コミュニケーション 発達障害

不安が強い子どもに効果的なおうちカウンセリングのコツとは?

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不安が強い発達障害の子どもにとっては、行事が増える2学期は心身の不調が表れやすい時期です。お母さんは「どうしたの?何があったの?」と尋問していませんか?親子の会話で子どもを癒すカウンセリングの効果が期待できる方法をお伝えします!
 

【目次】

 

1.発達障害の子どもは人一倍、不安を抱えています

 
 
発達障害の子どもは、急な予定の変更や、いつもと違うことへの不安が強く、その為にパニック癇癪を起こしてしまうことがあります。
 
 
例えば、
 
 
・遠足や校外学習の季節は、活動を嫌がって不安定になる
 
・運動会の時期になると不安定になり調子を崩してしまう
 
・学芸会の時期になると、日課が変則的で不機嫌になってしまう
 
 
こんな様子は見られませんか?
 
 
 
 
発達障害の子どもは、目に見えないものを想像したり、空気を読んだりすることが苦手という特性を持っています。
 
 
そのために、行事の前や環境が大きく変わる時期になると不安定になってしまうことが多いのです。 
 
 
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2.お母さんは矢継ぎ早に尋問していませんか?

 
 
特に学校行事が増える2学期。この時期は気持ちが不安定になりやすいです。
 
 
しかも、今年はコロナ対策で例年の行事がいつもと異なる方法で行われたり、イレギュラーなことも多いです。
 
 
発達障害の子どもは不安や心配が募り、大変な思いをしているかもしれません。
 
 
お母さんにとっても心配なことですね。
 
 
学校生活への不安からついつい、
 
 
「授業で何をしたの?」
「給食は、なんだった?」
「休み時間、どんなことした?」
「宿題あるの?」
 
 
と子どもへ会話が尋問のように、一方的になっていませんか?
 
 
 
 

3.親子の会話にはカウンセリング効果があります!

 
 
一方的にお子さんを問い詰めるような会話では、発達障害の子どもの不安はさらに大きくなってしまうだけです。
 
 
では、お母さんはどんなコミュニケーションをとってあげれば良いのでしょうか?
 
 
それは、子どもと楽しく会話のキャッチボールをすることです。
 
 
 
 
上手に子どもと会話のキャッチボールができれば、カウンセリングの効果が期待できるのです。
 
 
カウンセリングとは、会話を通して相手の困っていることを解決していく技法のことです。
 
 
通常のカウンセリングは専門家の先生に話を聞いてもらい、会話をする中で自分自身の気づきや成長によって悩みや問題を解決します。
 
 
お母さんが子どもと会話のキャッチボールをすることで、子どもはお母さんに受け入れられてもらった、理解してもらえた、という気持ちになります。
 
 
受け入れてもらえると、安心してもっと話ができるようになります
 
 
このように上手にお母さんとの会話のキャッチボールができると、お子さん自身が自分の気持ちに気が付いたり、不安や心配を吐き出すことができて固くなった心を変化させるサポートになるのです。
 
 
カウンセリングなんて難しそう、と思うかもしれませんが、ちょっとした意識で専門家ではない普通のお母さんがお子さんにカウンセリング効果がある会話ができるのです。
 
 
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4.おうちカウンセリングのコツとは?

 
 

◆一度受け入れて「オウム返し」する

 
 
例えば、
 
「休み時間は、なにして遊んだの?」
 
と質問したときに、「鬼ごっこ」と答えたら
 
 
「へー!鬼ごっこしたんだ!」
 
と子どもの言ったことを繰り返し、オウム返しします。
 
 
そして、少し間をおいて、
 
「いいね!楽しかった?」
 
と聞いてみてくださいね。
 
 
また、「休み時間は、なにして遊んだの?」
 
の問いかけに、うまく答えられない子もいますね。
 
 
その場合には、
 
「今日はいい天気だったねぇ。休み時間は外で遊んだ?」
 
と、YESかNOで答えられる質問をしてみます。
 
 
「うん、外で遊んだよ!」と答えが返ってきたら
 
「そう、外で遊んだんだ。」と返します。
 
そして、「なにをしたの?」と続けていきます。
 
 
このように、質問の前に一旦子どもの言葉を受け入れそのまま返すことで、子どもはお母さんが自分の話を理解してくれたことを感じられます。
 
 
受け入れられたと感じると、子どももお母さんの質問に答えやすくなり会話がはずみますよ。
 
 

◆子どもが話し出すまで「待つ」

 
 
会話のキャッチボールをする上で大切なポイントは、答えが返ってくるのを「待つこと」です。
 
 
「なにをしたの?」の質問にすぐには答えられなくても、ちょっと待ってあげるのです。
 
 
小さな子どもの脳は処理をするのに、大人の何倍もの時間がかかります
 
 
前の脳の処理が終わらないうちに、次の質問をされると、子どもはお母さんの話を聞かなくなってしまいます
 
 
子どもの返答を急がずに待ち、子どもが返事をするまでは、次の話をせず、上手に「間を取ること」が大切です。
 
 

◆ひたすら「受け入れて聞く」

 
 
子どもって、大人が思いもつかないことを言うこともありますよね。
 
 
お母さんが子どもの話にうまくコメントできないときには、
 
 
「そっか〜」
「そうなんだ〜」
「なるほどね〜」
「そう思うんだね」
 
 
と、ひたすら受け入れてあげる気持ちで、お話を聞いてみてください
 
 
ちょっとそれはどうなの?と思うようなことでも、批判や自分の意見を挟まずひたすら聞いてあげてくださいね
 
 
ただし、例外的に子どもが
 
自分なんていなくてもいい」
 
というような、自己否定するような言葉を発したときだけは、必ず否定してください
 
 

◆「笑顔で」「優しく」「ゆっくり」話す

 
 
子どもに話をするときには必ず意識してほしいことがあります。
 
 
笑顔Smile)で
・ささやくように優しくSweet)
ゆっくりと間をとって(Slow)
 
 
この話し方を英単語の頭文字Sから「3S」と呼んでいます。
 
 
発達障害の子どもは言葉の内容よりも、そのときのお母さんの表情や声色を敏感に感じ取っています
 
 
無表情だったり、声が大きかったり、早口だと、お母さんがそんなつもりはなくても子どもには怒られているように感じられてしまいます
 
 
子どもが怒られていると感じるお母さんの言葉は脳に届かなくなってしまいます
 
 
子どもの脳にお母さんの言葉がしっかり届くように「3S」を意識してみてくださいね。
 
 

◆子どもの「好きなこと」を話題にする

 
 
ときには、子どもが質問に答えたくないときもあります。
 
 
そんなときは「ちゃんと答えて!」などと怒りモード全開では、かえって反抗的になって、益々話してくれなくなります。
 
 
特に思春期のお子さんは、親と話したがらない傾向にあります。
 
 
子どもが話したがらない話題(勉強や学校のこと)を無理に聞こうとすると、かえって、口を貝のように閉ざしてしまいます
 
 
そんな思春期の子の場合には、子どもが楽しそうにしているゲームのことや、好きな音楽やアニメのことについて聞いてみるのもいいかもしれません。
 
 
うちには、中学2年生の息子がいます。
 
 
もともとおしゃべりな子ではありませんが、思春期になって益々無口になっています。
 
 
私の問いにも「うん」「あ〜」という感じですが、子どもの好きなこと(野球)や得意なこと(歴史や地理)に関して、私が聞くと、ちゃんと答えてくれます。
 
 
お母さんは、子どもの話を「聞くこと」をメインにし、子どもの話を待ってあげてくださいね。
 
 
 
 
いかがでしたか?
 
 
お母さんが子どもの心を癒すカウンセリング効果がある会話の方法をお伝えしました。
 
 
誰でも「話を聞いてもらう」だけで、不安な気持ちが和らぎ落ち着くものです。
 
 
自分の話を聞いてもらい、受け入れてもらえたことで、子どもは安心します。
 
 
お母さんとの会話でお子さんの「不安」「安心」に変えてあげてくださいね。
 
 
ストレスが溜まりやすい子どもの心を癒す安心グッズをこちらの記事で紹介しています。
 
 
 
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執筆者:深井淳子
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)

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