中学生 発達障害

発達障害・グレーゾーンの中学生、初めての定期テストは準備OKですか?お母さんがおうちでできるサポートを考えましょう!

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新中学1年生にとって初めての定期テストが近づいてきました。環境の変化が苦手な発達障害やグレーゾーンの子どもたちにとって、この時期にテストがあるのは正直辛いですよね。うまく乗り切るためのおうちでのサポートをご紹介します。
 

【目次】

 

 

1 新中学1年生、初めての定期テストが始まります!

 
 
楽しかったゴールデンウィークが終わり、いよいよ1学期が本格的にスタートしました。連休が終わって約1週間、お子さんの様子はいかがですか?
 
 
この春に中学校に入学されたお子さんは、環境の変化が大きいですよね。中学校に入学すると教科担任制になり、部活が始まり、「先輩・後輩」という明確な上下関係があり…小学校とは何もかも勝手が異なります。
 
 
そして小学校と中学校が大きく異なるのが「定期テスト」の存在です。小学校時代ももちろんテストはありました。が、それはあくまでも個人の学習の達成度を測るためのものでした。
 
 
中学校の定期テストは順位がつきます。順位がつくことで一番怖いのは、自信がなくなってしまうことです。
 
 
100人中100位で落ち込まない子なんていません。「勉強なんてどうでもいいし!」と開き直った言葉が出るかもしれませんが、きっと精いっぱいの虚勢をはってるはずです。
 
 
新1年生にとってまだまだ中学校生活は未知の世界。テスト以前の問題で、学校生活全体に不安を感じていませんか?
 
 
担任の先生とは毎日少ししか顔を合わさないのでどんな人が分からない。 教科ごとに先生が違い、誰に何を言われたのか把握できない。 部活で先輩との付き合いに難しさを感じる…
 
 
「中学校ってしんどいな…」と思っているかもしれないタイミングに、初めての定期テストがやってくるんです!ここで結果が思わしくないと、学校生活が完全にネガティブな印象になってしまいます。
 
 
中学校って楽しくない。 小学校に戻りたい。 学校に行くより家にいた方がいい。
 
 
登校しぶりのきっかけになる可能性も大いにあるんです!
 
 
 
 

 

2 発達障害・グレーゾーンの中学生、定期テストをどう乗り切る?

 
 
発達障害・グレーゾーンの子どもにとって、最初の定期テスト。テストは明確に点数と順位が出ます。この先の中学校生活、自信を持って生活するためにも最初のテストをうまく乗り切ることはとても大切です。
 
 
でも発達障害・グレーゾーンの子どもたちにとって苦手な要素がたくさんありそうですよね。
 
 
小学校時代は担任の先生がすべての教科を担当し、生活面までしっかり見てくれていました。一緒に過ごす時間も長く、信頼関係を作りやすい状況だったと思います。
 
 
ですから、分からないことはひとまず担任の先生に聞けばいい、という形で解決することができていましたよね。
 
 
一方、中学校は教科担任制です。テストとなると、各教科の先生によって出題範囲は異なり、提出物も異なります。中間テストなら5教科、期末テストなら9教科の情報を正確に把握しなければなりません。
 
 
そして、担任の先生といえど別の教科のことまでは把握していないケースがほとんど。分からないことは自分で担当の先生に質問しに行く必要があります。
 
 
ということは、情報の整理整頓が苦手で、コミュニケーションに課題がある発達障害やグレーゾーンの子どもたちはテスト勉強する前から困りごとや心配が多くなってしまうのです。 
 
 
 
 

 

3 発達障害・グレーゾーンの中学生の定期テスト、まずはコレからスタート!

 
 
発達障害・グレーゾーンの子どもたちにとっては不安材料が多い定期テスト。だからこそお母さんがサポートすればスムーズにいく場合があります。
 
 
まずお母さんに意識していただきたいのは、子どもが安心してテストに臨めるようにするということです。
 
 
英語のテストは5月〇日の△時間目、範囲は教科書30ページまで、提出物はワーク20ページまで、先生が○○はテストに出すって言ってたな…
 
 
こんな風に情報をしっかり把握して整理すれば見通しが立ち、安心できますよね。特に発達障害やグレーゾーンの子どもたちは見通しが立てづらくその分不安を感じています。
 
 
「英語ってどこまでがテスト範囲だったっけ?」
「どうしよう、全然覚えてない…」
「英語の先生、どこにいるんだろう?」
「こんなこと聞いて怒られたらいやだな…」
「じゃあ誰に聞いたらいいの?」
 
 
こんな風に不安だらけかもしれません。こんな状態では勉強どころではありませんよね。ここでお母さんに注意していただきたいんです!
 
 
初めての定期テスト、お母さんも「うちの子、ちゃんとやれるかしら?」とご心配だと思います。だからこそ、「テストどこまで出るの?」とお子さんに尋ねることもありますよね。
 
 
でも子どもは全然覚えていない…こんなときどうしますか?
 
 
「先生のお話、ちゃんと聞いてた?」
「しっかり聞かないから分からないんでしょう?」
「しっかり聞かないとだめじゃない!授業もちゃんと聞いてるの?」
「そんなんじゃテスト勉強もできないよ!」
 
 
とは言わないであげてほしいんです!子どもが不安を抱えているときに、お母さんに責められるように言われてしまうと、ますます不安が大きくなってしまいます。
 
 
まずは子どもの気持ちをリラックスさせてあげてください。だから、こう言ってあげてくださいね。
 
 
「テスト範囲の一覧表をもらったらお母さんに見せてね」 「一緒に考えようよ!」
 
 
こんな風に言ってもらったら安心しませんか?そう、テスト範囲は一覧表で配布されることがほとんど!
 
 
だから、「もらってきたらお母さんと一緒に見てチェックすればいいからね。先生が言ったことを忘れちゃっても大丈夫だよ!あとからチェックすればいいんだから!」 と言ってあげられたら、子どもの不安がきっと和らぎますよね!
 
 
お母さんと一緒にチェックして、疑問点があれば、「これは先生に聞いてみたら?」とサポートしてあげてください。
 
 
環境の変化が苦手な発達障害やグレーゾーンの子どもたちにとって、この時期に定期テストがあるということは大きな課題になります。
 
 
だからこそ、お母さんは多くを求めないであげてほしいんです。まずはテスト範囲を書かれた用紙をおうちに持って帰ってくること!これがないとテスト勉強は始まりません。
 
 
でも、モノの整理が苦手だったり、忘れっぽいタイプだったりすると、「用紙を持ち帰る」ということも一苦労!小学校時代、よく忘れモノをしていたお子さんは要注意です。
 
 
小学校に比べて、中学校は担任の先生のサポートも手薄になりがち。子どもが自分で考えて行動し、管理していくことが求められています。ただ、最初から完璧を求めても子どもがしんどくなってしまうだけ!
 
 
お母さんはお子さんにアレコレ求めすぎず、まずは1つだけに絞って伝えてみましょう!テストに関しては「テスト範囲の用紙を持ち帰ること」からスタートです!ぜひお試しくださいね。
 
 
 
 
執筆者:丸山香緒里
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)
 
 

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