子どもは春休み。でもママには春休みがありません!大型連休もなく思いっきりリフレッシュできる環境もない中、普段よりイライラしているママいませんか。今回はママが即実践できる発達障害・ADHD傾向の子どもの癇癪を減らす対応方法をご紹介します。 |
【目次】
1.ママには春休みはなし!発達障害・ADHDタイプの子どもの癇癪にイライラしていませんか?
子どもは春休み。でも、ママには春休みがありません!
お正月以来まとまった休みもなく、コロナ感染症の影響で気軽に旅行に行ってリフレッシュできる環境でもまだないですよね。
カレンダー上の大型連休もゴールデンウィークまでなく、長期で休みを取る機会もありません。
子どもにとっては春休みで学校が休みだけれども、ママにとってはおうちで過ごす子どもと何をして過ごそうかなどいつものルーティンが崩れますよね。
正直、ママも疲れがたまりやすい時期なのではないでしょうか。

さらに、子どもにとっても、3月4月は、卒園、入学、進級など、環境が変わる大きな出来事が起こり、ストレスもかかりやすい季節です。
普段よりもちょっとしたことで子どもの感情が大爆発し、暴れたりぐずったり。癇癪が頻繁に起きるお子さんもいらっしゃるのではないでしょうか?
子どもの癇癪に対応する日々が続き、ママの心も疲れていると、お互いイライラしてしまいますよね。
ママの対応を少し変えるだけで、子どもの癇癪を減らすことができます!
今回は、ママのイライラが爆発する前に、子どもの癇癪を減らすことのできるポイントをご紹介します。
2.癇癪が起きるワケを徹底解明!
子どもの癇癪が起きた場合、ママ自身もその対応に追われます。
子どもが落ち着いた頃には、ママも疲労困憊。なぜ癇癪がおきたのか?ゆっくり考える気力も時間もないですよね。
頻繁に起きる癇癪も、なぜ起きてしまうのか原因があるのです。
発達障害・注意欠陥多動性障害(ADHD)傾向の子どもに限らず、子どもの脳は、大人に比べて未熟です。
そのため、自分の思い通りにならない状況での気持ちの処理がうまくいかず、我慢ができない結果、癇癪が起こるのです。

癇癪がおこると、ママは疲れますよね。
ママが疲れてイライラしていくとどうなるか…。
子どもにきつい口調で言ったり、正論をふりかざして子どもを無理やり指示してしまったり…叱ったり怒ったりしてしまいがちです。
その結果、子どもにとっては「癇癪=ママに怒られる・叱られる」としてネガティブな経験として記憶されます。
後日、同じようなことが起きた際に、先日のネガティブな記憶が蘇り、子どもの癇癪が再び起こるという負のループになってしまいます。
脳の性質上、ネガティブな記憶は記憶に残りやすいと言われています。
大人の場合でも同様です。例えば会社で仕事でミスをしてしまい、上司にひどく怒られた場面があるとします。
その後、上司に全く別の案件で話しかけられても、以前ミスをした際にひどく怒られた記憶が蘇り、ネガティブな気持ちを思い出してしまうのではないでしょうか。
負のループ、断ち切りたいですよね!
断ち切るためには、ネガティブな記憶のまま終わらせないように、ママの子どもに対する接し方が大切なのです。
3.癇癪が起きたときの対処法…「あえて、気が付かないフリ作戦!」
「癇癪起こしているのに、気が付かないフリなんてできないよ…」と思われる方もいるかもしれません。
子どもが泣きわめいたりすると、「落ち着いて!」「いい加減にして!」と言いたくなってしまう気持ち…よくわかります。
でもママが声をかけると、ますます癇癪がヒートアップしてしまいませんか?
まずは、子どもが落ち着くまで、ママはあえて反応しません。
癇癪を起こしている子どもを目の前にしてグッとこらえるのも、正直、相当な負荷がかかりますよね。
その場合、あえて家事をしたり、トイレに行ったりするなど別の部屋に少し移動したりするなど、ママ自身の感情が、高ぶらないように工夫することが大切です。
ママが子どもの怒りの感情に飲まれて、自分自身のイライラスイッチをいれないようにすることが、一番の踏ん張りどころです!
そして子どもの様子が落ち着いてきたころを見計らって、「自分で落ち着けたね」などとすぐに褒めてあげてください。
子どもが話し始めたら、否定したりせず、「そうだったんだね」と子どもの気持ちに共感してあげましょう。
褒めたり共感したりすることで、子どもは、ママが「自分で落ち着けた」という行動に対して褒めてくれていると分かります。
また子ども自身も落ち着いてよかったと安心するのです。

癇癪に対応し続けていると、子どももママも疲れきってしまいます。1回で劇的に効果はでないかもしれません。
ですが徐々に効果が出て、気づいたら癇癪の頻度が軽減され、子どもが楽になります。
そしてなにより、ママの子育てが今より楽しくなるはずです!ぜひ試してみてくださいね。
癇癪への対応については、他にも多数ご紹介しております!
執筆者:なつき みき
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)