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子どものダルさは病気かも?思春期に起こりやすい起立性調節障害は早めに対策!

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暑くて毎日ゴロゴロしているのは怠けではないかもしれません!思春期に起こりやすい起立性調節障害を知って、早めに対策していきましょう。お母さんが焦らず対応することで子どもも安心して回復していくことができますよ。

【目次】

 

1.起立性調節障害とは

 
 
起立性調節障害(OD:Orthostatic Dysregulation)という病気を知っていますか?
 
 
・朝、起きられない
・立ちくらみが起きやすい
・全身がだるい
・食欲が出ない
・立っていると気分が悪くなる
・動悸がする
・頭痛がする
・夜になかなか寝つけない
・イライラ感が起き、集中力も低下しやすい
 
 
このような症状がみられる病気です。
 
 
小学校高学年から中学生の思春期前後から起きやすいといわれています。急激な身体発育のために自律神経の働きがアンバランスになった状態です。
 
 
 
 
人は、寝ている姿勢や座っている姿勢から立ち上がるときに、一時的に血圧が低下します。けれども通常は、自律神経の働きにより、下半身の血管が反射的に縮まって、下半身に血液がたまるのを防ぎます。
 
 
しかし、起立性調節障害がある人では、自律神経の反応に遅れが起きて下半身に血がたまってしまい、脳や心臓に戻る血液が足りなくなってしまい、立ちくらみなどの症状が出るのです。
 
 
起立性調節障害の子どもは、学校を欠席したり引きこもりがちになってしまうこともあります。
 
 
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2.ゴロゴロ怠けているだけ?という錯覚

 
 
昨年の春休み頃、小学3年生になったばかりの娘の体調に異変がみられるようになりました。
 
 
それまでは早起きの習慣がついていたのに、朝起きるのがしんどくなってきてしまいました。起きても「クラクラする…」と言い、一日中ゴロゴロしていました。
 
 
一緒に買い物や散歩に行くと、長い時間歩くことがしんどい様子でした。スーパーに行ってレジに並ぶと顔色が悪くなり、「気持ち悪い」「クラクラする」と言うことが多くなりました。
 
 
夜にお風呂に入るとすぐにのぼせて脱衣所でうずくまってしまうことも…
 
 
ただ、ゴロゴロしながらも遊ぶことや食べることはできていました。ゴロゴロした後に起きてダンスをしたりお手伝いをしてくれたりもできました。
 
 
必要時以外はゴロゴロしている娘を見て、春休み中だからといって怠け過ぎじゃないの?と感じました。
 
 
しかし、春休み明けも立ちくらみやダルさが収まることはなく、学校を休む日が増え始めました。
 
 
娘本人は、学校を欠席するとき、
 
 
「起きるの辛い、学校もおもしろくない…」と言っていました。
 
 
「学校が嫌で体調が悪いのかな?」
「もっと頑張らせて学校へ行かせた方がいいのかな?」
 
 
私はそのように感じて葛藤することが多くなりました。
 
 
 
 
娘の様子を見ていて、ふと、「起立性調節障害?」と頭によぎりましたが、中学生頃からなるものだと思っていたので最初は「ただダラダラしているだけでは?」と思ってしまったのです。
 
 
起立性調節障害は、怪我などのように悪いところが目に見えるわけではないので、周囲の大人にとっては「怠けている」と錯覚してしまうことが少なくないです。
 
 
ですが、この錯覚に陥り、子どもに対して、
 
 
「根性が足りないから起きられない」
「昔だったら眠くてもなんとか学校へ行ったもんだよ」
 
 
と言ってしまうことは絶対にNGです!
 
 
起立性調節障害は病気です。
 
 
無理やり頑張らせるのではなく、適切な対処法をとることが必要です。
 
 
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3.起立性調節障害にはこの対策で乗り切ろう!

 
 

◆心のケアを行いましょう

 
 
起立性調節障害になった子ども自身、体調が悪くて学校へ行けないと不安だし、罪悪感を抱きやすいです。
 
 
「これくらいのことで休んでいいんだろうか?」
「なんでこんなに体調が悪いの?」
 
 
とネガティブに考えてしまいます。
 
 
特に繊細なタイプのお子さんの場合、「学校には行かないと」と、無理に頑張って登校して余計に体調が悪化してしまうこともあります。
 
 
体調がしんどいときは、「ゆっくり休みなよ」安心して休んでいいいということを保証してあげましょう。
 
 
また、起立性調節障害について子どもに説明してあげて原因を理解させてあげることも大事です。
 
 
「成長期には、体が急に大きくなるから、体の中の血やお肉がついていけなくてフラフラしちゃうんだって。」と、私は娘に説明しました。
 
 

◆生活リズムを整えましょう

 
 
朝起きにくく、夜になると元気になってくるので、ついつい生活リズムが夜型になってしまいます。
 
 
そうなるとどんどん悪循環になって、朝起きれずどんどん登校できなくなってしまいます。
 
 
「学校に行けても行けなくてもどちらでもいいから、朝○時には起きるようにしよう。」
 
 
と無理しすぎない時間を親子で相談して、朝早めに目を覚まし、少しずつ起きるように習慣づけるとよいですよ。
 
 
血圧は、起床後に上昇していきます。我が家の娘は朝6時前に起きて、ゆっくり身支度をして8時に登校するころには調子良く動けるようになるようです。
 
 
ただし、とてもとても起きるのがしんどく、子どもが学校へ行くことも望んでいない場合は親が一方的に決めて起こしても意味がないのでゆっくりと寝かせて体と心を休ませてあげるようにしてください。
 
 

◆運動と正しい食生活を気をつけましょう

 
 
学校へ登校する日は、登下校で歩くので必要な運動ができますが、お休みした日はなかなか体を動かす機会が減ってしまいます。
 
 
子どもの好きな運動で構わないので、お家でできる方法で体を動かすようにしましょう。
 
 
ダンス
お手伝い
バランスボール
ストレッチ
運動のできるゲーム
 
 
等、楽しく過ごせるものに誘ってみましょう。外に出られるときは買い物や散歩に付き合ってもらうのも良いでしょう。
 
 
また、食事のとり方も大事になってきます。
 
 
十分な水分と塩分を摂りましょう。血液循環を良くして血流を巡らせるためには、1日1.5〜2.0リットル以上の水分通常より多めの塩分が必要です。
 
 
 
 
お味噌汁やスープを毎食とることがおすすめです。
 
 
また、甘いおやつを過剰にとることを控えましょう。白砂糖は体を冷やす作用があるのでなるべく控えた方がよいですよ。体が冷えると体内の循環が滞ってしまいます。
 
 

4.起立性調節障害は早めの対応がマル!

 
 
娘が起立性調節障害だとわかったことで、学校へダラダラしていないで登校した方がいいのでは?という気持ちがなくなり、早期に発見できてよかったと思います。
 
 
ちゃんと病気を理解していなかったら「ちょっとはシャキッとして学校行っておいで!」と声をかけてしまっていたかもしれません。
 
 
休みたい時には安心して休めたことで、症状も悪化せずに快方へ向かっていきました。最初は週に数回休んだり、遅刻をして行ったりしていたのが1ヶ月ほどで毎日全部の時間に学校へ行けるようになりました。
 
 
毎日登校できるようになってからも、時々疲れがたまり、まとめて数日お休みすることもあります。ですが、今回お伝えした方法を行なうことで調子を戻すことができています。
 
 
夏は気温も高く、起立性調節障害の子どもにとっては負担が大きく大変な季節です。「うちの子のゴロゴロした姿は単なる怠けじゃないのかも?」と早めに気づいたお母さんは、ぜひ、対策も早くしてあげてくださいね。
 
 
 
 
 
呼吸法をして自律神経を整えるのもオススメです!
 
 
 
運動する前には足裏も刺激してあげると体の循環が良くなります!
 
 
 
症状が強い場合は、服薬が必要な場合もありますので病院でお医者さんと相談してくださいね。子ども達が暑い夏を楽しく乗り切れますように!
 
 
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執筆者:すずき真菜
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)
 

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