対応 発達障害

テレビに夢中な発達障害の子がさっと風呂場へ移動!運動療育効果も期待できる一石二鳥の切り替えテクとは?

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「お風呂に入ろう」と声をかけてもテレビに夢中で動かない子はいませんか?行動の切り替えを促しながら、楽しく遊んでさらには発達障害の脳を発達させる運動療育効果もある一石二鳥の方法があるんです!今日から試してみませんか?
 

【目次】

 

1.テレビに夢中でお風呂へ切り替えられない!

 
 
テレビに夢中になっている子どもに
 
「お風呂の時間だよ」
 
と声をかけても、「うん」とは言うだけで全然動く気配がない
 
 
お母さんは待たされてイライラ…
 
 
「早くして!待ってるんだから」
 
 
子どももお母さんの怒りに反応して「わかってる!」なんて言い返し、不穏な空気が流れる…
 
 
実はこれ、いつも繰り返されていた我が家の夜の光景だったんです。
 
 
我が家には小2の娘がいます。
 
 
発達障害・自閉症スペクトラム(ASD)傾向があり、発達もゆっくりな子です。
 
 
夜ごはんの後はテレビを見るのがお決まりです。
 
 
テレビを一度つけると目が釘付けになり、全然動いてくれません。
 
 
 
 
テレビに集中して、お風呂に入ってほしいと声をかけても生返事で動いてくれないので、毎日イライラしていました。
 
 
そんなイライラの毎日からお風呂への誘い方を工夫すると、すんなり動いてくれるようになったので皆さんにもお伝えしますね!
 
 
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2.発達障害の子どもが切り替えが苦手な理由

 
 
発達障害の子どもが行動を切り替えるのが苦手な理由はいくつかあります。
 
 

◆見通しが立ちにくい

 
 
お母さんはお風呂に入る前に、例えばこんな風に考えます。
 
 
「寝る時間は9時だから、お風呂には30分かかるし、髪をかわかすのは10分、着替えに5分はかかる。だから余裕を見て8時からお風呂に入ろう。」
 
 
このように時間を逆算して先の見通しを立てていますよね。
 
 
ところが、発達障害の子どもたちは時間感覚が弱いこともあり、先を読んで見通しを立てるのが苦手です。
 
 
発達障害の子どもは、お母さんが自然にできているこういった予測や先読みができないので、「早めに動いて明日の朝は楽をしたい」なんていう気がおきないのです。
 
 
 
 

◆視覚の刺激に没頭しやすい

 
 
テレビやゲームが好きなお子さんってたくさんいますよね。
 
 
テレビやゲームって視聴者に見てもらわなくてはいけないので、賢い大人たちが知恵を絞って画面に目を引き付けられるように刺激的に作られています
 
 
さらに発達障害の子どもは視覚の情報を取り入れやすい特性がある子が多いのです。
 
 
ですから視覚の刺激が強いメディアに没頭しやすいのです。
 
 
テレビの画面に没頭していると、目の前の情報で頭がいっぱい!返事をしていたとしてもお母さんの声は聞こえていないのです。
 
 
心ここにあらずの状態です。
 
 
こんな状態の子どもに
 
「早く!」「もうテレビ消すよ!」
 
なんてただ急かしたり、脅して動かそうとしたりしても聞こえていないのです。
 
 
聞こえていないのですから
 
「なんで急に怒りだしてるの?」
 
と子どももお母さんが怒っている意味が分かりません。
 
 
こんな会話ではバトルになって、より雰囲気は悪化します。
 
 
そこで、子どもが次の行動に移るためにある切り替えのテクニックを使います。
 
 
次項では私が毎日やっている切り替えの具体策をお伝えします。
 
 
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3.切り替えと運動療育効果!一石二鳥の具体策とは?

 
 
楽しく切り替えられる具体策、それは「手押し車で風呂場に行くこと」です。
 
 
手押し車とは、二人組で行う運動遊びです。
 
 
お母さんが子ども足首を持って前に進む役、子どもは手の力で地面をとらえて前に進みます
 
 
皆さんも、手押し車は子どもの頃に一度はやったことがあるのではないでしょうか?
 
 
娘はお母さんと遊ぶのが大好きなのです。
 
 
他の遊びでももちろんいいのですが、この手押し車が一番良い点は、楽しく遊びながらテレビから移動して風呂場に場面を変えることができることです。
 
 
行動や気持ちの切り替えは、子どもの目に入る景色を変えるとうまくいきやすくなります。
 
 
まず、「お風呂の時間だよ。」と、子どもの肩に手を置いて伝えます
 
 
これで体に刺激が入ります。このとき、少しテレビから注意がそれます。
 
 
そのタイミングで
 
さあ、お風呂場まで手押し車で行こうか!足を持ってあげるよ♪
 
と声をかけます。
 
 
お母さんと遊ぶのが大好きな娘は、ニコニコで私の提案を受け入れて準備しています。
 
 
その後、娘の足首をもって手押し車で風呂場へGO!
 
 
娘はこれが楽しいようで、お風呂への移動はこの手押し車を毎日やっています。
 
 
移動ついでに、忙しいお母さんと子どもの楽しい遊びも兼ねたスキンシップの時間にもなります。
 
 
今では「お風呂だよ」と声をかけると「お風呂の時間=手押し車で風呂に行く」になり、自分で「お母さん、あれやって!」とリクエストしてきます。
 
 
 
 
実は、手押し車は子どもの運動発達にも良い効果がある遊びなんです。
 
 
身体を支えるため体幹も使いますし、肩から先の腕全体を使うので手の動きが良くなります。
 
 
発達障害の子どもは手先が不器用な子どもも多いですね。
 
 
神経の発達は、身体の中心に近いところから先端に向かって進みます。
 
 
手先を器用にしたいなら、手先より身体の中心に近い手首の関節も動かせるようにする必要があります。
 
 
肩から肘の腕全体、手首、手のひら、指先と腕全体を使う手押し車手の運動機能の発達にうってつけの遊びなんですよ。
 
 
こんなうれしい効果がある遊びをお風呂に誘う切り替えに使ったら、切り替えもうまく行くし、風呂場への移動ついでに運動療育ができるという、まさに一石二鳥の効果があるんです。
 
 
さて、ここまで、お風呂に誘う切り替え方法をお伝えしてきました。
 
 
こんな風にお子さんに合う楽しい方法を見つけて次の行動に誘ってみてくださいね!
 
 
私の経験が皆さんの子育ての参考になればうれしいです。
 
 
テレビに釘づけになっちゃう子どもの朝の支度の解決策です。参考にしてくださいね。
 
 
 
 
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執筆者:山本みらい
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)

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