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新学期の始まりから小学校に行きたくない!不安や緊張が強い発達障害の子どもの心に寄り添う対応とは?

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新学期が始まりました!小学校へ行きたくない!と言っている子どもさんはいませんか?進級への不安や緊張が強い子どもにはお母さんの安心させる対応が必要です。心のエネルギーを充電をして進級を乗り切っていきましょう!
 

【目次】

 

1.新学期が始まり「小学校に行きたくない!」と言っていませんか?

 
 
新学期が始まりましたね!
 
 
お子さんの様子はいかがでしょうか?
 
 
新しいお友達ができることや学校での新生活を楽しみにワクワクしているでしょうか?
 
 
それとも不安でたまらなくて元気がなく沈んだ様子をみせていたり、学校に行きたくない!と言っていないでしょうか?
 
 
 
 
我が家には支援学級に通う小3の娘がいます。
 
 
発達障害の自閉症スペクトラム(ASD)で不安や緊張が強いタイプの子です。
 
 
先日の始業式の朝「小学校に行きたくない!」とイライラして荒れている様子がみられました。学校へ行く支度も全く進みません。
 
 
私はその様子に驚いてしまいました。
 
 
前夜は自分で持ち物が書かれたプリントをチェックしながら新学期が始まる準備をして、「学校に行くのが楽しみ!」と言っていたからです。
 
 
進級前も行き渋ることもなく、元気に小学校に通っていました。
 
 
春休み中も進級を楽しみにしていたので、始業式の朝になって突然のことにびっくりしてしまいました。
 
 
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2.発達障害の子が不安や緊張が強い理由とは

 
 
発達障害の特性から自閉症スペクトラム(ASD)の子どもは不安や緊張が強い子が多いです。
 
 
ASDの特性で感覚過敏があり、環境の変化が苦手です。
 
 
感覚過敏がない人にとって特になんのことはない環境だとしても、感覚過敏がある人にとってその場所の音、明るさ、においなど様々な環境の違いや刺激を敏感に感じ取り不快な気持ちになります。
 
 
そして、敏感なことで脳がとても疲れてしまうのです。
 
 
また、発達障害の子どもは先のことを想像しにくく見通しが立ちにくいという特性があります。
 
 
先の見通しが立たないのでどうしていいかわからないことが多く不安が強くなってしまうのです。
 
 
さらには発達の特性によりネガティブな記憶をためやすいこともあります。
 
 
発達が進むと人間らしい理性や理解の部分の脳が発達します。
 
 
脳の発達に凸凹がある子は、理性や理解の部分の脳の発達が通常よりゆっくりなことがあります。
 
 
そのため、感覚過敏から感じた過去の不快な気持ちやネガティブな記憶が強く残ってしまうため新しいことが苦手不安や緊張が強くなり環境の変化に特に弱いのです。
 
 
 
 

3.我が子が小学校に行きたくない気持ちとは

 
 
娘の不安には思い当たることがあります。
 
 
進級してお姉さんになるのが誇らしく楽しみな気持ちがある反面、勉強が難しくなることもどこからかの情報で知っています。
 
 
3年生になれば理科や社会の勉強が増えます。
 
 
理科の実験は楽しみ!だけど、難しくてわからなかったらどうしよう
 
 
こんな楽しみな気持ち不安な気持ちの両方があることを話していました。
 
 
また、先生については
 
「男の先生がいいんだけれど、怖い先生は嫌だな」と言っていました。
 
 
 
 
春休み明けですから、長らくお友達と会っていないから久々に会うのは緊張するし不安な気持ちもあるのでしょう。
 
 
心に溜まっていたこんな大人にとっては「ちょっとしたこと」と感じる不安も子どもにとっては大きいものです。
 
 
始業式当日の朝はこのネガティブな気持ちが大きな不安となって押し寄せて「小学校に行きたくない!」と感情が爆発してしまったのです。
 
 
もう小学校に行く時間なのに、全然支度が進まずゲームをしようとしていました。
 
 
「支度する時間だよ」 と声をかけても全然支度をする様子が見られません
 
 
学校に行かなければならないという気持ちは娘にもあり、時間が迫っているのもわかっています。
 
 
けれども、不安が募ってゲームに逃げたくなり、小学校へ行く支度ができない状態だったのでしょう。
 
 
次項では娘の様子をみて、私がとった対応をお伝えします。
 
 
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4.不安や緊張が強い子どもが感情爆発!安心を届けるお母さんの対応とは

 
 
まずは娘の心の声を聞くことにして、子どもが表現できない小学校に行きたくない気持ちを汲み取って代弁しました。
 
 
「そうか~。小学校に行きたくないんだね。
 
新しい学年になるから心配があるんだよね。
 
長い間お休みしたからお友達に会うのも緊張しちゃうよね。」
 
 
娘は黙って聞いていました。
 
 
そして最後に「無理ならお休みしてもいいんだよ」と伝えました。
 
 
すると「小学校に行きたくないんだ!」と大きな声で叫んでいました。
 
 
「そうなんだね、行きたくないんだね」というと「でも行く!」と、物に当たりながらも、自分から支度をして学校へと出ていきました
 
 
娘の中には新学期の小学校へ向けた「期待」「不安」が入り混じった葛藤する感情があるのでしょう。
 
 
自分の気持ちを吐き出して、自分で決めて学校に行きました。
 
 
気持ちを吐き出せたこと少しスッキリしたのかもしれません。
 
 
 
 

5.初日を乗り越え学校から帰宅した娘は?

 
 
帰宅した娘は朝とはガラリとかわり、すっきりした安心の顔でした。
 
 
・3年生も2年生の時と同じ担任の先生だったこと
 
・クラスが2クラスに分かれたこと
 
・お友達が増えたこと
 
・クラスの仲良しだったお友達と別のクラスになったこと
 
 
お風呂でゆっくり温まりながらいろいろなことを話してくれました
 
 
良いこともちょっと嫌なこともあったようでした。
 
 
新しい教科書をたくさん持ち帰った娘は、「理科の勉強楽しみ!」と言って教科書をめくって自分で読んでいました。
 
 
実際の教科書を見て、これならできそうと思ったのかもしれません。
 
 
3年生への見通しが立たないため不安を大きく持っていたことが、娘の安心した顔でよくわかりました。
 
 
今日は小学校の入学式なので在校生はお休みになります。
 
 
公園で娘が好きなピクニックでもして、ゆっくり楽しく心の充電をしたいと計画しています。
 
 
スキンシップを多く取ったり、話を聞くことや、この週末はお子さんが楽しんでゆっくりエネルギーを充電できるような活動をするといいですね!
 
 
始業式の朝に小学校に行きたくない!と言い出した娘の経験をお伝えました。
 
 
進級で不安になった子どもにはお母さんがお話を聞いてあげると、自分で気持ちの整理ができたりお母さんにわかってもらえていると感じるでしょう。
 
 
それが心のエネルギーの充電につながります。
 
 
お母さんももしこのまま小学校にいかないならどうしよう、なんて思うことがあるかもしれませんが、子どもの行動を促すには心のエネルギーを満たすことが必要です。
 
 
心のエネルギーが満たされれば子どもが自分から動き出すのです。
 
 
私と一緒に子どもの成長を進級を乗り切っていきましょう!
 
 
 
 
不安や緊張が強い子どもへの対応をこちらの記事でご紹介しています。
 
 
 
 
 
 
お母さんが鍵を握る発達障害の子どもの不安によりそう対応を多数配信しています。

 
 
執筆者:山本みらい
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)

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