているとは言えない状況。だから「社会性がない」と判断されてしまったんですね。
 
 
では、社会性を伸ばすにはどうしたらいいのか?今日はその答えをお伝えします!
 
 
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2.集団生活を送っているだけでは社会性が伸びないワケ

 
 
社会性は集団生活の中でうまく行動する能力。だから、社会性を伸ばしたいなら、集団生活を頑張ろう!と思っていませんか?
 
 
まだ幼稚園に通っていないお子さんや、小学生以上のお子さんでも長期休み中などは集団生活を送ることができません。
 
 
社会性を育む機会が激減してしまうのではないか…同年代のお友だちとかかわる時間を増やさなければ!と焦っていませんか?
 
 
ここで少し考えてみましょう。
 
 
そもそも、社会性を伸ばすには集団生活の場が必要なんでしょうか?
 
 
本気でこう思っていらっしゃる方、昭和ヒトケタ生まれの私の祖母と全く同じ考えをしていますよ!
 
 
息子が診断を受けた幼稚園年少さんの頃のことです。息子の独特なコミュニケーションを見て祖母も「アレ?」と思ったらしく、私に聞いてきたんです。
 
 
「息子くん、幼稚園は行ってるの?」
 
「いつから通ってるの?」
 
「遅すぎるでしょう!もっと早くから通わせないからこうなるんだよ!」
 
 
社会性やコミュニケーション能力が集団のなかでこそ育つと信じているからこそ、こういった発想になるのではないでしょうか。
 
 
では、実際に集団に入れたから社会性が伸びるのか? 私はそうとは言えないと思います。
 
 
 
 
自閉症スペクトラムタイプの子どもは、そもそもひとり遊びが好き。友だちとのやりとりに喜びを見出すタイプではありません。
 
 
そんなタイプの子どもを何のフォローもなく集団に放り込んだら、どうなると思いますか?
 
 
友だちとガッツリ遊んだり、おしゃべりしたり、なんてことはないでしょう。
 
 
みんなの輪に入らずに、自分ひとりで好きなことに集中して大満足!というのがオチです。
 
 
集団生活をしていても、同じ空間にいるだけ。友達と遊ばず、しゃべらず…という状態で社会性が伸びるでしょうか?
 
 
もちろん答えはNOですよね。
 
 
ということは、集団生活を送ってさえいれば、子どもの社会性は伸びるというのは間違っているということです。
 
 
「学校に行って友だちと会えば…」と思っているお母さん、本当に「会ってる」だけかもしれませんよ。
 
 
いますぐ昭和ヒトケタ生まれと同じ考えは卒業してください!
 
 
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3.新常識!子どもの社会性を伸ばすために必要な存在とは

 
 
ただ集団生活を送っていても社会性が伸びるわけではないということをお伝えしました。
 
 
ではどうやったら社会性を伸ばすことができるのでしょうか?
 
 
それは、「人とのやり取りがうまくいった!」という経験を積み重ねること。これに尽きます。
 
 
社会性が高そうな、
 
・誰とでもすぐに仲良くなれる人
・リーダーシップの高い人
 
も、生まれながらにしてその素質を備えていた、とは言えません。
 
 
初対面の人とどう関わったら、相手が心を開いてくれるのか?
 
どういう仕切り方をしたら、その場にいる全員が注目してくれるのか?
 
 
経験を積み重ねて、無意識のうちに「こうしたらうまくいく!」という方法を自分で確立しただけなんです。
 
 
つまり、社会性は「対人関係の経験値」ということ!
 
 
自閉症スペクトラムの子どもに、対人関係で「こうしたらうまくいったよ!」という経験をさせてあげるにはどうしたらいいか?
 
 
集団生活を送っていても社会性がうまく伸びて行かないのは、
 
・そもそも人数が多すぎること
・活動のスピードをコントロールできないこと
 
が原因です。
 
 
集団生活を送るなかで、少しずつ友だちへの興味が芽生えてきても、
 
 
・誰に、どんなタイミングで話しかけたらいいのか分からない
 
・そうこうしているうちに別の遊びに変わってしまった…
 
 
ということを繰り返したら…
 
 
結局話しかけられず、遊べず、話せず、
 
「このタイミングで話しかけたらうまくいった!」
「○○ちゃんと一緒に遊べて楽しかった!」
 
という経験を積ませてあげることはできません。
 
 
むしろ、「やっぱり一人の方が気楽でいいや~」となりかねません。
 
 
こう考えてみると、自閉症スペクトラムの子どもたちが集団生活のなかで社会性を伸ばすことは、逆に難しい気さえしますね。
 
 
ですから、大切なのは次の3つ!
 
 
①思いっきり人数を少なくして、誰に話しかけたらいいのか分からない状況にしない。
 
②活動のペースを完全に子どもに委ねる。
 
③「うまくいった!」というタイミングで適切な声掛けをして、分かりやすく成功体験を積ませる
 
 
この3つに該当するのは…
 
 
「お母さんとおうちで関わる」ことです!
 
 
 
 
まずはお母さんとお子さん、1:1で十分です。
 
 
たったひとりでも、
 
「こうしたらうまくいった!」
「このときこうしたら喜んでくれた!」
 
という成功体験を十分に積ませてあげることができます。
 
 
生まれてから今日まで、深い愛情を持って育ててこられたお母さん。あなたこそお子さんにとって「最初のひとり」です。
 
 
まずはお母さんとしっかりした信頼関係を築いてください。
 
 
お友だちも、先生も後回しでいいんです。もっというと、お父さんもきょうだいも後回しでいい!
 
 
お母さんとしっかりした関係が築けた後で、少しずつ広げていけばいいんです。
 
 
お母さんの次はお父さん。
お父さんの次はきょうだい。
きょうだいの次はおじいちゃん、おばあちゃん。
 
 
同年齢の友達なんて、立場が対等であるだけに遠慮も配慮もありません。対人関係の最終ステージなんです。
 
 
 
 
お母さんお一人いれば十分。
 
 
ですから、同年代の子と関われないから社会性を伸ばせない…と焦る必要はどこにもないんです。
 
 
こんな私の考えのもと、発達科学コミュニケーションで学んだメソッドを息子に実践し続けて約3年。
 
 
息子の社会性はかなり発達しました!
 
 
・小学校で友達トラブルはゼロ
 
・友達に対して肯定的は発言が多く、学校を楽しめている
 
・人好きで、誰に対してもすぐに仲良くなれる
 
・先生からも、「お友達ととても仲良しです!違う学年の子ともすぐに仲良く遊べています」と言われる
 
 
社会性が「集団生活をうまくやっていくこと」であるなら、息子の社会性は十分なほど育っていると言える段階まで来ました!
 
 
「うちの子、社会性ないな…」と悩んでいるお母さん、あなたの手で子どもの社会性を伸ばしてあげてくださいね。
 
 
親子のコミュニケーションについては、こちらで解説しています。ぜひ併せてお読みくださいね。
 
 
 

 

 
 
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執筆者:丸山香緒里
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)

 

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