グレーゾーン 発達障害

もうすぐプール開き!発達障害・グレーゾーンの子どもたちに 「プール嫌」と言われときの対応法

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梅雨が明けると暑い季節の到来です。幼稚園や保育園でもプールや水遊びの時間が設けられています。発達障害の子どもたちの中には水が苦手な子もいます。小学校のプールの授業が始まる前に少しずつ練習を始めてみましょう!
 

【目次】

 

1 発達障害、グレーゾーンの子どもがプール嫌いになるのはどうしてでしょう?

 
 
発達障害の子は感覚過敏があったり、不安が強いためにプールが苦手な子が多いようです。
 
 
・水が怖い
水に対してネガティブな印象を持っていることが多く、「突然、顔に水がかかって怖かった」「水が冷たくて嫌」などと訴えてきます。水に対して嫌な思い出や経験が、水に対してネガティブな印象を持たせ強い抵抗を示すことになります。
 
 
・鼻が痛くなる
鼻に水が入った時のツーンとした痛みや耳に水が入ってしまった時のボワボワとした不快感は大人でも嫌なものですね。一度そういう経験があると、嫌な記憶がなかなかぬぐえません。
 
 
発達障害やグレーゾーンの子どもはネガティブな経験や体験がいつまでも記憶に残りやすいのが特徴です。
 
 
また、発達障害の子は感覚過敏という特徴を持っている場合があります。
・塩素の匂いが苦手(臭覚過敏)
・濡れた感覚が不快、苦手(感覚・触覚過敏)
 
 
感覚が過敏な場所に水が触れてしまったために不快や苦痛を感じたり、濡れた水が冷たかったなどが考えられます。感覚過敏があるとシャワーの水でも痛いと感じることもあるようです。
 
 
・人がたくさんいて嫌(不安、恐怖)
プール授業の自由時間が恐怖だったりします。子どもたちはハイテンションでとっても楽しそうですが、周りの子に気を使って遊ぶ子というのはなかなかいませんよね。
 
 
発達障害やグレーゾーンの子どもにとっては、突然ぶつかられたり、水の中に沈みそうになってしまったり、水しぶきが顔にかかったり…みんながいつもよりも興奮していて怖いと感じる子もいます。
 
 
 
 

2 子どもが「プール嫌!」と言い出したらどうしますか?

 
 
他の子どもたちは楽しくプール遊びをしているのに、どうしてうちの子だけ?と心配になりますよね。幼稚園や保育園のプールは浅いですし、入らなくてもそれほど問題にはならないかもしれません。
 
 
しかし、小学校では毎年夏にはプールの授業があります。それも6年間も!「プールが嫌だから、学校に行かない!」なんて言い出したらどうしよう?
 
 
小学校前までには、なんとかプールに慣れさせようと努力するお母さんもいらっしゃるかもしれません。
 
 
しかし、「プールが嫌い!」というお子さんにとって、無理にプールに入れることはかえって逆効果になることがあります。
 
 
まずは、お子さんの不安な気持ちに寄り添い、耳を傾けてその不安を受け止めてあげてください。
 
 
「鼻に水が入るとツーンとするよね。お母さんもアレ苦手なんだ…。」
 
「耳に水入るとモワモワして嫌だよね…。」
 
 
なぜ嫌なのか?どんなところが苦手なのか?聞いてあげ、お母さんが共感することで子どもは落ち着きます。
 
 
私も小さな頃は水が苦手で、毎年プールの授業がある日は憂鬱でした。中耳炎になって見学をすることが多かったので、中学校卒業までに泳げるようにはなりませんでした。なので、高校の志望理由は「プールの授業がないこと」でした。
 
 
うちの両親はそんな私の気持ちをちゃんと受け止め、理解してくれ、志望校にも何も口出しはしませんでした。
 
 
 
 

3 発達障害グレーゾーンの子どもとは楽しく水遊びから始めてみましょう3

 
 
水に苦手意識のあるお子さんには、まずは水と触れ合う楽しさを教えてあげてください。 パパやママと一緒に楽しく水遊びすることで水への抵抗が薄れていきます。 スモールステップで少しずつ進んでいきましょう。
 
 
では、どのくらいスモールステップでやっていくか、考えていきます。
 
 
 ①まずは気分を上げるためにゴーグルをつけてみる。
感覚過敏のある子は、ゴーグルの締め付け感に抵抗を示すこともあるかもしれません。学校では、ゴーグル着用が必須のところもあります。
 
 
ゴーグルを嫌がらないかどうかも確認しなければいけません。 ゴーグルがOKであれば、ゴーグルを着用しながら、お子さんと一緒にお風呂に入って水鉄砲などで水遊びをしてみてください。
 
 
②顔に水をつけてみる。
水遊びで少しずつ水への抵抗が少なくなってきたら、水が顔にかかることへの不安を取り除きます。水に濡らした手で顔をピチャピチャと触ってみましょう。
 
 
徐々に慣れてきたら、口だけ水に入れてブクブクしてみても楽しいですね。顔が濡れても怖くないよと遊びながら教え、水へのネガティブな印象を薄めていきます。
 
 
③息を止め、水に顔をつけてみる。
まずは息を止める練習です。水が嫌な理由は、鼻がツーンとするからという子も多いはず。
 
 
ここでもスモールステップです。
「鼻をつまんで息を止めてみます」(水につけずに)
 
「鼻をつままず息を止めます」(水につけずに)
 
「息を止め、水に顔をつけてみる」(ほんの一瞬)
 
 
スモールステップをクリアするたびに、お母さんは「やった〜!できたね!」などと褒めてあげてくださいね。
 
 
プール嫌いの克服ポイントは「スモールステップ」です。本人に無理強いすることは逆効果です。
 
 
1年生では、水を怖がらなければOK!
2年生では、3秒顔がつけられればOK!
 
 
と、お子さんのペースに合わせて、ほんの少しでも進歩がみられたら、しっかり褒めてあげてくださいね。
 
 
必ずお父さんお母さんが見守りながら練習してくださいね。(水のなかでパニックになると危険です!)
 
 
どうしてもできない場合もあるでしょう。私のように泳げなくても、大人になって特に困ることはありません。無理に克服しようとしなくても大丈夫です。
 
 
子どもの「苦手や嫌なこと」に耳を傾けて、「大丈夫」というおおらかな気持ちで寄り添ってあげてくださいね。

 
 
 
 
執筆者:深井淳子
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)
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