半年前から始める就学準備 幼児 発達教材 自閉症スペクトラム

生活の工夫で発達障害の不器用さを改善できる!幼児から始める毎日の習慣とは

更新日:

「うちの子、ドンクサイな~不器用だな~」と思っているお母さん、発達障害の子どもの不器用さの原因や、客観的に評価する方法をご存じですか?必要な子には迷わず支援を!道具不要で幼児から取り組めるトレーニングをご紹介します。
 

【目次】

 

1.うちの息子、発達障害だから不器用でドンクサイの?

 
 
子育てをしていると、なんとなく「この子、ちょっとドンクサイな~不器用だな~」なんて思うことはありませんか?
 
 
今日は、不器用さやドンクサさの原因と対策についてお伝えしていきます。
 
 
私の息子は現在小学校1年生。かなり不器用で、かなりドンクサイです。
 
 
目の前に物があるのにぶつかったり、つまづいたり。ボールをキャッチしそこねたり、蹴りそこなったり。
 
 
 
 
ゲームセンターにある「ワニワニパニック」や「太鼓の達人」をやらせると、ちゃんと見てるようなのに全然叩けない!すぐにゲームオーバー…
 
 
息子は2年前に発達障害・自閉症スペクトラムと診断されました。
 
 
不器用さは気になっていたものの、それよりもコミュニケーションや言葉の遅れの支援を優先させたいと考えていた私。
 
 
「定型発達でもどんくさい子はいるし、大きくなればそれなりに発達するよね」と大きな課題として捉えてはいませんでした。
 
 
発達障害&グレーゾーンの対応無料メール講座特典付き
 
 

2.ドンクサイ原因は脳にあった!

 
 
発達障害やグレーゾーンにかかわらず、お子さんにちょっとした不器用さやどんくささを感じているお母さんはたくさんいらっしゃるのではないでしょうか?
 
 
実は、不器用さ・ドンクサさの原因は脳にあります。
 
 
脳の「見る」機能と「体を動かす」機能がうまく連携していないのです。
 
 
見ることと体を動かすこと、この2つの機能はとても強いネットワークで結ばれています。
 
 
私たちの日常生活は、「見ながら動く」もしくは「見て動く」という動作が数え切れないほどあります。
 
 
食事のとき、おかずの位置を目で確認しながら箸を伸ばす。
 
掃除のとき、汚れを目で確認して、ふき取る。
 
キャッチボールは、飛んでくるボールを目で追いながら落下位置に移動する。
 
 
こんな風に、日常生活でも運動でも、目から入った情報を脳が処理して、体に適切な行動を指示しているのです。
 
 
不器用な子、どんくさい子はこの一連の流れのどこかにトラブルがあると考えられます。
 
 
 
 
例えば、見る段階にトラブルがあると、脳は必要な情報を十分に得ることができず、体に適切な命令を出せないのです。
 
 
その結果、物につまづいたり、当たったり、体の使い方がぎこちなかったり…
 
 
この子、どんくさいな
この子、不器用だな
この子、スポーツが苦手だな
 
 
とお母さんが感じてしまうのです。
 
 

3.うちの子大丈夫?と思ったら、発達検査のココをチェック!

 
 
こうした「うちの子、ドンクサいな~不器用だな~」という印象は、発達検査でも数値としてはっきりと現れるケースがあります。
 
 
世界的に利用されており、日本では5歳から16歳までを対象としている、ウェクスラー式知能検査では【処理速度】という指標で目と手の連携が数値化されます。
 
 
100±15を平均としたこの検査で、私の息子の数値は83。同い年のお友達と比べて明らかに発達がゆっくりであることが分かりました。
 
 
それまでの私は、息子の様子が気になりながらも、
 
 
「ほかにもこんな子はいるよね」
「それよりも他に苦手なことがあるし」
 
 
とついついサポートを後回しにしがちでした。
 
 
が、この結果を見て「これはヤバイ!」と危機感を抱いたのです。
 
 
「不器用」「ドンクサイ」というのは抽象的で、なかなか「積極的な支援が必要!」という判断がしづらいかもしれません。
 
 
発達検査の結果がすべてではありませんが、参考となる数値を知っておくことで、支援が必要かどうかの判断の一助になります。
 
 
 
 

4.小学校で困る!?手と目の連携を強化して「板書」を乗り切る!

 
 
当時、息子は幼稚園の年長さん。ついつい後回しにしていた私がついに危機感を抱いた理由…それは小学校入学です。
 
 
小学生になれば、授業中心の毎日になります。授業中と言えば…そう、板書です!
 
 
「黒板を写す」という行動は、
 
 
①黒板を目で確認して内容を覚え、
②ノートのどの部分に記入するか目で確認し、
③えんぴつを目で確認して手に取り
④ノートの枠線を目で確認しながら
⑤字を書く
 
 
と、「見ること」と「手を動かすこと」が強く連携しています。
 
 
 
 
途中、書き写すのを間違えてしまえば、どこをどう間違ったのか、黒板とノートを見比べて確認し、消しゴムで消し、えんぴつに持ち直し、正しく記入する…とさらに複雑になります。
 
 
不器用な子どもにとって、「書く」という作業は鬼門なんです。
 
 
発達障害&グレーゾーンの対応無料メール講座特典付き
 
 

5.今すぐスタート!幼児から始められる毎日習慣

 
 
「合理的配慮」によって、希望すればタブレットやパソコンを持ち込んで授業を受けられるケースも増えてきました。書くことがどうしても難しいなら、キーボード入力を教えるという手もあります。
 
 
実際、大人になったら書くよりもパソコンやスマホで入力する機会の方が圧倒的に多いですよね。書くことにこだわらなくても支障のない社会になってきました。
 
 
とはいえ、子どもの脳は適切な刺激を入れれば短期間で大きく発達するのも事実です。
 
 
「うちの子は苦手だから」とあきらめずに、生活や遊びの中で意図的に目と手を連携させる機会を増やせば、脳の発達は十分見込めるんですよ!
 
 
大事なことは、「上手に板書させたい」「キャッチボールがうまくなってほしい」からと言って、ゴリゴリ書かせたり、ゴリゴリボール遊びさせることではありません。
 
 
むしろ、苦手と直接対決させてしまうと、失敗体験を重ねてしまって、ますますうまく行かなくなってしまいます。
 
 
「しっかり見ながら体や手を動かす」ことを意識すれば、ほかの活動で代替OKなんですよ!
 
 

◆①生活のなかで

 
 
積極的にお手伝いをしてもらいましょう!オススメは洗濯物たたみやテーブル拭きです。
 
 
洗濯物は端っこと端っこがピッタリ合わさるようにしっかり見るのがポイントです。テーブル拭きはどこが汚れているか、探しながらやってもらいましょう!
 
 
「きれいにピッタンコになった?」
「汚いところはど~こだ!
 
 
とお子さんに声をかけながらやってくださいね。
 
 
 
 
まずはお母さんが見本を見せながら始めてください。トレーニングになるし、子どもがマスターすればお母さんは家事が減ってラクラク!将来の生活自立にも最適です。
 
 
終わったら「ありがとう!すごくきれいになったよ!お母さん助かっちゃった♪」と感謝の気持ちを伝えてください。お手伝いするとお母さんが喜ぶと分かれば、積極的に手伝ってくれますよ。
 
 
 
 

◆②遊びのなかで

 
 
昔ながらの遊びは「見ながら手を動かす」遊びがたくさんあります。折り紙、あやとり、けん玉。どれも道具をしっかり見る必要のある遊びです。
 
 
ただ、お子さんによっては細かい作業が苦手でやりたがらないという場合もあるかもしれません(うちの息子は苦手です)。
 
 
そんなときは、「だるまさんがころんだ」をやりましょう!鬼役の様子をしっかり見ながら全身をコントロールできる遊びです。
 
 
うちの息子を含め、不器用さが目立つ子は手先だけよりも全身を使った方が楽しく遊べます。
 
 
お手伝いも遊びも、無理にやらせるのではなく楽しい雰囲気でやることが一番です。
 
 
いかがでしたか?
 
 
不器用な子、ドンクサイ子は、脳の「見ること」と「体を動かすこと」の連携に課題があります。
 
 
積極的に支援することで、学校生活や運動がスムーズになったり、生活自立にもつながります。
 
 
ゴリゴリトレーニングするのではなく、お手伝いや遊びを通して十分支援できるのも大きなメリット!
 
 
少し生活を工夫するだけで、毎日取り組むことができます。簡単で効果が大きいのでお勧めです!
 
 
ぜひ、毎日の生活に取り入れて、習慣にしてくださいね。
 
 
 板書が苦手な子におすすめのオリジナル教材もあります。ぜひ試してみてくださいね。
 
 
 
おうちで毎日できる支援について情報をお届けしています! 
▼ご登録はこちらから!
▼小冊子プレゼント中です!
▼講師に困り事の相談もできる!
Nicotto!塾生募集中
 
 
 
執筆者:丸山香緒里
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)

-半年前から始める就学準備, 幼児, 発達教材, 自閉症スペクトラム
-, , , ,

Copyright© パステル総研 , 2020 All Rights Reserved.