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【お悩み相談室】小学1年生の息子は全然宿題しないんです。毎日宿題バトルで疲れ果てました…

更新日:

息子は小学校1年生で、自閉症スペクトラムの診断があります。通常級で頑張っているのですが、なかなか宿題に取り掛かれません。2学期に入って授業が難しくなったこともあると思うのですが、何度言ってもダラダラして宿題のやる気スイッチが入らないのでイライラしてしまいます…

 

小学1年生・男の子のママ

宿題をしなければいけないのにダラダラしている姿を見ると、イライラしてしまいますよね。どうやったらスムーズに宿題に取り掛かれるか、作戦を立てましょう!

発達科学コミュニケーション
リサーチャー 丸山香緒里

 
 

【目次】

1.宿題しない息子 VS 宿題ぐらいサクッと終わらせてほしい私
2.なかなか宿題に取り掛かれないワケ
3.まずはこれをやってみて!小学生が宿題に取り掛かるまでの3ステップ
STEP①テレビ終了は気持ちよく
STEP②アレを使って机まで誘導する
STEP③解けばいいだけ!にお膳立て
4.自閉症スペクトラムの息子のその後ー自分で宿題を終わらせられるように!

 
 

1.宿題しない息子 VS 宿題ぐらいサクッと終わらせてほしい私

 
 
私も発達障害・自閉症スペクトラムの診断がある息子を育てています。
 
 
2学期に入ると、漢字の学習が始まったり、繰り上がり・繰り下がりの計算が出てきたりして、勉強が難しくなりますよね。
 
 
私の息子も、帰宅すると即おやつ!おやつが終わったら即テレビ!
 
 
最初は「宿題は何時からやるの?」と優しく聞いてあげられるのですが、まったく動く気配のない息子を見ていると、どんどんイライラしてきていました。
 
 
「どうして宿題しないの!?」
「いつまでテレビ見てるの?」
「明日出さないといけないんでしょ!」
 
 
なんてガミガミ叱ってしまっていました。
 
 
私の怒りで「ヤバイ!」と感じた息子は、一応宿題に取り掛かるのですが、
 
 
「漢字イヤ~!」
「もう分からない!」
「お母さん、ちょっと来て!」
 
 
グズグズ言いながらノロノロ進めるので、私はますますイライラしてしまっていました。
 
 
 
 
私は自分が苦労なく宿題をしていたタイプだったので、
 
 
「宿題なんてきっちりやって当たり前!」
「なんで宿題ぐらいサクッとできないんだろう?」
 
 
と、息子が宿題をしないことが、まったく理解できませんでした。
 
 
毎日の宿題バトルが本当に苦痛で、まだ小学1年生なのに、こんな調子でこれからどうなるんだろう?と不安しかありませんでした。
 
 
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2.なかなか宿題に取り掛かれないワケ

 
 
相談者さんも、私も含めて、お母さんが子どもに「宿題しなさい!」とガミガミ言っても、素直に取り掛かれるケースってほとんどないんです。
 
 
子どもがなかなか宿題に取り掛かれないのは、実は脳に原因があるのです!
 
 
発達障害・グレーゾーンにかかわらず、人間が今している行動から別の行動に切り替えるとき、脳は大きなエネルギーを必要とします。
 
 
なかなか行動が切り替えられないのは、そのまま同じことを続けた方が脳が省エネだからです。
 
 
 
 
ましてや、子どもが大好きなテレビから、子どもが嫌いな勉強に切り替えるにはとても大きなエネルギーが必要なのです。
 
 
宿題が嫌いな子も、宿題をやらなければいけないことは分かっています。分かっていても宿題に取り掛かれないのは、脳のしくみに原因があるのです。
 
 
まだ小学生は脳の発達が途中。「やりたくないけど頑張る!」「将来のために我慢する!」というのはまだまだ難しいんです!
 
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3.まずはこれをやってみて!小学生が宿題に取り掛かるまでの3ステップ

 
 
ただ、「宿題しなさい!」と言ってもテレビを見て動かない。もはや私の声を聞いてすらいない。こんな息子をどうしたらいいか?といろいろ試してみました。
 
 
一番効果があったのが、実際に宿題を解き始めるまでの準備段階の工夫です!
 
 
3つのステップで進めてみると、息子がスムーズに宿題に取り掛かれるようになったので、相談者さんもぜひ試してくださいね。
 
 

◆STEP①テレビ終了は気持ちよく

 
 
まずは、強敵・テレビを何とか終わらせます。これが一番大変!
 
 
テレビに夢中で、お母さんの声をかけても無反応…そんなときは、子どもの肩をたたいたり視界に入ったりして注目させましょう。
 
 
いきなり、ブチッと電源をオフしたり、「いい加減にやめなさい!」と怒ったり、とやってしまいがち。でもこうすると、絶対に「もっと見たかったのにお母さんが消した!」とバトルになります。
 
 
バトルまで発展しなくても、険悪な雰囲気になってしまうので、宿題に対してますますネガティブな気分になってしまうんです。
 
 
ですから、まずは「ゲーム、楽しかったね」とテレビを見ていることを肯定してあげてから「もう勉強の時間だから終わりにしようね」と促してあげてください。
 
 
このワンクッションで、気持ちよく終了することは、とても大切です。
 
 
大人でもいきなり否定されたり、指示されたりしたら気分はよくないですよね。会社で上司に、「さっさっとやっとけ!」となんて乱暴な指示されるより、
 
 
「例の件、スムーズにいってよかったね」
「じゃあ、次はこれをやってくれないか?」
 
 
と言われた方が気持ちよく働けますよね。
 
 
最終的に同じ仕事をするにしても、言葉の表現ひとつでモチベーションが変わります。
 
 
これは、大人でも子どもでも、発達障害があってもなくても同じです!
 
 
まずは、子どもが今していることをしっかりと認めてあげることで子どもが気分よくなり、お母さんの話をしっかりと聞く準備ができるのです。
 
 
 
 
「テレビ楽しかったね、もう宿題の時間だから終わりにしようね」。
 
 
こう声をかけたとき、子どもが少しでも終わりにするそぶりを見せた瞬間に声をかけましょう。この瞬間を逃してはいけません!
 
 
行動の切り替えにはエネルギーが必要だとお伝えしました。この瞬間は、まさにゲームをやめて勉強に切り替え ようとしている瞬間なのです!
 
 
「もう終わりにできるんだね!」
「さすがだね!」
 
 
とほめてあげることで、お母さんの声かけをエネルギーにして行動を加速させてください。
 
 

◆STEP②アレを使って机まで誘導する

 
 
テレビを終えたら、サクッと宿題に取り掛かりたいところ。でも、ここで焦らないのがポイントです。
 
 
まず、リビングから机に移動して、椅子に座ること。
 
 
テレビから宿題へのギアチェンジはとても大変です。ここでワンクッション置きましょう!
 
 
例えば、机でおやつを食べたり、塗り絵をしたり、机でできるお子さんが好きな活動でワンクッションはさみます。
 
 
一通り満足したら、そのまま宿題に取り掛かれますよ!
 
 

◆STEP③解けばいいだけ!にお膳立て

 
 
よし、机に座ったからあとは自分でやってね!が理想なのですが、小学1年生だとまだ難しいかもしれません。
 
 
宿題は毎日いくつか出ます。範囲を確認して、何から始めるか決めて、教材を開く。これが難しいんです。
 
 
「なんだったっけな~」
「なにやろっかな~」
 
こんな風に、考える時間は省きましょう!
 
 
「宿題について考える時間」が長ければ長いほど、実際に勉強するという行動に移しづらくなってしまいます。ここでも行動の切り替えが必要になってしまうからです。
 
 
サクッと進めてほしいなら、「あとは解くだけ!」にお母さんがお膳立てしてあげてください。
 
 
連絡帳で宿題を確認し、
筆箱から鉛筆と消しゴムを出して手渡し、
「ドリルと音読、どっちからする?」と選ばせて、
該当するページを開いて渡す。
 
 
子どもは解くだけ!解くしかない!状況を作ります。こうすれば、スムーズに宿題に取り掛かれます!
 
 
 
 
 

4.自閉症スペクトラムの息子のその後ー自分で宿題を終わらせられるように!

 
 
え~ここまでするの?しんどそう!って思いましたか?
 
 
実は私は、ここまでやらないと息子が宿題しない事実に、泣きたくなりました…
 
 
でも、この3つのSTEPを踏むと、宿題バトルが一切なくなったんです!
 
 
「宿題しなさい!」とガミガミ言うこともなければ、息子がグズグズすることもない。宿題にかかる時間が半分になりました。
 
 
宿題の時間が半分になるなら、私が頑張ればいいか…と妥協していたのですが、始めて2週間で変化が!
 
 
なんと、手順を覚えた息子が、自分でテレビを終わらせ、おやつを取り、ダイニングテーブルに移動して宿題を始めるようになったのです!
 
 
最初は1つ完了するごとに「お母さん、マル付けしてー!」と呼ばれていたのですが、今では「終わったからあとでマル付けしておいてね!」とまとめてできるように。
 
 
おかげで、私は夕食の支度がはかどるようになりました!
 
 
自閉症スペクトラムで、ルーティンやルールを大事にする息子なので、毎日同じような手順で進めたことがよかったのかもしれません。
 
 
もし、相談者さんの息子さんが同じくルーティンを大事にするタイプなら、ぜひお試しくださいね!
 
 
 
 
 
 
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執筆者:丸山香緒里
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)

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