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失敗経験で挑戦を拒否する発達障害の子どもがもう一度スキーをやる気になる対応とは?

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失敗経験から「やりたくない!」と、かたくなに挑戦を拒否する発達障害の子どもはいませんか?発達凸凹と遅れがある娘もスキーの失敗経験から一度チャレンジを拒否したけれど、やる気を出してスキーができるようになった対応をお伝えしますね。
 

【目次】

 

1.年の差兄妹のスキーは一緒にできないから大変!

 
 
こんにちは!皆さんは家族みんなでスポーツを楽しむことってありますか?
 
 
我が家は夫がスキーが大好きで、冬は家族でスキーを楽しむのが定番です。
 
 
いつも娘の雪遊びとお兄ちゃんのスキーに、私と夫のどちらかがついて2組に分かれて遊んでいました。
 
 
甘えん坊の娘は「ママと一緒がいい!」というし、夫もスキーをしたいのでどうしても私が娘に付き添うことが多くなってしまいます。
 
 
 
 
スキーを履き替えることが面倒で大変なので、交代するのもおっくうになりがち。「私が娘に付き合うからお父さんとお兄ちゃんはスキーに行っておいで!」と言いがちになるのです。
 
 
すると今度はお兄ちゃんが不満を溜めてしまいます
 
 
滑り始めのうちはお父さんと楽しく滑っているのですが、お兄ちゃんもお母さんとスキーを滑りたい気持ちがあるのです。
 
 
お母さんが妹ばかり相手していて見てくれない、自分も上手に滑っているところを見てほしいといった気持ちがあるのかもしれません。
 
 
だから交代するのが面倒でも最後に必ずお兄ちゃんと滑っていました
 
 
みんなが一緒に滑れたらラクになるし、時間も目いっぱい使えるしもっと楽しいだろうな、と常々思っていました。
 
 
せっかく家族で来たんだから早くみんなで一緒にスキーを楽しみたい!
 
 
ならば、娘がスキーをできるようになってもらいたい!と考え、今年は娘にスキーをやってみることを持ちかけました。
 
 
ところが娘は「スキーなんてやらない!」というのです。
 
 
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2.ASDで発達に遅れもある娘がスキーを拒否する理由とは

 
 
娘は発達障害・自閉症スペクトラム(ASD)傾向があり、発達に遅れもある子です。
 
 
娘がかたくなにスキーの練習を拒否する理由をご説明します。
 
 

◆過去の失敗経験を強く記憶しているから

 
 
実は一度娘のスキーデビューを試みましたが失敗しています。
 
 
キッズスクールに入れてみたのですが、うまくいかなくて嫌になり泣いて途中でやめる結果になってしまいました。
 
 
その経験が、娘にとってスキーをすることがネガティブなイメージとなって残ってしまったのです。
 
 
娘は新しい環境が苦手な上、集団の中で周りについていけず、理解も追い付かないことがあっただろうと思います。
 
 
私自身も当時は娘の発達障害にまだ気が付いておらず、娘の特性が分かっていなかったのです。
 
 
発達障害ASD傾向がある子どもは不安が強くネガティブな記憶を強く残しやすい特性があります。
 
 
一度失敗した経験があればなおのこと、スキーに対するネガティブな記憶が残ってしまったでしょう。
 
 
そのうえ不安が強い特性があるので、「できない」「怖い」挑戦する気になれないのです
 
 
 
 

◆見通しが立ちにくい

 
 
発達障害の子どもは見通しが立ちにくい特性もあります。
 
 
これを行うとどうなるのか、どのくらい時間がかかるのか、想像力を働かせるのが苦手なため先の見通しが立ちにくいのです。
 
 
大人は様々な経験がありますから、経験から想像ができて見通しが立ちやすいですよね。
 
 
ですが、子どもで経験が少ないうえ、発達障害の特性でさらに見通しは立ちにくいのです。
 
 
娘は過去に
 
 
「スキーが楽しくなかった」「できなかった」
 
 
という失敗経験を強く記憶に残しています。
 
 
どのくらい練習したらできるとか、スキーができると何がいいのか、見通しがつかないこともあるのでしょう。
 
 
そこで、娘の発達障害の特性があっても挑戦する気になるように対応を考え、実行したことをお伝えしますね!
 
 
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3.発達障害の子どものやる気を促す対応とは?

 
 
私は娘がスキーに挑戦する気持ちになるように作戦を立てて実行しました。
 
 

◆ネガティブな記憶を上書きするポジティブな記憶

 
 
まずは、小さい子どもたちが楽しくスキーをしている動画を見せました。
 
 
動画を一緒にみながら
 
 
「これできたら楽しそうだね!」
 
「自転車で坂道を猛スピードで降りるのが好きだよね。」
 
自転車で坂道を降りるみたいにスキーでシューッと滑れたらとっても気持ちいいよ!
 
「自転車にも練習して乗れるようになったよね。だから、スキーもできるよ!」
 
「自転車と違ってスキーは下が雪だから練習で転んでも痛くないよ。」
 
 
と話しました。
 
 
発達障害の子どもは視覚優位という特性があるため、耳で聴くより目で見たものの印象が強く、記憶に残ります。
 
 
だから、他の子が楽しくスキーをしている動画を見せて、スキーって楽しそう!と感じてもらいスキーに対しポジティブな感情が記憶に残るようにしました
 
 
また、動画を見せながら、自分が自転車に乗れた成功体験を思い出すように話をしました
 
 
過去にスキーがうまくいかなかった経験を「スキーって楽しそう」という良い記憶に上書きし、「私もやりたい!できそう!」と思えるようにしました。
 
 

◆スキーができた未来にご褒美を設定する

 
 
スキーが滑れたら、こんないいことがあるよ!未来にご褒美を設定することです。
 
 
娘は「リフトに乗ってみたい」と常々言っていました。しかし、そりではスキー用のリフトにはのれません。
 
 
だから、
 
 
「スキーができるようになったらリフトにも乗れるんだよ!」
 
「みんなで一緒にリフトに乗れたら楽しいだろうね!」
 
「お母さんも○○ちゃんと一緒にリフトに乗れるの楽しみだな~!」
 
 
と声をかけ、
 
 
「スキーができたらリフトに乗れる楽しい未来が待っている」という見通しを立ててあげたのです。
 
 
これは見通しを立てると同時に、スキーができたら「リフトに乗れる!」と言うご褒美が先にあることになります。
 
 
発達障害の子どもはがんばった先にご褒美があるとがんばれることがあるのです。
 
 
これって大人だってそうですよね!なにか楽しいことやいいことがあるからがんばれるんですよね!
 
 
こうして娘はスキーをやる気になって、自分から
 
「私、今年はスキーをやる!」と言ってくれました。
 
 

◆楽しい記憶を作ることを最優先にする

 
 
今回のチャレンジは、前回の失敗から、楽しい記憶を残すことが一番の目的であることを夫とも確認しました。
 
 
それで大事なのは
 
・子どものペースに合わせること
 
・最終的にスキーができなくてもいいから、楽しい記憶にする
 
ということです。
 
 
娘のペースを守るために今回はスクールに入れずに、夫が娘にスキーを教えることにしました。
 
 
夫もあらかじめ、子どもにスキーを教える方法を調べて準備しました。
 
 
娘が疲れてきたらすぐに休むことにして、休憩のたびに好きなものを食べさせたり、スキー以外でもやりたいことがあればそちらを優先にすることにしました。
 
 
もちろんスキー中はしっかり褒めて楽しく練習できるようにしました。
 
 
スキーができるようになることを目的にしてしまうと、雪だるまを作りたい子どもに
 
 
「スキーに来たんだからスキーをしようよ!」
 
などと言ってしまいがちですよね。
 
 
そうではなく、スキーの練習をやめて雪だるまを作ってもいいから、とにかく娘が楽しむことを優先にすることにしたのです。
 
 
こうして、娘は2泊3日のスキー旅行でスキーの練習をがんばりました!
 
 
 
 

4.スキーができた娘の成長と家族の団結に感動!

 
 
今年はスキーをやる!と決意した娘は、このスキー旅行の期間中に家族でリフトに乗ってスキーを楽しめるほど上達しました
 
 
娘は楽しくて「ヒュー!」と声を出して、何度もリフトに乗っては滑り降りるを繰り返していました。
 
 
ここまで滑れるようになるため、よくがんばっていました。
 
 
娘は何度転んでもやめると言わず、泣いてしまっても何度も立ち上がってがんばっていました
 
 
夫もしっかり褒めて娘を指導して、お兄ちゃんも夫の右腕としてスキーを運んでくれたり、娘に声をかけてくれたりして、上達を応援してくれたのです。
 
 
娘の成長はもちろんですが、家族それぞれの成長団結もしっかり感じられた家族の感動の体験となりました。
 
 
 
 
いかがでしょうか。
 
 
ここまで我が家の経験をお伝えしてきました。
 
 
今年は雪も多いので、春まで滑れるスキー場もたくさんあります。
 
 
また、スキーでなくても密を避けられる屋外のスポーツを家族で楽しむと、子どもの発達を促しながら、家族の絆も強くできますよ。
 
 
私の経験が皆さんの子育ての参考になればうれしいです。
 
 
子どもに合った褒め言葉はそれぞれです。お母さんが我が子の専門家になるのに大事なことをお伝えしています。
 
 
 
 
発達障害の不安が強い子どもが伸びるヒントを多数配信しています。

 
 
執筆者:山本みらい
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)

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