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自己表現が苦手な子どもに効果抜群!発達障害・グレーゾーンの子が困ったときに相談できる力を育てる2つのキー

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自己表現が苦手な発達障害・グレーゾーンのお子さんが高学年になったけれど、学校で困った時に相談できずにいると、どう対応したら良いか悩んでいませんか?今回はそんなお子さんに困ったときに相談できる力をお母さんが授ける秘訣についてお伝えします!
 

【目次】

 

1.子どもが自己表現が苦手で困ったことがあっても相談できていない様子に悩んでいませんか?

 
 
発達障害グレーゾーンの子どもが高学年になったけれど、学校で困ったことがあっても誰にも相談できずに一人で抱え込んで過ごしているらしいと聞いて、
 
 
「困ったことがあったら、先生に相談するんだよ」
 
「分からないことがあったら、友達に聞くんだよ」
 
 
と言ってみたけれど、状況は変わらない…と悩んでいませんか?
 
 
実は「子どもが困ったときに相談できない」と言う問題には、脳の発達が未熟なことが関係している場合が多くあります。
 
 
だからお母さんがお家でいくら言い聞かせても、なかなか変わらないのです。
 
 
さらに言い聞かせることで子どもには自分の行動が否定されているととられてしまうことがほとんどです。その結果、
 
 
・「自分はダメなんだ」とさらに自信を失う
 
・否定されたと感じることで、親子関係が悪くなる
 
 
などの悪影響が出ることも多くあります。
 
 
 
 
特に「自信を失ってしまう」と言うのは、発達障害・グレーゾーンの子どもにとっては避けたいことです。
 
 
なぜなら、自信がなくなるとやる気がなくなり、行動が減ってしまうのです。行動することが減ると脳が発達しにくくなるため、さらに自己表現したり、困ったときに自ら相談するという行動ができなくなってしまいます。
 
 
でも、お母さんが適切な対応をすれば、自己表現力が育ち、困ったときに自ら相談できるようになるんですよ。
 
 
そこで今回は、発達障害グレーゾーンの子どもの困ったときに相談する力を育てる秘訣についてお話しします。
 
 
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2.発達障害グレーゾーンの子どもが困ったときに相談できない理由とは?

 
 

◆①自分が困っていると分からない

 
 
困ったときに相談できない理由の1つ目は、自分が困っていると自覚できていないことがあります。
 
 
特に、発達障害・グレーゾーンのお子さんは、ネガティブなことや危機的なことに敏感な傾向があります。
 
 
危険があると脳の中の動物も持っている感情のエリアが察知すると、動物と同じように「闘争・逃走・凍結反応」をします。
 
 
例えば、人間が昔々サバンナを歩いていて、危険を察知したら身を守るために、闘うか、逃げるか、その場に固まっていた感じです。
 
 
自閉症スペクトラム障害(ASD)タイプの不安が強いお子さんだと、危険だと感じるとその場で固まってしまうことが多いでしょう。怒り出すこともあるかもしれません。
 
 
注意欠陥多動性障害(ADHD)タイプのお子さんだと、手が出たり、その場から立ち去ることがあるかもしれません。
 
 
このように動物脳が活性化するのは、すぐに起こることです。「自分は今危険なのかもしれない」と考える脳の前頭葉で意識をする前に起こるものです。
 
 
私たちも、森を歩いていて蛇らしきものが足元でニョロニョロ動くのが見えたら、「あ、今危険ぽいから、飛び跳ねないと!」と考える前に「ワッ!」とか「キャー!」とか言ってピョンっと飛び跳ねてしまうものですよね。
 
 
このように危険を敏感に察知する発達障害・グレーゾーンの子どもたちは、前頭葉で困っていると自覚する前に行動に移して身を守ろうとしていることが多くなります。
 
 
はたからは、恐怖や不安など感情は動いているように見えるけれど、「自分は今困っているんだ」と自覚する力が未熟なことが多いのです。
 
 

◆②困ったときにどうしたらいいのか分からない

 
 
困ったときに相談できない理由の2つ目は、自分が困っていると自覚できていてもどうしたらいいのか分からないから相談という行動につながらないことがあります。
 
 
例えば、工作の授業中に先生が説明した通りに木箱を作ろうとしても上手くできなくて
 
 
「どうしたらいいんだろう、困ったな」と思っていても、 そのまま自分でなんとかしようとして結局できないまま終わってしまうなんてことが起こるのです。
 
 
「困っているときに自分一人でなんとかしないといけない」「人に頼ってはいけない」と思い込んでいることもあります。
 
 
困ったと感じてから、さらに伝える力が必要になります。
 
 
 
 
そのため、子どもが困ったときに相談できないときには、ただ「相談しなさい」と言い聞かせるのではなくて、子どもの脳の発達にあった対応をしてあげると効果的です!その方法を次にお伝えしますね。
 
 
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3.子どもの相談力を育てる2つのキーはコレ!

 
 
ここでは困ったときに相談できない子どもに効く、お家でできる2つのキーを紹介します。
 
 
家で一番近くにいるお母さんに相談できるようになると、「困ったときに相談する」力が育ち、学校でも困ったときに相談できるようになっていくのです。
 
 

◆①困っていると気づく力を育てる

 
 
1つ目のキーは、困っているときに困っていると気づく力を育てることです。
 
 
ご家庭でお子さんにとって困ったことが起きたときに、上でご紹介したような闘うか、逃げるか、固まってしまうお子さんには、まずは困っていると気づけるように声かけをしていきます。
 
 
動物脳がサイレンを鳴らして身を守ろうとしているところに、「今、僕は困っているんだ!じゃあ、どうしようか」と考える脳の人間脳が働けるように促していくのです。
 
 
安心できるご家庭でお子さんが少し困る場面を作ります。
 
 
例えば、歯磨き粉が切れてもすぐに差し替えない、コップを出し忘れるなど(笑)、普段起こりそうなちょっとしたことでいいんです。
 
 
普段は自分の手元にあるものがないということは、特にASDタイプのお子さんには困った出来事になります。
 
 
お母さんがわざと意地悪をしたと取られそうな場合は、普通に暮らしていても起こってくる困る場面を見つけたときに対応してあげてください。
 
 
困っている様子(固まったり、モジモジしたり、あれ?という顔をしている)がみられたら、「あれ、どうしたの?」と声をかけてあげてください。
 
 
「歯磨き粉がなくて」など返事があれば、「あ、歯磨き粉がなくて困っているだね!」とお子さんの様子を言葉にしてあげてください。
 
 
言葉にしてもらうことで「あ、今僕は困っていたんだ!」と気づくことができるのです。
 
 
そして、「お母さんも探してあげる!」とか言って探してあげましょう。
 
 
返事がないようなら、「歯磨き粉がなくて困っているのかな?」と言葉にしてあげてください。
 
 
それから、「お母さん昨日出すの忘れちゃって」とか言いながら、渡してあげましょう。
 
 
安心できるお家で、このような困っていることを言葉にしてもらえる経験を重ねることで、自分が困っていることが自覚できるようになっていきます。そして、困っていることを他の人に伝えて助けてもらえた。助けてもらってもいいんだ。と体験から学ぶことができます。
 
 

◆②伝える力を育てる

 
 
そして2つ目のキーは伝える力を育てることです
 
 
今自分は困っているんだと気づけるようになっても、伝える力が育っていないとスムーズに相談しにくいものです。
 
 
そこで、伝える力を育ててあげるために、子どもの好きなことを話してもらう機会を作ることをオススメします!
 
 
毎日夕食時や寝る前などに「今日あった楽しかったことは何?」と質問するのもいいですし
 
 
子どもが好きなゲームやアニメの話をしてもらうのでもOK。毎日は難しくても、できるときに週に何回かお話する機会が取れるといいですね。
 
 
「○○君が今やっているゲームってどんなゲームなの?」
 
 
「今○○君が好きなアニメは、どんな展開になってる?」「一番好きなキャラクターは誰だっけ?」という感じで質問してみて
 
 
子どもが話してくれたら
 
「へーそうなんだ!」
 
「うん、うん!それで?」
 
「お母さん、知らなかったよ!」
 
「話してくれてありがとうね。お母さん嬉しいよ」
 
と言う感じで、笑顔で聞いてあげましょう
 
 
伝えることって楽しいと感じられるようにしてあげると伝える力が育ちやすいです。
 
 
子どもは小学校高学年になっても、お母さんに注目してもらえるのは嬉しいものです。お母さんに自分が好きなことについて話すのを笑顔で聞いてもらうだけでも肯定されていると感じて、楽しい気持ちになれるんです!
 
 
楽しく伝える経験を積むことで、伝えることに自信がつき自ら伝えられるようになっていくんですよ。
 
 
 
 
伝える力を育てながら、実際の困った場面でお母さんに困っていることや「手伝ってくれる?」と伝えられたり、「ありがとう」と言えたりしたら、ぜひ肯定してあげてくださいね。
 
 
いかがでしたか?
 
 
自己表現が苦手で、困ったときに相談できない子どもの相談力を育てるのに効果的なのは
 
 
・困っていると気づく力を育てる
 
・伝える力を育てる
 
 
というのが2つのキーです。
 
 
お母さんの適切な対応で、子どもに自信をつけながら相談力を育ててあげてくださいね!
 
 
また、「集団行動が苦手!」というお悩みの解決法は、こちらの記事で紹介しています。合わせてチェックしてくださいね。
 
 
 
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執筆者:山田ちあき
(発達科学コミュニケーションリサーチャー、臨床心理士)

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