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発達障害・グレーゾーンの中学生にほめを届けよう!!反抗期の思春期脳を攻略するとっておきのほめワザとは?

更新日:

発達障害・グレーゾーンの中学生をほめるのって難しい!!と悩む方、多いと思います。反抗期の思春期脳は、脳科学的にもほめがすんなり届かないもの。こんな難攻不落の思春期脳を知り、ほめを届けて明るい2021年を迎えましょう!!
 

【目次】

 

1.発達障害・グレーゾーンの中学生、扱いが難しいのはなんで!?

 
 
発達障害・グレーゾーンの中学生を持つお母さんからよく聞かれる声があります。
 
 
・「うちの子、中学生になったら急に扱いにくくなった
 
・「親のことをうざいって言ったり反抗してきたかと思うと、急にべたべた甘えてくるから、どうしたらいいかわからない。」
 
・「中学になったら急に勉強についていけなくなった。何度注意しても勉強しないからだわ!!」
 
 
そして最後には、「もう、何考えてるかわからない!!(怒)」
 
 
みなさんにも、このようなことをつぶやいた経験、あるのではないでしょうか?
 
 
 
 
小さかったお子さんも気が付けば成長し、いつの間にか思春期を迎えます。身体もいつの間にか大きくなり、二次性徴を迎えたり、異性を意識しはじめたりと、今までとは明らかに変化してきます。
 
 
そんな子どもを見て、みなさんも頭の中では「もう子ども扱いしちゃいけない」という気持ちを持ちつつも、「でもやっぱりまだまだ子どもだし」という2つの気持ちのはざまで揺れ動く時期でしょう。
 
 
特に、発達障害・グレーゾーンの子どもたちの成長は、親にとっても特に心配の種。発達に気になる要素があればあるほど、親御さんが不安を先取りしてしまうことで、子ども自身が困ってしまう場合もあります。
 
 
思春期に入り、自分自身の考えを持つようになった子どもを信頼し、その自立を見守っていくためには、子どもをしっかり理解し、親子のコミュニケーションの形を子どもの成長に沿うように変化させていくことが重要なのです。
 
 
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2.難攻不落の「思春期脳」、そのメカニズムを知れば反抗期も怖くない!!

 
 
とはいえ、思春期の子どもさんの状態はめまぐるしく変化します。それに合わせてコミュニケーションをとっていくのは至難の業。
 
 
そのためには、思春期の脳がなぜ難しいかを知っておくことが攻略への近道になります。
 
 
これまでは、脳の発達は幼稚園に入るころにはほぼ完了し、思春期の脳は大人と同じくらいに成熟していると考えられてきました。
 
 
しかし、最近の研究で、思春期脳は大きさ・重さは成人に匹敵するものの、機能的にはまだまだ未熟で不安定な状態である、ということが分かってきています。
 
 
思春期脳が感情的に不安定な理由は、脳の中にある扁桃体の暴走が原因とされています。思春期になり性ホルモンの分泌が増えると、扁桃体に強く作用します。
 
 
扁桃体は、脳の中で恐れや怒りといった感情をつかさどる部分。
 
 
ですので、ちょっとしたことで怒る、感情的になって泣いてしまう、モノにあたってしまう、屁理屈をこねる、生意気なクチを聞いてしまうといった、いわゆる反抗期の行動が目立ってしまうのです。
 
 
一方、この感情の暴走を抑える脳のエリアである前頭葉は、10代ではまだまだ未発達な部分。
 
 
そのため興奮が強く抑制が弱い状態となり、感情の浮き沈みが激しかったり、大人から見て不思議な行動をしたり、いけないことに気をひかれたりしてしまうのです。
 
 
また、思春期は自我が目覚める時期です。自分と他人との違いに気づき始め、常に自分と他人を比較するようになります。
 
 
特に発達障害・グレーゾーンの子どもでは、自分が他人と違うところに気づき、葛藤を覚えだす時期になります。
 
 
そんな葛藤を解決してくれるのが前頭葉ですが、それが未熟な思春期脳では、自分の感情をコントロールすることができません。その結果、一番身近な親にあたりちらしてしまうというわけです。
 
 
少し難しい話になりましたが、このように、思春期の子どもの頭の中はまだまだ発展途上でまだまだ子ども。これを忘れずに、不安な気持ちを理解し、受けとめていきましょう。
 
 
 
 
その一方で、思春期の子どもは、成長したい・よくなりたいという気持ちも十分に持っています
 
 
冷静に話がきけるようになったら、具体的な対策を子どもと一緒に考えていくこと。このプロセスが思春期の子どもと向き合う上で重要なことですね。
 
 
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3.思春期脳を攻略するほめワザ、ポイントは共感

 
 
思春期脳のメカニズムがわかったら、そんな中学生のお子さんの脳にも届く、おススメのほめワザをお伝えします。
 
 
まず、思春期脳へのほめの最大のポイントは「共感」です。
 
 
「中学生って忙しくて大変だよね」など、まず子どもの気持ちに共感することから入ると、「お母さんは自分の大変さをわかってくれている」と感じて言葉を受け入れやすくなるのです。
 
 
中学生にもなると、直球でのほめが響きにくくなります。少し変化球でほめる方法をいくつかご紹介します。
 
 

◆「ほめの変化球」

 
 
・つぶやきほめ 難易度★
 
 
「こういうところすごいよな~」、「ああ、助かったわ~」という風に、感心したことを心の声が漏れ出たようにひとり言としてほめる方法。直接的にほめられるより自然だし、作為を感じさせないので、言われた方も素直に受け取れます。
 
 
・間接ほめ 難易度★
 
 
いわゆる「口コミ」と同じで、人を介しての評判は直接言われるより心に残るもの。「お父さんが、最近勉強頑張ってるって言ってたよ」「先生が今日、掃除をコツコツ頑張ってたってほめてたよ」という風に間接的にほめられるとじんわりうれしく感じます。
 
 
・チームほめ 難易度★★
 
 
同じことを、家・学校・塾など、複数の場所でいろんな人にほめてもらう方法。根回しは必要ですが、同じことをいろんな人にほめられると、信じて素直に受け取ってくれます。ここぞというポイントに絞り、ばれないようにやりましょう。
 
 
・真顔ほめ 難易度★★
 
 
いつもは笑顔のお母さんが、急に真顔になって改まってほめてくれる。いつもと違ったほめが心に響きます。子どもさんが悩んでいるときにも使える方法です。
 
 
・難しいワードでほめる 難易度★★★
 
 
「今の技、絶妙だったね」「ほんと、脱帽だ!!」など、難しい熟語を使ってほめる方法。子どもと一緒に勉強して、「難しいワードでほめるゲーム」などコミュニケ―ションを楽しむこともできます。
 
 
・時間差ほめ 難易度★★★
 
 
後から振り返って叱ることは多いですが、これをほめに応用する上級テクニック。「そういえばあのときも○○してくれたよね」など、あえて時間をあけてほめるます。
 
 
そうすることで、「よく見てくれてるな」と感じたり、「自分は心に残ることをしたんだ」と、自尊感情を高めることにもつながります。
 
 

◆「無条件のほめ」

 
 
この言葉は、以前パステル総研の講演会に来てくださった親野智可等先生のお言葉です。
 
 
人は何かをほめるとき、ついつい条件付きでほめてしまうもの。テストの点数がよかった時、親の言うことを聞いてくれたとき、自分から勉強したとき、そんな時にだけほめていませんか?
 
 
でも、親の本心は、「どんな子どもでもわが子を愛している」という気持ちですよね。
 
 
「あなたがいてくれてうれしい」「あなたと一緒にいられて幸せ」。無条件のほめとは、このように、子どもの存在を無条件に肯定するほめ言葉です。
 
 
この言葉が子どもの自己肯定感を高め、人としての土台づくりにつながっていくんです。
 
 
思春期にもなって、これを直接子どもに言うのは恥ずかしい、言わなくてもわかってるはず、と思っている親御さんもいらっしゃるかもしれませんが、親の気持ちが子どもに伝わりにくい思春期だからこそ、ぜひ言葉にして伝えてほしいのです。
 
 
どの方法でも大切なのは親子のコミュニケーションをしっかりとっていくこと。その点を意識していないと、以下のようなNG行動を引き起こしてしまいます。
 
 
まず、中学生にもなると、親の言うことを聞かせるためのうわべだけのほめはすぐに気づかれるもの。ほめの裏にある親の狙いに気づいてしまうと、やる気を出すどころか反抗してくることもあります。
 
 
また、「親がほめたいこと」ではなく、「子どもがほめられたいこと」をほめるのも大切。それを見極めるためには、やはり子どもをしっかり観察していく必要がありますね。
 
 
最後に、ほめが評価にならないように注意したいものです。親は先生ではありません。上から目線のほめはネガティブなコミュニケーションになってしまいます。
 
 
中学生にもなると少しでも大人に見られたい年頃。ですので、ほめられることが子ども扱いされているようで不快に感じてしまうこともあります。気を付けてくださいね。
 
 
 
 
年が明けたらいよいよ2021年。受験を控えたお子さんもいらっしゃるでしょう。みなさんの愛とほめを思春期の子どもの脳にしっかり届けて、未来へはばたく子どもを笑顔で見守ることができますように、応援しています!!
 
 
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執筆者:森中 博子
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)
 

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