自分の感じたことを自由に発言してしまう、周りの子に合わせて遊ぶよりも自分のやりたいことを優先してしまう。そんな発達障害・ADHDパステルの子の言動で悩んでいませんか?今日はそんな子が集団で上手くやっていける秘訣をお伝えします! |
【目次】
1.空気が読めない発達障害・ADHDの子は周りから浮きがち
空気が読めない子は周りから浮いてしまうことが多いですよね。
実は私の小学2年の娘も、人に合わせるというよりは、自分のやりたいことを素直にするタイプ。
誰にでも自由な発言をしてしまったり、みんなが誰かのやりたいことに合わせて遊んでいる時も、自分のやりたいことを優先したり。
人の気持ちが分からないわけではないのですが、どうしても周りに合わせるのが苦手だと感じていました。
小学校でも、女の子の集団と遊ぶよりは、気の合う男の子と遊ぶような感じです。
女の子の集団の中で、空気を読みながら合わせて遊ぶということが難しく、自分の興味のある鬼ごっこや虫取りなどを男の子と一緒にすることが多いのです。
娘の学校はものすごく田舎にあるので、同級生の女の子が娘を入れて4人しかいません。
そんな状況なので、気の合う女の子がいる確率も低いんです。
親としては本当にこれで大丈夫なんだろうか?
学年が上がったら、男の子とずっと遊ぶわけにもいかなくなるだろうから、本人も困るのではないか?
心配な気持ちがむくむく膨らんでいきました。

極めつけには、ある同級生のお母さんから電話がかかってきて「お宅の子以外の女の子が休日にうちの家で遊んでるよ!このままだと孤立しちゃうよ!」と言われる始末。
本当に悲しい気持ちになり、娘に対して何がしてあげられるんだろうと悩む日々でした。
2.実は空気が読めないわけではない!?
どうして「空気が読めない」という印象を持たれてしまうのか?
それは、「今はこれをやりたい!」「これってどうなっているんだろう?」などの欲求や感情が抑えられず、周りのみんなと違った言動をしてしまうことが多いからなんです。
日本人は特に、周りの人と同じだと何となく安心感を持つ人が多いように感じます。
ADHDタイプの子どもたちは、周りの人の言動を真似するよりも、自分の好奇心に忠実に動きます。

ですから、どうしても浮いた存在になってしまい、特に調和を重んじる女の子集団の中では孤立してしまうことが多いのです。
では、どうしたら空気の読めないADHDタイプの子どもが、集団の中で不必要な傷つき体験をせずに過ごしていけるのか?
次にそのおすすめの方法をお伝えしたいと思います!
3.上手くやっていく秘訣は◯◯◯◯!
その方法はズバリ!「お手伝い」です!
本人がやっても良いと思える役割を与えてあげてください。
例えばうちの娘は、最近料理に興味があるので、休みの日の朝ごはんやお昼ご飯は、ホットケーキや目玉焼きやおにぎりなどを自分だけで作ってくれます。
もちろん一緒に家族の分も作ってくれます。
その時に、「みんなのために作ってくれたんだね!ありがとう!」と心の底から感謝の言葉を伝えています。
これを繰り返していると、「みんなの役に立つことは嬉しい!」「もっとみんなに喜んで欲しい!」と思うようになります。
普段は注意されることがどうしても多くなってしまう子どもたちにとって、お手伝いは自信を回復できるチャンスなのです!

お手伝いをして喜んでもらえた経験から自信がつくと、「こうしたら喜んでくれるかな?」と自然と周りのことを気にかけられるようにもなってきます。
周りに合わせて自分を押さえ込むのではなくて、やりたいと思えることをやることで自信をつけること!がポイントです。
お子さんの空気が読めない言動に悩んでいたら、ぜひ試してみてくださいね!
執筆者:渋沢明希子
(発達科学コミュニケーショントレーナー)
(発達科学コミュニケーショントレーナー)